【下関市議会　本会議確定版】

△諸般の報告
○議長（香川昌則君）
　ただいまから令和６年第３回下関市議会定例会を開会いたします。
　これより本日の会議を開きます。
　この際、諸般の報告をいたします。今期定例会では、市長より報告案件として、報告第２５号「令和５年度下関市継続費精算報告書」から、報告第３５号「専決処分の報告について」までの各報告書を受理いたしております。以上１１件の報告書は、いずれも御手元に配付いたしております。
　本日の議事日程は、御手元に配付のとおりであります。
　以上で報告事項を終わります。
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△会議録署名議員の指名
○議長（香川昌則君）
　日程第１　「会議録署名議員の指名」を行います。本日の会議録署名議員は、田中義一議員及び桧垣徳雄議員を指名いたします。
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△会期の決定
○議長（香川昌則君）
　日程第２　「会期の決定」を議題といたします。
　お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から９月２４日までの２７日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。本池議員。
○本池涼子君
　会期について、開会から閉会までのことに関して、異議があるわけではないのですが、席上に配付されたものを見ますと、経済委員会の日程が、今回１日になっておりまして、事前に経済委員に対して委員会の日程が配られていますが、ボートレース企業局から農林水産振興部まで、ほぼほぼ入っていますので、もう少し分けて、しっかり審議ができるように、せめて２日で、どちらかが短くなってでもいいので、ちゃんと審議できる日程にしていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○林　昂史君
　御質問ありがとうございます。委員長としては、事前にレクチャーを受けていて、その中の内容を精査した上で、１日で十分であろうと判断をさせていただいたので、この日程で提出させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○本池涼子君
　委員長の御判断ということなのですけれど、今回深坂の自然の森、森の家の個別施設計画ですとか、ボートレースの事業会計決算もありますし、あと農林では災害系もかなりあると思うのです。そういうことになると、総合支所からも来なければいけなくなるし、そういう方たちを何時間も待たせてしまうということを考えれば、夜、定時を過ぎてもやるというよりは……。するならしますけど、ぴしっと分けて、それに取り組んだほうが、これだけ見ると１日で済ませないといけないという、委員側も、質問をしないのかということになってきますし、何かその辺りは質問をしっかりして、市民に対してきちんとチェックしているという委員会の姿勢も大事なのではないかと私は思いますので、もし検討できるのであれば、まだ休会日もありますし、考えていただきたいと、お願いをいたします。
○議長（香川昌則君）
　ほかにございますか。
　　〔なし〕
○議長（香川昌則君）
　それでは、御異議ございませんか。
　　〔なし〕
○議長（香川昌則君）
　御異議なしと認めます。よって会期は２７日間と決定いたしました。
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△議案の審議
○議長（香川昌則君）
　日程第３　議案第１３９号「令和６年度下関市一般会計補正予算（第３回）」から、日程第３２　議案第１６８号「製造請負契約締結について」までの３０件を一括議題といたします。
　議案第１３９号　令和６年度下関市一般会計補正予算（第３回）
　議案第１４０号　令和６年度下関市港湾特別会計補正予算（第２回）
　議案第１４１号　令和６年度下関市渡船特別会計補正予算（第１回）
　議案第１４２号　令和６年度下関市市場特別会計補正予算（第１回）
　議案第１４３号　令和６年度下関市介護保険特別会計補正予算（第１回）
　議案第１４４号　令和６年度下関市ボートレース事業会計補正予算（第１回）
　議案第１４５号　行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
　議案第１４６号　予算の執行に関する下関市長の調査等の対象となる法人の範囲を定める条例
　議案第１４７号　下関市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
　議案第１４８号　下関市税条例の一部を改正する条例
　議案第１４９号　下関市地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
　議案第１５０号　下関市国民健康保険条例の一部を改正する条例
　議案第１５１号　下関市子どものための教育・保育給付等に関する条例の一部を改正する条例
　議案第１５２号　下関市自転車の安全で適正な利用促進に関する条例の一部を改正する条例
　議案第１５３号　指定管理者の指定について（下関市安岡地区複合施設）
　議案第１５４号　辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の策定について（六連島辺地、角島辺地）
　議案第１５５号　辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画の変更について（蓋井島辺地）
　議案第１５６号　令和５年度下関市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
　議案第１５７号　令和５年度下関市工業用水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
　議案第１５８号　令和５年度下関市公共下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
　議案第１５９号　令和５年度下関市病院事業会計資本剰余金の処分について
　議案第１６０号　令和５年度下関市ボートレース事業会計未処分利益剰余金の処分について
　議案第１６１号　工事請負契約の一部変更について（下関市立大学看護学部棟（仮称）建築主体工事）
　議案第１６２号　工事請負契約締結について（菊川中央地区浄化センター災害本復旧工事）
　議案第１６３号　工事請負契約締結について（下関市立彦島中学校ほか６校特別教室空調設備設置工事）
　議案第１６４号　工事請負契約締結について（下関市立東部中学校ほか５校特別教室空調設備設置工事）
　議案第１６５号　工事請負契約締結について（下関市立安岡中学校ほか５校特別教室空調設備設置工事）
　議案第１６６号　工事請負契約締結について（火の山公園山頂アスレチック等整備工事（その１））
　議案第１６７号　工事請負契約締結について（令和６年度長府地区航路（－１１ｍ）浚渫工事）
　議案第１６８号　製造請負契約締結について（下関市・美祢市・長門市高機能消防指令センターシステムの製造等）
○議長（香川昌則君）
　提案理由の説明を求めます。島崎副市長。
　　〔副市長島崎敏幸君登壇〕
○副市長（島崎敏幸君）
　議案第１３９号から議案第１６８号までを一括して御説明いたします。
　議案第１３９号から議案第１４４号までは、いずれも補正予算に係るもので、議案第１３９号は、一般会計に係る補正予算で、第１条において、歳入歳出予算にそれぞれ１４６億２，５２７万７，０００円を追加しようとするものであります。
　その内容は、総務費では、人口定住促進業務として、公民共創の取組を加速させるため、地域力創造アドバイザー招聘に係る経費５６０万円、ボートレース未来基金積立金として、ボートレース事業会計の剰余金処分において、一般会計への繰り出しとして処分される利益剰余金を受け入れ、基金に積立てを行うための経費１２０億円を、それぞれ計上しようとするものであります。
　民生費では、私立保育所援護対策業務として、国の配置基準を超えて３歳未満児クラスに保育士を配置する私立保育所等への支援に係る経費８，４９０万円、子ども・子育て施設整備事業として、黒井こども園の浄化槽設置に係る経費４，０００万円を、それぞれ計上しようとするものであります。
　衛生費では、予防接種業務として、新型コロナウイルス予防接種による健康被害が認定された方に対する予防接種対策給付金の増額４，３００万円、地球温暖化対策業務として、公共施設ＬＥＤ照明導入促進事業に係る経費の減額１，１００万円を、それぞれ計上しようとするものであります。
　農林水産業費では、市有林、林道管理業務として、林道の災害防止対策に係る経費３，０５０万円を計上しようとするものであります。
　商工費では、観光宣伝業務として、デジタルノマドの誘致を推進するための経費１，０００万円を計上しようとするものであります。
　土木費では、新総合体育館整備事業として、物価高騰等に伴う経費の増額１億５，３６７万７，０００円、火の山公園再編整備事業として、国からの補助金の内示が減額したことに伴う事業費の減額３億円、公営住宅建設事業として、のり面の崩落予防工事に係る経費６００万円を、それぞれ計上しようとするものであります。
　消防費では、災害対策業務として、７月の豪雨による災害応急復旧に係る経費１億５，４００万円を計上しようとするものであります。
　災害復旧費では、現年発生災害復旧事業として、７月の豪雨により被災した農業用施設、林業用施設及び土木施設の災害復旧事業費２４億８６０万円を計上しようとするものであります。
　また、第２条において、火の山公園再編整備事業に係る継続費の変更を、第３条において、黒井こども園浄化槽設置工事ほか７件に係る繰越明許費の設定を、第４条において、海響館ライトアップ整備事業ほか２件に係る債務負担行為の追加及び変更を、第５条において、児童福祉施設整備債ほか４件に係る地方債の追加及び変更をしようとするものであります。
　議案第１４０号は、港湾特別会計に係る補正予算で、第１条において、歳入歳出予算にそれぞれ７，０００万円を追加しようとするものであります。その内容は、新港地区ふ頭用地整備事業として、仮設待合施設の整備及び荷さばき地の貨物量増加に対応した施設整備に係る経費７，０００万円を計上しようとするものであります。また、第２条において、新港地区ふ頭用地整備事業債に係る地方債の変更をしようとするものであります。
　議案第１４１号は、渡船特別会計に係る補正予算で、蓋井島航路船員宿舎借上料に係る債務負担行為の変更をしようとするものであります。
　議案第１４２号は、市場特別会計に係る補正予算で、第１条において、歳入歳出予算にそれぞれ１，２００万円を追加しようとするものであります。その内容は、市場管理業務として、南風泊市場海水設備等の修繕に係る経費１，２００万円を計上しようとするものであります。
　議案第１４３号は、介護保険特別会計に係る補正予算で、第１条において、歳入歳出予算にそれぞれ４億２，５２４万６，０００円を追加しようとするものであります。その内容は、介護給付費準備基金積立金６，６９１万９，０００円及び過年度収入払戻金３億５，８３２万７，０００円を、それぞれ計上しようとするものであります。
　議案第１４４号は、ボートレース事業会計に係る補正予算で、第２条において、収益的支出として、令和５年度決算額に基づく地方公共団体金融機構への公営競技納付金１１億７４２万３，０００円を計上しようとするものであります。
　次に、一般議案について御説明をいたします。
　議案第１４５号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、同法を引用している文言を改正後のものに改めるため、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１４６号は、地方自治法施行令第１５２条第１項第３号及び第４項第２号の規定に基づき、予算の執行に関する市長の調査等の対象となる法人の範囲を定めるため、予算の執行に関する下関市長の調査等の対象となる法人の範囲を定める条例を制定しようとするものであります。
　議案第１４７号は、緊急消防援助隊出動手当の額を改定するため、下関市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１４８号は、地方税法等の一部改正に伴い、寄附金税額控除に関する規定の改正など、所要の条文整備を行うため、下関市税条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１４９号は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、地域包括支援センターの職員の配置基準に係る員数の算定方法の柔軟化など、所要の条文整備を行うため、下関市地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１５０号は、国民健康保険法の一部改正に伴い、被保険者証の返還に係る罰則規定の削除など、所要の条文整備を行うため、下関市国民健康保険条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１５１号は、第２子以降の子どもに係る保険料額について、無料化を明記するなど、所要の条文整備を行うため、下関市子どものための教育・保育給付等に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１５２号は、自転車損害賠償責任保険等への加入義務等について必要な事項を定めるため、下関市自転車の安全で適正な利用促進に関する条例の一部を改正しようとするものであります。
　議案第１５３号は、下関市安岡地区複合施設の管理を行わせるため、指定管理者を指定しようとするものであります。
　議案第１５４号は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、六連島辺地及び角島辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定しようとするものであります。
　議案第１５５号は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、蓋井島辺地に係る公共的施設の総合整備計画を変更しようとするものであります。
　議案第１５６号から議案第１６０号までは、いずれも地方公営企業法の適用を受ける事業の剰余金の処分に係る議案で、議案第１５６号は、令和５年度下関市水道事業会計決算において、議案第１５７号は、令和５年度下関市工業用水道事業会計決算において、議案第１５８号は、令和５年度下関市公共下水道事業会計決算において、それぞれ生じた未処分利益剰余金を、議案第１５９号は、令和５年度下関市病院事業会計決算において生じた資本剰余金を、議案第１６０号は、令和５年度下関市ボートレース事業会計決算において生じた未処分利益剰余金を、それぞれ処分しようとするものであります。
　議案第１６１号は、令和５年９月２６日に可決されました下関市立大学看護学部棟（仮称）建築主体工事に係る請負契約について、請負代金額を１４億１，３５０万円から１５億７３４万８，７００円に変更しようとするものであります。
　議案第１６２号から議案第１６７号までは、いずれも工事請負契約締結に係る議案で、議案第１６２号は、菊川中央地区浄化センター災害本復旧工事について、株式会社荏原電算九州営業所と２億２，８８０万円で、議案第１６３号は、下関市立彦島中学校ほか６校特別教室空調設備設置工事について、新ホーム・小林設備・冷機サービス下関市立彦島中学校ほか６校特別教室空調設備設置工事共同企業体と２億７，７２０万円で、議案第１６４号は、下関市立東部中学校ほか５校特別教室空調設備設置工事について、中電工・ダイワ技研下関市立東部中学校ほか５校特別教室空調設備設置工事共同企業体と２億５，０８０万円で、議案第１６５号は、下関市立安岡中学校ほか５校特別教室空調設備設置工事について、中電工・ダイワ技研下関市立安岡中学校ほか５特別教室空調設備設置工事共同企業体と２億２，２２０万円で、議案第１６６号は、火の山公園山頂アスレチック等整備工事（その１）について、下関植木・勝山造園・彦島造園火の山公園山頂アスレチック等整備工事（その１）共同企業体と４億６，６４０万円で、議案第１６７号は、令和６年度長府地区航路（－１１ｍ）浚渫工事について、関門港湾建設株式会社と１億６，４１２万円で、それぞれ請負契約を締結しようとするものであります。
　議案第１６８号は、下関市・美祢市・長門市高機能消防指令センターシステムの製造等について、株式会社富士通ゼネラル中四国情報通信ネットワーク営業部と３２億９，４５０万円で、請負契約を締結しようとするものであります。
　以上３０議案について御説明をいたしました。よろしく御審議をお願いいたします。
○議長（香川昌則君）
　質疑はありませんか。
　　〔なし〕
○議長（香川昌則君）
　質疑なしと認めます。
　ただいま議題となっております議案第１３９号ほか２９件は、御手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
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○議長（香川昌則君）
　日程第３３　議案第１１８号「令和５年度下関市一般会計歳入歳出決算の認定について」から、日程第５３　議案第１３８号「令和５年度下関市ボートレース事業会計決算の認定について」までの２１件を一括議題といたします。
議案第１１８号　令和５年度下関市一般会計歳入歳出決算の認定について
議案第１１９号　令和５年度下関市港湾特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２０号　令和５年度下関市臨海土地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２１号　令和５年度下関市渡船特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２２号　令和５年度下関市市場特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２３号　令和５年度下関市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２４号　令和５年度下関市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２５号　令和５年度下関市観光施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２６号　令和５年度下関市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１２７号　令和５年度下関市介護保険特別会計介護保険事業勘定歳入歳出決算の認定について
議案第１２８号　令和５年度下関市介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算の認定について
議案第１２９号　令和５年度下関市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１３０号　令和５年度下関市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１３１号　令和５年度下関市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１３２号　令和５年度下関市市立市民病院債管理特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１３３号　令和５年度下関市公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第１３４号　令和５年度下関市水道事業会計決算の認定について
議案第１３５号　令和５年度下関市工業用水道事業会計決算の認定について
議案第１３６号　令和５年度下関市公共下水道事業会計決算の認定について
議案第１３７号　令和５年度下関市病院事業会計決算の認定について
議案第１３８号　令和５年度下関市ボートレース事業会計決算の認定について
○議長（香川昌則君）
　提案理由の説明を求めます。島崎副市長。
　　〔副市長島崎敏幸君登壇〕
○副市長（島崎敏幸君）
　議案第１１８号から議案第１３８号までを一括して御説明いたします。
　議案第１１８号から議案第１３８号までは、いずれも決算の認定に係るもので、議案第１１８号は、令和５年度下関市一般会計歳入歳出決算について、議案第１１９号は、令和５年度下関市港湾特別会計歳入歳出決算について、議案第１２０号は、令和５年度下関市臨海土地造成事業特別会計歳入歳出決算について、議案第１２１号は、令和５年度下関市渡船特別会計歳入歳出決算について、議案第１２２号は、令和５年度下関市市場特別会計歳入歳出決算について、議案第１２３号は、令和５年度下関市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、議案第１２４号は、令和５年度下関市土地取得特別会計歳入歳出決算について、議案第１２５号は、令和５年度下関市観光施設事業特別会計歳入歳出決算について、議案第１２６号は、令和５年度下関市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算について、議案第１２７号は、令和５年度下関市介護保険特別会計介護保険事業勘定歳入歳出決算について、議案第１２８号は、令和５年度下関市介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算について、議案第１２９号は、令和５年度下関市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、議案第１３０号は、令和５年度下関市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算について、議案第１３１号は、令和５年度下関市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、議案第１３２号は、令和５年度下関市市立市民病院債管理特別会計歳入歳出決算について、議案第１３３号は、令和５年度下関市公債管理特別会計歳入歳出決算について、それぞれ地方自治法第２３３条第３項の規定に基づき、監査委員の意見を付し、認定を求めようとするものであります。
　議案第１３４号は、令和５年度下関市水道事業会計決算について、議案第１３５号は、令和５年度下関市工業用水道事業会計決算について、議案第１３６号は、令和５年度下関市公共下水道事業会計決算について、議案第１３７号は、令和５年度下関市病院事業会計決算について、議案第１３８号は、令和５年度下関市ボートレース事業会計決算について、それぞれ地方公営企業法第３０条第４項の規定に基づき、監査委員の意見を付し、認定を求めようとするものであります。
　以上２１議案について御説明いたしました。よろしく御審議をお願いいたします。
○議長（香川昌則君）
　続きまして、今井代表監査委員。
　　〔代表監査委員今井弘文君登壇〕
○代表監査委員（今井弘文君）
　市長から審査に付されました、令和５年度下関市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況並びに令和５年度下関市公営企業会計決算について審査しましたので、監査委員を代表し、その概要について説明いたします。
　初めに、令和５年度下関市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況について、審査結果の概要を説明いたします。
　審査に付されました各会計の歳入歳出決算書及びその附属書類は、いずれも地方自治法その他関係法令に準拠して作成されており、かつ、記載された計数は関係諸帳簿と符合し、おおむね正確であるものと認められました。
　また、予算執行及びその他関連する事務処理については、適正に処理されているものと認められ、基金の運用状況を示す書類についても、その計数は関係諸帳簿と符合し、会計事務も適正に処理されているものと認められました。
　一般会計及び特別会計の歳入総額は２，３３４億６，１７２万２，６３６円で、執行率９２．８％、歳出総額は２，２７７億３，４５４万８，２８６円で、執行率９０．５％となっています。
　実質収支は、一般会計が４２億４，０３４万６，７３４円の黒字、特別会計が５億５，０８７万８，２７６円の赤字、全会計では３６億８，９４６万８，４５８円の黒字となっています。
　また、全会計における単年度収支は、前々年度、前年度ともに黒字ですが、当年度においては１億４，０４５万１，２９１円の赤字となっています。
　次に、地方財政の統計上統一的に用いられる会計区分で、他の類似団体との比較が可能となる普通会計について説明いたします。
　歳入における自主財源比率は３９．９％で、前年度に比べ３．９ポイント低くなっており、一般財源等の割合は６２．２％で、前年度に比べ２．５ポイント低くなっています。歳出における義務的経費の割合は４８．８％で、前年度に比べ３．３ポイント高くなっています。
　次に、財政分析指標を見ると、財政力指数は０．５４で、前年度と同じとなっています。経常収支比率は９４．４％で、前年度に比べ１．４ポイント低くなっています。実質収支比率は６．６％で、前年度に比べ０．１ポイント高くなっています。
　なお、本市におけるこれらの状況の参考として、類似団体における令和４年度の当該比率及び指標の平均値を、同じく令和４年度の本市の値とともに述べると、歳出における自主財源比率は、類似団体が４６．４％で、本市が４３．８％、一般財源等が歳入総額に占める割合は、類似団体が６０．３％で、本市が６４．７％、歳出における義務的経費の割合は、類似団体が５１．４％で、本市が４５．５％となっています。
　また、財政力指数は類似団体が０．７８で、本市が０．５４、経常収支比率は類似団体が９２．３％で、本市が９５．８％となっています。
　以上、普通会計における当年度の財政状況は、財政力指数及び実質収支比率から見ると、財政力及び実質収支の水準は、前年度とほぼ同様の状況にあると認められます。一方、経常収支比率から見ると、財政構造の硬直化がやや改善したものと認められます。また、普通会計ベースにおける財政調整基金などの積立基金の年度末現在高について、大幅な増加となった前年度から約２５億円減少しています。
　次に、一般会計について説明いたします。
　歳入決算額は１，３８９億４，１６８万２，６０５円で、前年度と比較し６２億９，７０５万６，７１４円減少し、歳出決算額は１，３２６億９，７１８万１，２７９円で、前年度と比較し７３億９，１６６万２，６２４円減少しています。この結果、形式収支は６２億４，４５０万１，３２６円の、実質収支は４２億４，０３４万６，７３４円の、それぞれ黒字となっています。なお、単年度収支は３，３４８万４，６８４円の黒字となっております。
　次に、特別会計について説明いたします。
　令和５年度末の特別会計は、前年度と同じ１５会計で、会計全体の決算額は、歳入９４５億２，００４万３１円、歳出９５０億３，７３６万７，００７円で、この結果、形式収支は５億１，７３２万６，９７６円の、実質収支は５億５，０８７万８，２７６円の、それぞれ赤字となっています。
　特別会計のうち実質収支が赤字となっているのは、前年度と同様、港湾特別会計と臨海土地造成事業特別会計の２会計で、港湾特別会計の不足額１億４，３８９万１，４０６円、臨海土地造成事業特別会計の不足額２３億２，４７７万７，７０２円は、いずれも翌年度歳入の繰上充用により補塡されています。
　また、一般会計からの繰入金が多い主な会計は、介護保険特別会計介護保険事業勘定の４４億６１２万７６７円、国民健康保険特別会計の２６億３３２万４５４円、港湾特別会計の１６億７，０４５万１，６８４円などで、一般会計からの繰入金の合計額は１０７億３，５７９万１，７０１円となり、前年度に比べ１億８，２６０万５，４３４円減少しています。
　次に、財産に関する調書における物品について、一部、当年度末現在高が、現況を正確に反映した数字となっていなかったことが認められました。
　最後に、特定の目的のために定額の資金を運用するための基金について説明いたします。
　審査に付されました下関市奨学基金、下関市土地開発基金及び県収入証紙購入基金の３基金は、いずれも設置の目的に沿って運用され、その執行は適正に処理されているものと認められました。
　以上、令和５年度下関市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況について、審査結果の概要を説明いたしました。
　続きまして、水道事業、工業用水道事業、公共下水道事業、病院事業及びボートレース事業の各事業会計決算を審査の対象とする、令和５年度下関市公営企業会計決算について、審査結果の概要を説明いたします。
　審査に付されました各事業の決算報告書及び財務諸表等は、いずれも地方公営企業法その他関係法令に準拠して作成され、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。
　また、決算報告書及び財務諸表、その他関係帳票との計数は一致し、適正であると認められ、予算執行及び会計事務についても適正に処理されているものと認められました。
　初めに、水道事業会計について説明いたします。
　経営状況は、総収益５９億６，９７８万６，３８１円、総費用５６億７，９２７万１，４４９円で、この結果、当年度純損益は２億９，０５１万４，９３２円の利益となり、利益の額は前年度に比べ２，９３３万５，５１７円増加しています。
　また、キャッシュ・フロー計算書を見ると、当年度に資金は４億２，１１９万３，２２１円増加し、資金期末残高は６９億３，６３６万６，３０４円となっています。
　当年度においては、前年度に引き続き物価高騰に対する支援策として、水道料金の減額措置を実施したことなどから、給水収益により給水費用が賄われない状況が続いています。水道水の安定供給のため、引き続き計画的に施設の更新や耐震化に取り組まれることを望みます。
　あわせて、人口減少等に伴う給水収益の減少、施設などの更新経費の増加、物価高騰の影響などが予測される中、将来にわたり安定した給水体制を維持できるよう、安定的で持続可能な事業運営を進められるよう望みます。
　次に、工業用水道事業会計について説明いたします。
　経営状況は、総収益２億８，４０２万６，２１０円、総費用２億６，６９５万７，２６０円で、この結果、当年度純損益は１，７０６万８，９５０円の利益となり、利益の額は前年度に比べ６９２万４，４７５円増加しております。
　また、キャッシュ・フロー計算書を見ると、当年度の資金は２，８７１万１，９０１円増加し、資金期末残高は２億７，４８９万２，８２９円となっています。
　当年度は、不測の修繕等が発生しなかったことにより、総費用が減少し、純利益は前年度に比べ増加しています。また、有収水量１立方メートル当たりの供給単価は、前年度同様、給水原価を上回る状況となっています。
　施設面において、不測の事態への危機管理体制の強化を図るとともに、老朽した管路の耐震化等の加速化に向けた取組が進められています。
　本市の産業活動に安定的な給水体制の確保は不可欠であることから、持続的で健全かつ安定的な事業運営を進められることを望みます。
　次に、公共下水道事業会計について説明いたします。
　経営状況は、総収益７２億２，７６８万４，０３３円、総費用６８億４，６２１万４，６３４円で、この結果、当年度純損益は３億８，１４６万９，３９９円の利益となり、利益の額は前年度に比べ１億９７２万４，３０３円減少しています。
　また、キャッシュ・フロー計算書を見ると、当年度の資金は３億５，５２４万２，７７３円増加し、資金期末残高は９億７，７０４万２，０８０円となっています。
　当年度においては、有収水量１立方メートル当たりの使用料単価と汚水処理原価について、前年度に引き続き、経営に必要な経費を下水道使用料で賄うことができていない状況が続いています。
　人口減少等に伴う有収水量の減少、施設の老朽化対策に取り組まざるを得ない上、近年多発する集中豪雨による内水氾濫対策も求められる中、今後も安定的に下水道事業を行うため、より効率的な事業運営、経営基盤の強化に取り組まれることを望みます。
　次に、病院事業会計について説明いたします。
　経営状況は、総収益１０億２，８３９万６，３４８円、総費用１１億５，９５６万６，５４４円で、この結果、当年度純損益は１億３，１１７万１９６円の損失となり、損失の額は前年度に比べ１億９４５万９，４８６円増加しています。
　キャッシュ・フロー計算書を見ると、当年度に資金は２４２万５２８円減少し、資金期末残高は１，４９４万５３１円となっています。
　当年度は、前年度に引き続き、発熱外来によるＰＣＲ検査等を実施し、公立病院として、下関市北部地域の中核的な役割を果たしており、地域医療の確保につながっていると考えます。
　病院運営においては、患者数全体では増加したものの、経営状況においては、収支状況は悪化した結果となっています。
　今後も地域の中核的な公的医療機関として、公共の福祉の増進と医療水準の向上に貢献するため、引き続き収益の確保や費用の抑制等の総合的な取組を進め、経営の改善に努められることを望みます。
　次に、ボートレース事業会計について説明いたします。
　経営状況は、総収益１，４６０億７，９６５万８８５円、総費用１，３１６億６，６９２万４，４３５円で、この結果、当年度純損益は１４４億１，２７２万６，４５０円の利益となり、利益の額は前年度に比べ３３億５０６万４，１６３円増加しています。
　また、キャッシュ・フロー計算書を見ると、当年度に資金は１０５億３，９０４万７６２円増加し、資金期末残高は４３６億４，１７５万１，０５０円となっています。
　本市ボートレース事業においては、ミッドナイトボートレースの開催日数の増加、電話投票会員に向けたキャンペーンの実施や動画配信の充実などの戦略的な営業努力により、過去最高であった令和３年度の売上金額を上回る売上げを記録しています。また、本事業の収益は、下関市ボートレース未来基金を通して、子ども・子育て環境の整備をはじめとする多くの事業に充てられ、本市の財政に大きく寄与しているものと認められます。引き続き収益の確保に努められるとともに、老朽化した施設の計画的な改修により事業の継続性を確保されることを望みます。また、地域に開かれたボートレース場の実現のため、ボートレースパーク化に取り組まれることを望みます。そして、地域の活性化や本市の財政に一層貢献されることを期待いたします。
　以上、令和５年度下関市公営企業会計決算について、審査結果の概要を説明いたしました。
　本市は、全国平均を上回る速さで人口減少と少子高齢化が進んでおり、今後、高齢化の進展に伴う社会保障関連経費や大型建設事業に伴う投資的経費の増加により、厳しい財政状況は続くものと考えます。
　歳入に関しては、自主財源の根幹である市税について、税負担の公平性と歳入の確保のため、引き続き高水準の収入率の維持に努められるよう望むとともに、新たな財源確保にも取り組まれるよう望みます。一方、歳出に関しては、社会情勢の変化に的確に対応するとともに、限られた財源を有効に活用するため、事業内容や規模の精査を行い、適切な予算措置とその執行に努めてください。
　「希望の街・下関」の実現に向け、持続可能な、より効率的かつ効果的な行財政運営がなされることを望みます。
　以上をもちまして、令和５年度下関市一般会計及び特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況並びに令和５年度下関市公営企業会計決算についての審査の概要説明といたします。
詳細につきましては、審査意見書を御高覧いただきますようお願いいたします。
○議長（香川昌則君）
　質疑はありませんか。
　　〔なし〕
○議長（香川昌則君）
　質疑なしと認めます。
　ただいま議題となっております議案第１１８号ほか２０件のうち、議案第１１８号から議案第１３３号までの１６件については、９人の委員をもって構成する一般・特別会計決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
　　〔なし〕
○議長（香川昌則君）
　御異議なしと認め、さよう決しました。
　ただいま設置されました特別委員会の委員の選任については、委員会条例第８条第１項の規定により、御手元に配付の特別委員会委員所属表のとおり、９名の諸君を指名いたします。
　次に、議案第１３４号から議案第１３８号までの５件については、御手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
　以上で、本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。