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第2回定例会 6月19日(木) 本会議(一般質問1日目)
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内容
会議録
第2回定例会
6月19日(木) 本会議(一般質問1日目)
市民連合
濵岡 歳生 議員
1.下関市の災害井戸の状況と防災
2.関係人口の創出
【下関市議会 本会議確定版】
△一般質問
○副議長(板谷 正君)
休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を継続いたします。
4番、濵岡歳生議員。(拍手)
〔濵岡歳生君登壇〕
○濵岡歳生君
市民連合の濵岡歳生です。今回は2問ほど質問していきたいと思います。
まず第1に、内閣官房水循環政策本部事務局から2025年2月4日付で、第3回災害時における地下水等活用推進に向けた有識者会議があり、その文書が出ました。2025年2月6日付で、宮崎日日新聞が伝えています。公共や民間の災害井戸があるのは、政府の調査に該当した1,490自治体のうち473――31.7%にとどまることが6日までに分かっています。井戸があれば断水しても地下水を活用できるため、能登半島地震をきっかけに代替水源として注目されています。政府は、設置促進に向け、工事の流れや水質の目安などに関する指針を作成し、2024年度に自治体に周知するということでした。
下関の災害井戸の状況と防災井戸の活用を地域防災計画に入れているのか、それと下関の状況をお示しください。
○総務部長(笹野修一君)
災害時の井戸の利用ということで、今御案内のあったとおり、国におきまして今年の3月にガイドラインが制定をされております。まず本市の状況でございますが、地域防災計画の中で、災害応急対策計画第4編の第2章第16節というところで、給水体制の確立というのを記載しております。この中の3番で応急給水活動の中で、水源の確保ということで、配水池がまず一番ということと、飲料貯水施設ということで受水槽とか高架水槽といったところの話と、その次に井戸ということで、個人保有の井戸、それから事業者の保有の井戸ということで記載をしております。
まず水源の確保ということで井戸の利用についても、非常に有用と考えておりますが、一方で井戸は個人の財産でありますことから、使用に当たりましては、井戸の保有者に協力いただくというのが必要であるとともに、井戸の使用するエリアというのが、こちらのガイドラインのほうにも記載がありますが、住民が無理なく運べる距離――大体500メートルぐらいを想定しておりまして、そのエリア内で自助・共助の中で活用いただけたら、差し支えないのかなと考えております。
○濵岡歳生君
下関で今、井戸の数はどのぐらいというのは、市のほうで把握とかしてらっしゃるのですか。
○総務部長(笹野修一君)
ちょっと数字については把握をしておりません。
○濵岡歳生君
ここに内閣官房水循環政策本部事務局ということで、2025年2月4日に災害用井戸施策実態調査結果というのがあるのですけど、それともう一つ、こちらのほうが、こっちも内閣官房水循環政策本部が令和7年の3月に出した「災害時地下水利用ガイドライン~災害用井戸・湧水の活用に向けて~」ということで、それぞれ冊子が出ているのですが、下関のほうではこういったことは把握されているのでしょうか。
○総務部長(笹野修一君)
今2つ御提示いただきましたけど、そのうちの1つのガイドラインのほうは、このたび3月の発出ということで、内閣官房と国土交通省のほうから出ているという書類で、こちらのほうは目を通しております。
○濵岡歳生君
具体的に下関は、4町と旧下関市内で、特に調査とかしたことはないのでしょうか。
○総務部長(笹野修一君)
災害用の井戸ということでの調査はしておりません。ただ井戸を利用される方におきましては、定期検査――項目の検査というのがありまして、義務付けられているわけではありませんが、保健所のほうに一般項目の検査ということで、ちょっとこれは保健部のほうからいただいた資料ですが、昨年度で約80件ぐらいボーリングをされて、そのうち70件ぐらいが12項目の点検をされていると聞いております。
○濵岡歳生君
今の状況では80件のうち70件ぐらいということですけど、災害が起きたときに、下関市というのはどういうふうな対策を、起こそうとしているのでしょうか。
○総務部長(笹野修一君)
冒頭で申し上げましたとおり、水源の確保ということで非常に重要なことだろうと思います。その上で配水池の確保が第一優先かなと思いますので、ちょっと所管は上下水道局になりますけれども、主要な配水地の耐震化とか、そういうところをしっかり進めていただいて、必要なときはそちらからの水を確保する、あるいは災害の程度にもよりますけど、広域的な災害になれば水道協会のほうから広域的な支援というのもあったりしますので、そういったところをしっかり生かしたいと思いますし、今の井戸水は、ガイドラインのほうにもあるのですが、あくまでも生活用水ということで、飲料水ではないということで、そこまで厳格な水質の基準を求めていませんと明記されておりますので、むしろ日頃から安全な水を飲んでいただくということで、我々のほうもこちらの防災計画のほうにも書いておりますけど、配水池のほうをしっかり重点化したいと考えております。
○濵岡歳生君
水道局さんのほうで、今のことに対して、そういったマニュアル的なものがあるのでしょうか。
○上下水道局長(伊南一也君)
上下水道局といたしまして、災害が発生した際の我々の対応といたしましては、まず災害状況の把握、それから被災状況の把握、それから場合によっては応急的な措置を取っていくということと、後は断水が発生しているという状況であれば、給水車、給水タンクなどで安全な水を届けるということになると思います。そういったマニュアルというか、そういう指針はホームページでも示しております。
○濵岡歳生君
今のいろんな回答をもらったので、ある程度市のほうで把握していて、個々の井戸水は飲めないにしても、多分石川県で起きた地震の後、皆さんが困ったのは生活用水――飲むものではなく、トイレとかいろんなものに使う水というのがとても不足して困ったと思うのですけど、そういった対応的なものは、水道局、そして市のほうでお考えなのでしょうか。
○上下水道局長(伊南一也君)
繰り返しになりますけど、先ほど言いましたそういった給水車、給水タンクという形で、水を被災地に届けるということをまず第一に考えます。またそれで不足するようでありましたら先ほど総務部長が申しましたとおり、ちょっと広域的な支援をまた呼びかけてお願いするということになろうかと思います。
○濵岡歳生君
この文書を読んでみると、井戸施策実態調査結果ということで、下関もこういった井戸の実態調査というのは行われているのですか。
○総務部長(笹野修一君)
恐らくその調査結果というのが出ているということであれば、全国の自治体に調査をされたのだと思います。具体的にどこでどういうふうな内容で答えたかというところまでは、ちょっと今はすみません、手元に資料がありませんので、内容は控えさせていただきます。
○濵岡歳生君
井戸関係で水道局のほうでは、そういった依頼とかあったのでしょうか。
○上下水道局長(伊南一也君)
依頼ですか。(「井戸と水道の関係」の声あり)
井戸のほうは水道局として、まだ把握をしておりません。
○濵岡歳生君
分かりました。何か災害があったときに、地元の井戸はかなりあるのですけど、どこの井戸を使っていいのかというのも、なかなか今は難しいのだろうなとは思います。日頃からそういったことを市民の方も気をつけていかないと、何かあったときに、どこに水をもらいに行ったらいいかで、一番困っていたのが、やはりトイレとか、そういった汚物の処理とか、そういったことが災害のいろんな新聞を見ると挙がってきています。ぜひ下関市でも、こういったことに対応するようなことを、きちんと持っていてほしいと思っています。
今、国のほうがこうやって災害用井戸実態調査というのがあるのですけど、それと内閣官房のほうから、災害時地下水利用ガイドラインということで、災害用井戸・湧水の活用に向けてという、こういった指針がきちんと出ているので、下関でも何かあったときに慌てないように、この文書をそれぞれのところで皆さん周知して、対応をすぐできるようにお願いしたいと思います。
次に行きます。関係人口の創出ということで、1番目に若者や女性に選ばれる地方など、10年後に目指す姿を提示ということで、関係人口創出とはどういう意味かということで、若者や女性に選ばれる地方など、10年後に目指す姿を提示、地方移住でも観光でもない、地域の多様な関わりを通して、地域に貢献し地域活性化に貢献する人材を増やしていくことで、具体的には副業や兼業、テレワーク、ボランティアなど、都市部の人材が地方に多様な形で関わることを促進し、地域とのつながりを求めていくことを指しますということで、関係人口創出ということで、総合政策部のほうに問いかけたのですが、それに対してどういったお考えなのでしょうか。
○総合政策部長(佐藤 武君)
まず10年後に目指す姿、それと関係人口という考え方ですけれども、関係人口につきましては、もうかなり前から総務省が定義しておりまして、私どものほうとしては、関係人口は入口であって、その中で交流人口、まず観光とかで関わっていただくという形で、地域外の外貨とかを稼ぐということと、それとあと移住者で来られた方は、できる限りずっと継続して住んでいただくという定住という形でございます。
もう一つは、コロナ禍で促進してきたのですけれども、新しい生活スタイルとして多地域居住とか、多地域就業という形で、このような方々というのを受け入れると、当然、地域外の外貨も増えますし、新しいビジネスで地域と接したコミュニティーという形で、そういった3つとも三種三様ではあるのですけど、その貴重な入口として関係人口というのを捉まえております。
○濵岡歳生君
下関自体としたら、関係人口とかそういったものを皆さんにPRするという、そういったことをされているのでしょうか。
○総合政策部長(佐藤 武君)
関係人口の創出についてですが、まず、ふるさと納税において、地域産品のPRを強化し、寄附者の増加を図るとともに、移住定住トータルサポートセンター「LiveHUBしものせき」がございますけど、ここを拠点に魅力ある地域資源や暮らしの情報、各種移住支援メニューを発信するなど、本市の認知度・魅力度を高め、関係人口の創出を図っております。
その中で、本市に興味・関心を寄せた移住希望者などの方には、ニーズに沿った相談支援を行っておりますし、また本市へ足を運んでいただき、実際に生活を体験していただく、お試し暮らしを促進するとともに、御希望に応じて地域の方と関わる機会も提供するなど、移住につなげるよう取り組んでおります。
○濵岡歳生君
合併前から豊田町とか豊北町とか、いろんなところがお試しとか、豊田みのりの丘に宿泊したりというようなことをされていたのですけど、そういったことをどんどん今後ふやしていくようなお考えはあるのですか。
○総合政策部長(佐藤 武君)
お試し暮らしは、今トータルで大体200名以上が体験していただいておりまして、今3か所――豊田みのりの丘での山暮らし、それとペンシオーネ島戸の海暮らし、それとあと民間事業者のゲストハウスである中心市街地の町ということで3か所設置しておりますけれども、やはり移住を決定するとか、本市に移住を希望されている方というのは、やはり実際に入ってみないと、外からでは分からないということで、代表質問のときにもちょっとお答えさせていただいたのですけど、今そういう民間事業者と一緒に、お試し暮らしの施設を増やそうと取り組んでいるところでございます。
○濵岡歳生君
お試し暮らしの分で、ネットとかで皆さんに紹介とかもやっているのですか。
○総合政策部長(佐藤 武君)
当然、移住サイトとかでお試し暮らしはできますよということで、本市では最長が4泊5日で、ちょっと短いという御指摘もあるのですけども、そういった形でPRをしております。
○濵岡歳生君
関係人口の創出ということで、どういうのかと思って調べたのですけど、若者や女性に選ばれる地方など、10年後に目指す姿を提示ということで、地方移住でも観光でもない地域との多様な関わりを通して、地域に貢献し地域活性化に貢献する人材を増やしていくことで、具体的には、副業や兼業、テレワーク、ボランティアなど、都市部の人材が地方に多様な形で関わることを促進し、地域とのつながりを深めていくことを指しますということで、関係人口創出とは、移住した定住人口や観光ではなく、都市に暮らしながらも、地域と継続的に多様な形で関わる人を増やすことで、地域を活性化させる取組のことです。地方の課題解決や地域資源の活用など、多様な形で地域と関わることで、地域に新たな息吹をもたらすと期待されていますということで、今、下関市に来られた方がいろんなことで発信もしていただいていると思うのですが、特筆すべきというか、そういったものがあれば部長、何かございますか。
○総合政策部長(佐藤 武君)
関係人口の定義というのは、もう最終的には先ほど申し上げたように3つ、できれば定住が一番よろしいかと思いますけど、まず代表的な取組といたしましては、一つの制度に地域おこし協力隊がございます。これは地域おこし協力隊ということで一旦下関に移住するので、市民にはなるのですけど、きっかけとしては、全国津々浦々いろんな方々が、新しい取組をしたいということで、それを望んで地域おこし協力隊という制度を活用して、本市にも、今全部で8名が現役で活動されておりますけど、そういった方々を下関で活動し、そして最終的には下関で定住なりを進めていきたい、起業とかを進めていきたいという意向はあります。
それとあともう一つ、関係人口の今の生活スタイルに合った、例えばデジタルノマドとか、多地域居住・多地域就業の方々という部分につきましては、特に今、豊北地域でリノベーションまちづくりをやっておりますけれども、そういうゲストハウスとか、いわゆる遊休資産を活用して、そういう方々が活動できる拠点、ゲストハウス的なもの、そういうのを環境整備し、そして下関でビジネスをしたいという方々のフィールドで、そういう方々を呼び込むことで当然地域と関わったら、新しいビジネスとか、また地域も刺激されて、地域活性化につながるのではないかという取組も行っているところです。
○濵岡歳生君
今、下関市でいろんな人が来て、いろんなことをやってくれているということで、よく分かりました。やはり下関市自体、私も生まれ育ったところでもありますし、ぜひ多くの人に下関を知ってもらいたいなと思います。副市長も下関に来てから、いろんなこと、いいことがたくさんあっただろうと思っています。市長も、下関をどんどん良くしたいと、いつもおっしゃっていますが、私自体、豊浦町だったのですけど、やはり皆さんが暮らしやすいまちをつくるというのが一番だと思いますので、ぜひ、これからの市長の手腕を楽しみにしていますし、皆さんそれぞれの部署で、市民のため、そして自分ら、やはり家族とかも、いい下関であるように、それぞれ頑張っていただきたいと思います。
ちょっと早いですけど、以上で終わりたいと思います。ぜひそれぞれの立場で頑張っていただきたいと思います。以上です。(拍手)
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