録画中継

第2回定例会
6月25日(火) 本会議(一般質問5日目)
創世下関
吉村 武志 議員
1.学校部活動の地域移行実証事業
【下関市議会 本会議確定版】

△一般質問
○議長(香川昌則君)
 日程第2 これより「一般質問」を行います。本日は、御手元に配付の通告一覧表により、23番から最後の26番までの通告者について行いたいと思います。
 それでは、順次質問を許します。23番、吉村武志議員。(拍手)
  〔吉村武志君登壇〕
○吉村武志君
 おはようございます。創世下関の吉村武志です。よろしくお願いします。
  〔手話を交えながら発言〕
○吉村武志君
 それでは早速、通告に従って質問いたします。
 今回、学校部活動の地域移行実証事業に絞って、観光スポーツ文化部並びに教育委員会にお尋ねします。20日の秋月議員の一般質問と重なるところがあると思いますが、最終日の質問なので、確認のためと周知のために、再度、質問をさせていただきたいと思います。
 最初に、ディスプレーを見ていただきたいと思います。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○吉村武志君
 これは、スポーツ庁のホームページに掲出されています、学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインです。それでは、スポーツ庁、文化庁の考えが示されていますが、総合的なガイドラインの概要についてお尋ねいたします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 令和4年12月に策定された学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインにおいては、学校部活動の適正かつ効果的な活動の在り方や、整備すべき新たな地域クラブ活動の在り方に加え、学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた環境整備、大会等の在り方の見直しの4つの柱で構成されております。当ガイドラインは、少子化の中でも将来にわたって生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保することを目指し、学校部活動が生徒にとって望ましいスポーツ・文化芸術環境となるよう、適正な運営や効率的・効果的な活動の在り方について示すとともに、新たな地域クラブ活動を整備するために必要な対応について、国の考え方が示されたものでございます。
○吉村武志君
 スポーツ庁と文化庁も部活動のためと書いてあります。それでは、次のディスプレーを御覧ください。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに提示〕
○吉村武志君
 これは、文部科学省の部活の関係です。学校の働き方改革を踏まえた部活動の改革の概要です。それでは、この件についてお尋ねします。
○教育長(磯部芳規君)
 学校の働き方改革を踏まえた部活動改革の概要についてお答えをいたします。文部科学省は、令和2年9月1日付の事務連絡「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」において、生徒にとって望ましい部活動環境の構築と学校の働き方改革を考慮し、3つの改革の方向性を示しました。1点目は、教師が必ずしも部活動の指導を担う必要のない業務であることを踏まえ、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築すること。2点目は、部活動の指導を希望する教師は、引き続き休日に部活動を行うことができる仕組みを構築すること。3点目は、生徒の活動機会を確保するため、休日における地域のスポーツ・文化活動を実施できる環境を構築するということでございます。
○吉村武志君
 この文部科学省の働き方改革を踏まえた部活動の改革というのは、先生の今までの指導の在り方を変えるということで、今までと随分変わった方向になると思うのですよね。学校側もこれからどうなるのだろうかとすごく不安を抱えていますので、その辺は後から伺いますけどよろしくお願いします。
 それでは、次のディスプレーを御覧ください。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに提示〕
○吉村武志君
 これは国のガイドライン、概要を受けて山口県の新たな地域クラブ活動の在り方に関する方針が示されています。これはスポーツ庁・文部科学省の方針に従って、県がどういう方向にするかという方針だろうと思いますので、山口県の方針についてお尋ねします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 山口県と山口県教育委員会は、令和5年10月に「山口県新たな地域クラブ活動の在り方等に関する方針」を策定しております。具体的な内容としましては、国のガイドラインに倣い、新たな地域クラブ活動の在り方や学校部活動の地域連携による取組、地域クラブ活動の移行に向けた環境整備、新たな地域クラブの会員が参加する大会等の在り方の見直しについて示した上で、各市町の実情に合わせた改革への段階的な取組を促しているところでございます。当方針は、少子化が進む山口県においても、将来にわたって子供たちのスポーツ・文化活動が継続できる機会を確保するための取組の方向性が示されております。
○吉村武志君
 次に、国のガイドライン、山口県の方針を受けての本市の学校部活動の地域移行実証事業の概要についてお尋ねします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 国のガイドライン及び県の方針に基づき、本市におきましても、学校部活動の維持が困難となる前に、学校と地域との連携により、生徒のスポーツ・文化活動の場を整備する必要があるため、令和5年度から学校部活動の地域移行に向けた実証事業に着手しております。令和6年度につきましては、昨年度から実施しております運動部活動に加え、文化部活動においても実施することとしており、複数の種目等を体験することができるマルチクラブと子供たちや保護者、学校のニーズに基づき実施するニーズクラブに分類し、各運動種目や文化種目のプログラムを編成した実証事業を実施することとしております。
○吉村武志君
 学校の部活動の今後の在り方に関する方針について、国・県、本市の概要は確認できました。
 それでは次に、現在の部活動の状況についてお尋ねしたいと思います。本市市立中学校の部活動の状況について質問します。
 初めに、本市の中学校の生徒数の推移についてお伺いします。10年単位の生徒数の推移を確認したいので、平成24年、令和4年、令和14年、これは見込みになりますけれど、数についてお尋ねします。
○教育長(磯部芳規君)
 下関市立中学校の生徒数の推移についてお答えいたします。平成24年度は6,723人、令和4年度は5,815人であったものが、令和14年度には、推計ですが、約4,800人となる見込みでございます。
○吉村武志君
 今、10年単位で聞いて、平成24年度は6,723人、令和4年度は5,815人、令和14年度の見込みは4,800人で、10年間で1,000人ずつ減っているということで少子化に向けて部活動も大変だろうと思います。
 それでは、本市の中学校の主な部活動名と部員数、それから顧問の先生の数をお願いいたします。
○教育長(磯部芳規君)
 本市の部活動名、部員数、顧問数についてでございます。令和6年4月時点の下関市立中学校の部活動の状況ですが、部活動を常設している学校は22校あります。合計195の運動部がございます。半数以上の学校に設置されている部活動としては、軟式野球、ソフトテニス、サッカー、卓球男子、バレーボール女子、陸上競技があります。設置数が3校以下の部活動としては、水泳競技、柔道、バドミントン男子、バレーボール男子、ソフトボール女子、テニス――これは硬式テニスを指します、があります。また、本年度の中学生約5,500人のうち、運動部に所属している生徒は約3,300人、中学校教職員約450人のうち、運動部の指導に当たっている教職員は約300人となっています。また、文化部については、令和5年度のものとなりますけれども、21校に43の文化部がございます。約1,000人の生徒が所属しています。そのうち、半数の約500人が吹奏楽部に、約400人が美術部に所属しており、そのほか、管弦楽部、パソコン部の部員が多くなっているところでございます。
○吉村武志君
 令和6年の4月、22校にクラブがあって、195の運動部、それから文化部が43ということですね。5,500人ということで、運動部のほうが3,300人で450人の先生の中で300人が運動部ということですね。分かりました。
 それでは、今の運動部の活動ですけれど、中学校体育連盟等の大会出場の状況についてお尋ねします。
○教育長(磯部芳規君)
 中学校体育連盟主催の大会出場状況についてお答えをいたします。4月に開催されました下関市中学校春季体育大会におきましては、複数の学校が合同部として出場した種目がございます。種目はサッカー、バスケットボール、バレーボール、軟式野球の4種目であり、8チームが出場しております。また同大会への地域クラブチーム等の参加は27団体となっております。
○吉村武志君
 合同チームを含めて8チームが中体連に出場して、27のクラブチームが既にできているということですね。令和4年度から、中体連の大会も、クラブチームも参加できるということになっているので、クラブチームはそれだけできているというのは初めて知りました。中学校はまだ、中体連のチームが多いのかなと思っていたのですけれど。
 それでは次に、部活動の地域移行の方向性について質問いたします。初めに、休日の学校部活動の地域連携・地域移行についてお伺いします。
○教育長(磯部芳規君)
 休日の学校部活動の地域連携・地域移行についてでございますが、本市では、休日は令和8年度末までに、全ての部活動を地域に移行することを目指すこととしております。
○吉村武志君
 休日の部活動については、令和8年度までに地域移行ということで、要するに令和9年度からはもう学校の指導がないということでよろしいですか。(「はい」の声あり)
 それでは次に、平日の部活動についてお伺いします。
○教育長(磯部芳規君)
 平日の学校部活動は、学校の実情に応じて、地域と連携した活動や地域移行に取り組むこととしております。
○吉村武志君
 それでは、平日は要するに、部活動は教員のほうでやって、休日については地域移行にということになろうかと思いますけれど、教員等の地域での指導希望者の把握ができているのかをお伺いします。
○教育長(磯部芳規君)
 教員等の地域での指導を希望する者の把握方法についてお答えをいたします。現在、教職員を対象として、地域クラブでの指導につきましては、希望の有無等に関するアンケートを実施しておりますので、その結果を地域クラブの指導者確保に向けた取組の参考としたいと考えております。
○吉村武志君
 先日の秋月議員の質問の中で、アンケートということで6月10日から6月21日までアンケートというふうに言われたのですけれど、まだアンケート結果は出てきていないと思いますけれども、その結果を見て、これからどうなるかとか分かるのですけれど、ちょっと先生に聞いたのですけれども、アンケート、本当は地域移行というかその中に入ってやりたいのですけれど、なかなか時間とか取れないので、本音でアンケートを出さない人が多いのではないかと言われる方もいますので、その辺も参考にしていただきたいと思います。
 それでは次に、部活動の地域移行のスケジュールについてお尋ねします。令和5年から令和7年の改革推進期間についてのスケジュールについてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 国のガイドラインでは、令和5年度から令和7年度までを改革推進期間と定め、各都道府県及び市区町村においては、地域スポーツ・文化芸術環境整備を重点的に行っていくため、推進計画の策定等により、地域の実情等に応じて、休日の学校部活動の段階的な地域連携・地域移行を進めることとされています。県のガイドラインにおいても、令和5年度から令和7年度までの改革推進期間に県内の全ての市町において、休日の学校部活動の地域連携、または地域移行の取組を実施することとし、早期に休日の学校部活動の地域移行が可能な市町については、令和7年度末までの実現を目指す。また、移行に時間を要する市町については、先行事例を踏まえた取組や、広域連携等により、できるだけ早い時期の実現を目指すとされております。
○吉村武志君
 令和5年から7年の期間ということで今年が6年度で中間になるのですけれど、下関市としては、今までどういう取組をしているのか、その辺をお伺いいたします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 下関市の取組でございますが、昨年度実証事業をまず、運動部活動だけでございますけれども始めました。今年度につきましては、昨年度の実証事業を受けて、改めて実証事業をするのですけれども、この7月に、学校のほうにチラシを配布して、まず周知を始めたというところでございます。
○吉村武志君
 次に、令和5年から7年の推進期間についてのスケジュールを伺いましたけれど、令和8年以降のスケジュールについてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 改革推進期間終了後、すなわち令和8年度以降のスケジュールでございますが、国及び県のガイドラインでは、改革推進期間終了後において、学校部活動の地域連携や地域クラブ活動への移行に向けた環境整備に係る進捗状況等を評価・分析し、継続して地域のスポーツ・文化芸術環境の充実に取り組むこととされております。
○吉村武志君
 それでは、部活動の地域移行の周知方法についてお尋ねします。初めに、学校関係者、小中学校の保護者への周知はどのようにされているのかお伺いします。
○教育長(磯部芳規君)
 学校関係者、保護者への周知についてお答えをいたします。休日の部活動については、令和8年度末までに地域移行を目指すこと及び、平日は学校の実情に応じて、学校部活動の地域と連携した活動や地域移行に取り組むこととした方針を示したリーフレットを本年4月に学校及び保護者に配布するとともに、教育委員会のホームページに掲載するなどして周知に努めているところでございます。
○吉村武志君
 前の秋月議員のときに教育長が小学五、六年生、中学校の保護者、教員についてアンケートということで令和9年度から休日は完全に地域になるということで、今の小学4年生の保護者の方は自分たちが中学校に行ったときは、休日のクラブ活動がどうなるのかとすごく不安視をされていたのですね。それがちゃんと地域に移行すればいいのですけれど、なるべく早くということであったのですけれど、もしそれができなかったら、また先生がやるということになろうかと思いますけれど、その辺の周知をしっかりしていただいて、すごく不安がっているので、そこをしっかり周知をしていただきたいと思います。保護者のほうは分かりました。
 次に、地域やスポーツ関係者への周知はどのようにされているかお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 本市におきましては、令和8年度末までに、休日における全ての学校部活動を地域に移行することを目指すとしていることから、県の方針を踏まえた地域クラブの認定基準や、本市の学校部活動及び新たな地域クラブの総合的なガイドライン、また基本方針の素案を本年度中に策定したいと考えているところでございます。令和7年度には、これらの基準や方針について、生徒や保護者、地域の皆様に説明する機会を設け、御意見等をいただくことを考えております。
○吉村武志君
 保護者の方も当然なのですけれど、地域とかスポーツ関係者にしっかり周知していかないと、地域の意向というのですけれど、受けた後どうしたらいいのかというのがあろうかと思いますので、その辺しっかりしていただきたいと思います。
 それでは、本年度の本市の主な取組について質問いたします。先ほど地域移行の実証の中で説明があったマルチクラブというのがありましたけれど、マルチクラブの内容についてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 国のガイドラインにおきましては、生徒のニーズに応じた複数の運動種目・文化芸術分野に取り組めるプログラムを提供することが、新たな地域クラブ活動の在り方として示されております。本市では、これらを対応が必要な課題として整理し、プログラム編成の考え方に取り入れております。一例を申しますと、ラグビーやサッカー、バスケットボールなどが順次体験できるスポーツクラブや、茶道や競技かるた、フルートなどが順次体験できる文化クラブなど、複数の種目等を体験するクラブをマルチクラブとしております。
 なお、実証事業は、7月から10月にかけて第1弾を、11月から翌年2月にかけて第2弾を実施することとしております。
○吉村武志君
 それでは、ニーズクラブというのがありましたけれど、ニーズクラブの内容についてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 子供たちや保護者、学校へのヒアリングに基づき、現在のニーズを起点として、クラブ化に取り組むものをニーズクラブとしております。一例を申しますと、複数校のエリアを対象とした野球クラブをつくりたいなど、新たにクラブ化に向けた環境づくりを実証事業において検証することとしております。
○吉村武志君
 マルチクラブとニーズクラブ、大体分かりました。マルチクラブというのはいろいろな競技をするということで、ニーズクラブというのは、専門的にチームをつくって出たいとかそういうものだろうと思います。文化部のほうもそのようなものがありますし、前、秋月議員の言われた茶道とか太鼓とか、それから菊川には新しくかるた道場というのができて、そのようなものも入れたらいいなと思っているし、陶芸などもその中に入れると、子供たちがいろいろなことをやりたいなと思うと思います。
 それから、ニーズクラブにしては、野球とかサッカーとかバレーとか単独チームができなければ近くの学校から集まってそこでやるという方法もあるのかなと、その2種類ではないかなと思うのですよ。そういうふうにやっていかないと、先延ばしにするのではなくても、そういうふうに目標を持ってやることが大切だろうと思います。
 それから、私もスポ少をやっているのですけれど、スポ少も単独でなかなかできないから、よその地区から入ってくるのです。それで、中学校になったら、中学校の野球部に入るかと思ったら、先ほど言われた27ぐらいのクラブがあるから、そっちへ入るからということで、菊中の1年生の野球部員は1人しか入らないということです。それならいけないので、できたら企業のクラブチームをつくって、スポ少の子もそこに一緒に入ってもらうと、そういうふうにしたいなと思っているので、その辺も含めて取組をお願いいたしたいと思います。
 それでは、次のディスプレーをお願いします。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに提示〕
○吉村武志君
 これは新たな地域クラブの部活動の在り方に関する方針が策定されている内容です。それでは、本市の部活動の地域移行に向けての支援についてお尋ねします。初めに、コーディネーター配置支援の内容についてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 本市において地域クラブ活動を実施する上で、各地域クラブの運営を一括して管理する受皿団体を構築する必要があり、その中にコーディネーターを配置いたします。具体的な役割としましては、全クラブの活動の調整のほか、新たなクラブ化に向けた調整作業や指導者の確保及び質の向上などがあり、地域と学校やクラブと子供たちをつなぐ上での重要な役割を担っていただきたいと考えております。
○吉村武志君
 それでは次に、部活動の指導者配置支援の内容についてお伺いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 地域クラブ活動を実施する上で、指導者の確保及び配置は各クラブの役割であると考えております。しかしながら、生徒にとってふさわしい地域スポーツ環境を構築するためには、指導者の数を確保するとともに、質の向上を図る必要があります。そのため、山口県が設置した人材バンク「やまぐち部活動改革応援バンク」の活用や、地域クラブでの指導を希望する者の質の向上に向けた研修の実施など、地域クラブによる指導者の確保が円滑に進むよう支援をしてまいります。
○吉村武志君
 部活の指導者がいないとなかなか難しいと思いますので、その人材バンク等でするということもありますし、聞き取りのときも聞きたかったのですが、兼職兼業というのがあって、それがまだはっきり、国のほうでしっかりしていないということで、兼職兼業したら休日のクラブにもその先生がいてもらったら、地域のほうでも一緒にできるというのでいいのではないかと、国のほうも、早くその辺をはっきりしてもらわないと、令和9年からするのに、まだそういう方針が決まっていないというのはどうなのかと思いますので、その辺も含めて兼職兼業のところもしっかり希望する方はおられるので、その方が一緒にやらないと早くできないと思うので、よろしくお願いします。
 それでは最後に、部活動の参加費負担への支援の内容についてお尋ねします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 地域クラブ活動を実施する上で、様々な経費に対応するためには、参加者の会費が必要となってまいります。国のガイドラインにおいては、会費の適切な設定と保護者の負担軽減を求めており、活動の維持、運営に必要な範囲で可能な限り低廉な会費を設定することとしております。これらを踏まえ、本市といたしましても、経済的困窮家庭や、生徒の移動に伴う経費などへの支援の在り方について検討をしてまいります。
○吉村武志君
 今度、地域活動となると部費とか参加費とか、それから移動の負担が当然かかると思うので、その辺の支援もしっかりしていただいて、子供たちの部活動ができるようにしていただきたいと思います。
 それから、6月19日の山口新聞で全国中学校の体育大会で取りやめになる競技の対応について掲載されていました。本来ならその大会があるのですけれど9種目の中で、水泳、体操、新体操、ハンドボール、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの9競技で、代替大会を検討するというのがありました。それからあと、ソフトボールとスキーとアイスホッケーですか、これは代替大会の要否、するかどうかの検討をするということで取りあえず、取りやめとなる大会を代替の大会でするということで、今までの生徒が所属した大会はできるとありました。それも、クラブチームができれば、例えば前段の大会とかバレーとかソフトもそっちにクラブチームとして出るというところで、そうなれば、中体連のほうの大会と一緒になってできるのではないかと思いますので、その辺も含めて、どうしていくのか。それから、地域移行をしっかりしていただきたいと思います。
 いろいろ、少子化で大会がなかなか運営できないということで、大会の内容とか変わっていくと思いますので、最後の質問ですけど、全国中学校体育大会――全中ですね、この在り方の見直しについて、どのような方向になるのかお尋ねします。
○教育長(磯部芳規君)
 大会等の見直しについてお答えいたします。国のガイドラインでは、大会参加資格を学校単位に限定することなく、地域の実情に応じ、地域クラブ活動や複数校合同チームでも参加できるよう、全国大会、都道府県大会、地区大会及び市区町村大会において見直しを行うこととしております。また、下関市においても以前から複数校の合同チームの参加は認められていましたが、国のガイドラインを受けて、令和5年4月に行われた下関中学校春季体育大会からは、地域のクラブチームの参加も認められるようになっております。
○吉村武志君
 この中学校の部活の移行というのは今までなかったことで、これからどうしていくのか、すごく重要な案件だろうと思いますので、それをしっかり、令和9年に向けて、下関は遅れているのではないかと思うのです。宇部のほうとか、県内でも実証をやっている周南とか、防府とか宇部市さんのほうはクラブチームで既にやっていますので、できれば下関も、一挙に、全体一緒にということはなかなか難しいだろうと思いますので、菊川のスポーツクラブもその辺で、積極的に早くして、皆さんの見本になればと思っています。
 そうしていくことによって、ほかの地区も、スポーツクラブはそこそこにあるわけではないのですけれど、まち協とか、体育協会とか、その方向でないとなかなかできないと思うので、その持っていき方、どうしたらそれができるのかとか、移動が大変だとか、その辺の問題が出てこようかと思いますので、早めに先例をつくって、他地域でもできるように、スムーズにいくようにしていただきたいと思います。
 この後、本池議員のほうが、地域移行について聞かれると思いますので、よろしくお願いします。少し早いようですけど、以上で質問を終わりたいと思います。(拍手)

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