録画中継

第1回定例会
3月11日(月) 本会議(個人質問3日目)

竹村 克司 議員
1.新旧体育館メモリアル事業 障害者スポーツ活動振興事業
2.火の山新移動施設整備事業
3.体験型観光推進強化事業 巌流島汚水処理施設改修事業 関門広域観光振興
4.地域医療確保対策業務
【下関市議会 本会議速報版】
・下関市議会では、本会議の正式な会議録が作成されるまでの間、速報版を掲載いたします。
この速報版は、会期終了後約1か月程度で掲載します。
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○副議長(安岡克昌君)
16番、竹村克司議員。(拍手)
  〔竹村克司君登壇〕
○竹村克司君
無所属、竹村克司です。3月、個人質問させていただきます。通告に従いましてさせていただきます。
初めに、令和6年度の当初予算案の概要を見たときに、人への投資が少ないと感じました。未来に向けての投資的経費が、前年度より73.9億円増額している割には、生活に直結している費用に対して予算がかけられておらず、ボートレース未来基金の充当事業で見ますと、102億2,592万4,000円、このうちの82億7,958万4,000円が充当1として建設・投資事業に使われており、19億4,634万円が充当2というソフト事業ほかの、市民一人一人に関わる予算が、1と比べまして4分の1程度しか充てられておらず、資材や物価が高騰しており、箱物にはお金がかかるのは分かりますけれども、この30年のデフレの中、コロナがやってきて収束して、そして物価が高騰して、日経平均株価は33年10か月ぶりの高値更新、本当に日本株は復活したが、都合のいい働き方改革、人材派遣、約4割の非正規雇用、同一労働同一賃金と言いながらも、格差は広がるばかりです。賃金が上がる以上に支払う税金が増えるという、働いても働いても這い上がれない、アリ地獄のような苦しい生活を30年強いられているのです。
住民税の定額減税によって、市民税の減収を見込んで、国が9億3,615万6,000円増額してくれました。地方消費税交付金が8億3,843万円減るのですけれども、地方交付税を18億442万3,000円増やしてくれました。昨年度より一般会計はプラス86億8,000万円増額です。なのに、何で高校生は通院費が出ないのか、入院費用だけなのでしょうか。小中学生の給食費が全額無償にならないのでしょうか。子供たちの学校給食も教育の一環ではないでしょうか。食育というのは食の教育ですよね。新しくできた最新の立派な給食センターで作られた食事が、健康な心と体を育む、何でも無償化したら、物のありがたみが分からないから、半分くらいは負担したほうがいいと、そういう意見もあるのですけれども、どこに基準を置くべきでしょうかと。例えば子育て費用、そして保育料、医療費、給食費、誰もが生きていく上で欠かせないものを、無償化すべきではないでしょうかと、私は言いたいのです。教育の無償化も段階的に進めていくべきではないでしょうか。まだまだ教育予算が私は少ないと思っております。安心して生活ができれば、経済も回っていくと思います。
そこで、ちょっと長くなって申し訳ないのですが、この新旧体育館メモリアル事業という、新総合体育館も、物すごい大金なのですよね。92億円が物価高騰で資材が高騰しましたと言って、補正予算で6億円ほど上がりました。またそれから上がったのかどうかちょっと、きちんと把握はできていませんけれども、先日、板谷議員の個人質問で、大体私は様子が分かったのですけれども、旧体育館の閉館セレモニー、先ほど吉村議員も続けて、同じ質問になって申し訳ないのですが、新体育館の開館セレモニーと閉館セレモニーのメモリアル事業費に1,200万円ほど予算を立てられていると、その部分をちょっと詳しく教えてください。お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
改めまして重複する部分がありますことを御了承いただきたいと思います。新旧体育館メモリアル事業につきましては、まず、令和6年8月に供用を開始いたしますJ:COMアリーナ下関の開館を記念いたしまして、節目となる開館セレモニーを実施いたします。また、数々のスポーツ活動が繰り広げられ、本市体育施設の拠点として多くの市民に御利用いただきました下関市体育館の閉館セレモニーも併せて行うこととしてございます。
さらにメモリアル事業として、トップアスリートによるトークショーや、エキシビションを行うイベントのほか、秋頃の開催に向けて調整を進めております卓球のTリーグの公式戦や、バレーボール世界大会やオリンピック出場経験者など12名からなるドリームチームと市民が交流をするバレーボール教室、エキシビジョンマッチなどを計画しておりまして、当該事業の実施に係る経費として、委託料や負担金等を予算計上しているものでございます。
○竹村克司君
この1,200万円の中に全部含まれているということですね。(「そうです」の声あり)分かりました、ありがとうございます。
予算を何十億円、何百億円というのを見ていると、1,200万円というのが物すごく安く感じてしまうのですけれど、しかしながら、やはり1,200万円というのが計上されているからには、先ほどおっしゃったようにトップスポーツの選手、Tリーグやバレーボール、ドリームチーム、エキシビション、インターハイ、あと山口パッツファイブの公式戦が4試合ぐらいあるというのを聞いておりますが、それに関しましても、本当に今までのメモリアル、旧体育館、私も、一昨年使わせていただいたのですね。開設後61年経過した旧下関市体育館が解体されて、セレモニーが行われると。私はプロレスをやっているのですけれども、アントニオ猪木に憧れた、大分県国東半島出身の、中学校を出て間もない藤波辰爾という一人の少年が、プロレスラーになりたい一心で、お父さん、お兄さんと一緒に、ある体育館に訪れて、初めてアントニオ猪木に会って、プロレスの世界に足を踏み入れた思い出の場所が、実は旧下関市体育館なのです。一昨年の10月16日、藤波辰爾の50周年メモリアル大会を開催できたことは、本当に一生の思い出で、藤波さんも本当に喜んでいただけたという、ちょっとエピソード入れさせていただきました。
もう1個質問させていただきたいのですけれども、重複するので、板谷議員の質問で、支援策はありますかということで、前回、古川部長の回答で、スポーツ大会開催補助金というのが51名以上で最大50万円の補助金が支援されるということだったと思うのですが、この51名以上というのは、何か理由があるのかちょっと教えていただけたら、分かる範囲で結構でございます。お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
51名以上にしているところの区切りの理由は何かというような御質問でございますけれども、やはり補助金を支出させていただく以上、一定量の経済効果を期待したいところがございますので、その区切りとして、まず51名以上というところを設定していると考えておりございます。
○竹村克司君
もう51名というと相当大きな団体ぐらいしか使えないのではないかなと私は思うのですけれども、経済効果を期待するにはそれぐらいの人数で金額ということなのでしょうか。できれば10名とか20名とかでも、多少の補助金が、小さい団体ほど予算が少ないところが多いので、お願いできればと思っております。
もうできることならプロレスも体育館でやりたいと思っているのです。いろいろ考えております。申し訳ございませんが、ちょっといろいろ考えておりますので、よろしくお願いします。
障害者スポーツのほうです。次に行かせていただきたいのですけれども、活動振興事業でございます。政策予算説明資料32ページですけれども、先ほどの吉村議員の質問にもあったように、インクルーシブのスポーツ、みんなで一緒にやろうと、やはりどうしても障害をお持ちの方は、なかなか社会活動、外に出ていくのがちょっとおっくうになっているところもあると、パーセンテージも低いということを聞きました。
令和6年度のスポーツ・レクリエーション教室開催等事業利用者数が1,200人予定されているのですが、これは、今も既存の体育館があると思うのですが、そこの令和4年とか5年とかの人数というのは分かりますか。質問事項には入れていないので、あれなのですけれど、よかったら参考に教えていただけるとありがたいのですが、お願いします。
○福祉部長(冨本幸治郎君)
それでは、スポーツ・レクリエーション教室開催等事業の利用者数について、過去のものを踏まえて、今、1,200人というお話もしてくださいましたが、そのことも加えて説明をさせていただきます。現在、障害者スポーツセンターにおいて実施しておりますスポーツ・レクリエーション教室開催等事業の利用者数は、令和3年度が872人、令和4年度が1,237人、令和5年度が令和6年1月までの10か月間で1,323人となっております。
なお、令和6年度の利用者数の目標値を、今回の政策予算説明資料の指標になっておりますが、1,200人としました理由でございますが、J:COMアリーナ下関での1年間のスポーツ・レクリエーション教室開催等事業の利用者数を、令和5年度の利用状況から、新しい体育館の効果で10%程度増加するとしまして1,800人と見込みまして、令和6年度は8月からの供用開始となりますので、8か月分で1,200人と見込んだものでございます。
○竹村克司君
明確にお答えいただいてありがとうございます。1,200人以上が利用していただけるなら、もっとありがたいと思います。私も含めて布教といいますか、来てもらうようなお願いをして回ろうと思っております。
モニターは体育館ですが、見ていただければと思います。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○竹村克司君
社会福祉協議会横の障害者スポーツセンターの機能を、J:COMアリーナに集約するとありますが、現障害者スポーツセンターの建物はどうなるのでしょうか。そしてまた、現職員の皆さんは、そのまま異動されるのでしょうか。お願いします。
○福祉部長(冨本幸治郎君)
集約後の障害者スポーツセンターの建物と、現在の職員の方々の処遇についてお答えいたします。J:COMアリーナ下関に、機能を集約した後のことになりますが、障害者スポーツセンターの建物は、令和6年度中に解体する予定でございます。また、現在の障害者スポーツセンターの職員は5名体制となっておりますが、J:COMアリーナ下関においては、施設管理に従事する必要がなくなりますので4名体制としまして、もう1名の方は、障害者スポーツセンターの職員が所属しております下関市社会福祉協議会での別の業務に従事する予定となっております。
○竹村克司君
完成が待ち遠しいJ:COMアリーナですけれども、多くの方に利用してもらえるように、改めまして私もイベントに参加したり、また、なかなか参加できないのですけど、一応、障害者スポーツの資格みたいなのをいただいて、なかなか活動はできていないのですけれど、これからもっとやっていこうと思っております。
また、多くのプロスポーツを観戦できるような企画を考えていただいて、私も考えます、提案していきたいと思います。利用される方皆さんが、利用しやすい新総合体育館になるように願っております。
そして、昨日出たのか、先ほど昼食時に見たのが毎日新聞で、障害者の方皆さん、47施設が無料になるというのが書かれていたので、これは合っていますか。(「はい」の声あり)これも、利用しやすくなるのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは次です。火の山新移動施設整備事業の件ですけれども、1月23日に、同期の議員で説明を受けに視察に行きました。大雪の降る一番寒い日だったのですけれども、本当に執行部の皆さんにも、お力添えを頂いてありがとうございました。説明を受けまして、本当に寒さを忘れるぐらい有意義な視察だったと実感しておりまして、見晴らしもよくて、関門エリア随一の観光スポットが、老朽化が進んで、ちょっとモニター、すみませんこれです。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○竹村克司君
老朽化が進んで、その潜在力を生かせないまま何年も経過して、ようやく満を持しての再編整備事業です。現行のロープウエーも老朽化によって、令和6年11月に運行が終了しまして、パルスゴンドラ方式に代わるということなのですけれども、ちょっと細かいところなのですが、パルスゴンドラの総事業費を教えていただけますでしょうか。お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
火の山地区観光施設再編整備事業の一環といたしまして、現在のロープウエーの代替となるパルスゴンドラにつきまして、総事業費約20億円で整備することといたしております。整備内容といたしましては、パルスゴンドラ本体の整備、駅舎整備のほか、既存ロープウエーの解体撤去費用等が含まれてございます。
○竹村克司君
約20億円という物すごい予算がかかっていると。ゴンドラだけでということで、火の山全体としたら、もっとということになるので、そこもちょっとまた教えていただきたいのですが、その前にパルスゴンドラの進捗状況を教えていただけますでしょうか。お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
令和5年第4回定例会で、パルスゴンドラ本体の整備を行う事業者との本契約が成立をいたしまして、現在は、ボーリング調査等の地質調査を実施しているところでございます。
新年度は、パルスゴンドラ及び駅舎の実施設計、既存ロープウエーの解体撤去工事に取りかかり、駅舎等を含めて令和8年度末に完成の予定となってございます。
○竹村克司君
市民や観光客が年間を通じて訪れることができるようなスポットになるような、計画的な整備を進めていただけることを願っております。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○竹村克司君
あと、例えばこれを見ていただくと、展望デッキやキャンプ場やアスレチック、あとジップラインとかある中で、3,000万円の予算がつけられているジップラインというのが門司の和布刈に着地すると、関門連携しなければならないと思うのですけれど、ジップラインというのは、体重制限があるということで、これですね、100キロオーバーの外国人観光客はいっぱいいると思うのですけれど、ちょっと私も100キロオーバーなので、なかなか乗ることができないというところなのですけれども、1回は乗ってみたいと思っているのですけれど、本当に完成までのハードルが高いと思うのですけれども、完成することを願っております。それこそ対岸の北九州と足並みをそろえて行っていかないと、もうできないことなので、関門連携強化をどうぞよろしくお願いいたします。
あと提案として、一番寒い雪が降って、車がちょっと上がれるかどうか分からないというような状態の日に視察に行かせていただいたので、やはりみんな寒くて、ちょっと思ったのが、例えば、これを見ていただくと何かトンネルみたいになっている。これは指令室だったと思うのですけれど、こういったところにサウナとか、足湯とか、そういったシャワールームがあったら、キャンプ場でも使えるのではないかと思って、設置していただけたらという、私の要望なのですけれども、御検討をよろしくお願いいたします。
それでは続きまして、体験型観光推進強化事業です。政策予算説明資料93ページですが、コロナが収束しまして、海外からの旅行者も増え、もうずっと言われ続けているアメリカのニューヨーク・タイムズ紙に山口市が3番目に選ばれた。そのことは本市においても、チャンスであると。足を運んでもらえるような施策を打ち出していかなければならないと思っておりますが、まず現時点で、どのような施策、観光コンテンツを考えておられますでしょうか、お示しください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
新たに取り組む体験型観光推進強化事業につきましては、これまでスポーツを中心に推進をしてまいりましたアウトドア・アクティビティと、本市の魅力ある歴史・文化・食などを活用した体験型観光コンテンツを組み合せ、一体的な観光パッケージとして、商品化につなげてまいりたいと考えております。
具体的には、より広く事業者間のネットワークを生み出し、アウトドア・アクティビティと、食や温泉などを融合させたコラボプランの造成、これらを推進してまいります。
新年度は、認知度向上のための戦略的なプロモーション、情報発信等を展開する予算を計上しておりまして、本市への誘客促進と滞在時間の延長、交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。
○竹村克司君
政策予算説明資料の参考情報の下に例が書いてあります。温泉、自然、SUP、歴史、食、クルージングなどという、いろいろなコンテンツが組み合わさって強化されて、より交流人口を増やそうということだと思います。
インバウンド対応の強化について、今年度も含めて次年度以降はどのように強化されるのか教えていただけますでしょうか、お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
まず、本年度取り組んでおります事業といたしまして、本市を訪れた外国人観光客への利便性の向上のために、観光デジタルナビの事業に取り組んでございます。観光スポットや交通機関の利用方法等について、多言語で案内する動画をウェブ上にアップいたします。あわせて、アクセスする二次元バーコードを各スポットに掲示することで、オンデマンドで多言語による案内を受けられる環境を整備いたしまして、インバウンド客の観光時の利便性を高めてまいりたいと思います。
これを踏まえまして新年度におきましては、海外の旅行エージェントが実施する訪日ツアー販売に向けたきめ細やかな支援や、国外向けのプロモーションを展開するなど、インバウンド観光客の誘致に向けた対応を強化してまいりたいと考えております。
○竹村克司君
令和6年度が一応1,800万円の予算がついていると。行政と事業者がまず官民連携でチームをつくって、魅力をつくって、観光客、交流人口が増えると。まだまだ観光資源の有効活用が、もっといっぱい下関にはあると思っておりますので、活用できると思っております。
ただ実際問題、海外から来られる方、私たちは国内旅行とかする分、ホテルの値上がりとか、日本人がなかなか泊まれないような、今、ホテル代になったりとか、数日前、富士山の通行料2,000円を徴収する条例というのが、山梨県議会で全会一致で可決されたというニュースを見て、ローカルプライスというのとグローバルプライスというか、ツーリストの方向け、これはやはり分けたほうが、僕は若干いいのではないかと。やはり市民の方が、観光のところに行こうとしたら金額が高いと、市民割引のようなものがあったら、そういった施策も必要になるかもしれないなと思っておりまして、それよりはまず受入れ体制を整えることが大事だと思っております。
この下関で、例えば、県外に行くときに、飛行機を利用しようと思えば北九州空港、山口宇部空港、福岡空港です。交通の便に関して、シャトルバスがなくなってしまったり、最近見たのもバスが減便されますよとか、行政としてはしっかり補助しますよと、4分の1で免許が取れますよということをやっても、なかなか働き手は集まらないと、どんどんやはり不便になっていくと。便がなくなったのだよというような話、これは本当に検討・改善していかないといけないのですけれども、私も一生懸命いろいろ考えてやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
そして、次に巌流島の汚水処理施設改修事業というのが、当初予算の概要の87ページにちょっと小さく載っていて、改修工事の内容、9,800万円ですけれど、コロナの影響を受けて5年ぶりに開催されるのですけれども、巌流島フェスティバルというのが、本当に5年ぶりにやると。初めて私、実行委員に入りまして、予算的にも人材的にも、大変厳しい状況であると。行政の応援、市長の応援もできれば頂きたいという思いがあるのですけれども、この改修工事の内容について教えていただけますでしょうか、お願いします。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
巌流島内の公衆トイレでございますけれども、現在の貯留槽へ流入するし尿を、専用のくみ取り船で回収処理をしてございますが、陸地でない場所での作業であるということから、くみ取り費用を中心に多額の経費が発生している状況でございます。
改修事業の内容につきましては、現在の貯留槽を撤去いたしまして、浄化式汚水処理システムを設置いたします。これにより、し尿と水を汚泥に分解処理することで、くみ取り回数を大幅に削減することが可能となりまして、経済的で環境にも配慮したものとすることとしてございます。
○竹村克司君
やはり根本から変えないといけないということで、9,800万円かかるということは理解いたしました。巌流島にはトイレの数少ないので、今回、執行部の方と話したときにトイレの数は増えますかと言ったら、やはり増えませんと。先ほども言いましたけれども、5月4日に巌流島フェスティバルというのがありますと、約500人ぐらいを目標に、巌流島に来ていただくような形です。確実にトイレは大渋滞する予想なのです。前もってトイレには行って巌流島に行ってくださいということも伝えているのですけれども、補足の提案として、海水を真水に変えるような装置もあるので、そういったものも取り入れていただけたらなと思っております。御検討よろしくお願いいたします。
一応ちなみにこれが、モニターを見ていただきますと、巌流島フェスティバルの内容でございます。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○竹村克司君
いろいろな催しがございます。ぜひ、やらせていただければなと思っております。
それで、ちょっと話が変わるのですが、昨年12月に、新日本プロレスの新社長に元同僚の棚橋弘至というのが、新社長に就任しました。1月末に本社に挨拶に伺いまして、1987年10月4日、アントニオ猪木対マサ斎藤が戦った巌流島、いろいろな数々の戦いが繰り広げられた、決闘の聖地にしたいと思っておりまして、この巌流島で毎年秋に新日本プロセスに来てもらって、下関市とコラボしてほしいとお願いしてきました。これは市長にも何も言わずに、勝手に自分でお願いしてきたので……。(笑い声あり)きちんと話を通さないといけないと思っているのですけれども、若手時代から苦楽をともにしてきた私の仲間でございまして。
ちょっとモニターを見ていただくと19年ぶりぐらいに、アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾で、民間の社長が入って、レスラーが社長になったのは19年ぶりぐらいなのですけれども、これをちょっと見ていただいて、本当に「前向きに話を進めていきましょう」という、いい返事を頂きまして、新日本プロセスのパイプというのはありますから、観光コンテンツとして生かさない手はありません。たかがプロレスされどプロレスですけれども、まだ皆様、50代、60代の、まだまだ根強いファンがいらっしゃると、そう思っております。アントニオ猪木さんの銅像も、私は建てたいと考えております。(笑い声あり)巌流島をブランド化するのです。決闘の聖地にする。それをすることによって経済効果も上がるのではないかと私は考えております。
できれば、マサ斎藤さんもやりたいのですけども、巌流島をお客さんがたくさん来る、観光資源に生まれ変わらせたい。まずは5月4日、巌流島を人で埋め尽くしたいと思っております。アニソン界のレジェンド3名の方のコンサートもございます。それぞれの戦いを見に巌流島に足をお運びください。
執行部の皆様、そして市の職員の皆様、市民の皆様、前田市長、そして皆さんのお力が必要です。よろしくお願いいたします。そして、下関市議会議員の皆様、プロレス格闘技議員連盟も立ち上げようとしております。これは私個人の趣味でやるわけではございません。本気で考えております。このまちを活性化しようと思っております。巌流島フェスティバル、アニソン、プロレス、これ一つ体験型の観光コンテンツができました。御賛同、お力添え、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、地域医療確保対策業務でございます。政策予算説明資料の52ページです。これに関しましても、代表質問、個人質問がされていますので、重複するのですけれども、昨年の12月、今年1月と下関市立病院基本構想検討委員会が開催され、2月の下関医療圏地域医療構想調整会議に傍聴者として参加してきましたが、話合いの場ではないように見えて、やはり決まったことだけ報告されるような、何となくそういった感じが疑問に思いました。このままでは、立派な病院を建設しても、やはり市民は不安なのです。場所も決まりました。だけれども、若干やはり、下関医療センターがなくなると彦島の方が遠いのですね。不安な方もおられます。あっちを立てればこっちが立たないという、決して市民のほうを向いて話されている感じではないなと実感したのですけれども、市民や医療従事者が置き去りにされているような、そういったものを私は実感しました。
事業費の、令和4年、1,199万円、令和5年、800万円、令和6年、3,400万円の委託料について教えていただけますか、お願いします。
○保健部長(八角 誠君)
委託料について御説明いたします。委託料は、新病院基本計画策定支援等業務に係る経費を計上したものでございます。令和5年度は、新病院整備に関する基本的な考え方や、新病院が担うべき役割、機能等に関する方針をまとめた新下関市立病院に関する基本構想案を作成いたしました。
令和6年度につきましては、基本構想を踏まえ、新病院の診療科・人員配置・診療部門などの医療機能等について基本的な方針を示した新下関市立病院基本計画の策定を進めるとともに、再編・統合による勤務労働条件の変化に伴う職員の処遇整理、分析を行うこととしております。
○竹村克司君
現在の市民病院の経営状況というのをちょっと教えていただけますか、お願いします。
○保健部長(八角 誠君)
市民病院の経営状況につきましては、9月の第3回定例会文教厚生委員会において、令和4年度の経営状況について御報告させていただいております。その際の経常収支比率は97.4%でございました。令和5年度の現状につきましては、令和4年と比較して、入院患者数は横ばいですが、入院患者1人当たりの入院診療単価が増加するなど、医業収益は増加し、令和5年度の経常収支比率は99.7%まで改善する見込みとなってございます。
○竹村克司君
私が見た2019年度は、収支だと3.1億円プラス。2020年度――令和2年度が2.7億円プラス。令和3年度――2021年度が1.5億円マイナス。2022年度――令和4年度が2.9億円マイナス、なかなかやはり赤字、なかなか難しい状況、コロナがあったりとか、そういったことだと思うのですけれども、新下関市立病院に関する基本構想策定の経緯の文章の中に、「重複診療科再編の必要性や他の急性期病院に不要な悪影響が及ぶことがないよう、他の2病院を上回らない程度の規模とする」とあるのですけども、これはどう考えても病院目線で、ちょっと優先順位が私はおかしいのではないかという思いがあるのですが、その点については何かございますでしょうか、お願いします。
○保健部長(八角 誠君)
第2次中間報告において、新病院は他の2病院を上回らない程度の規模とされてございます。これは、2次救急医療を担う公立・公的等4病院長が議論を重ね、下関医療圏において、3病院体制による効率的で持続可能な質の高い医療提供体制を確保するためには、各病院が良好な経営状況で運営することが必要であり、他の2病院に不要な悪影響を与えないために取りまとめられたものでございます。
また、新下関市立病院に関する基本構想案においても、「下関医療圏全体の病床稼働率や3病院での診療機能再編の実施を予定、本市の将来医療需要の見込み等を勘案して検討する」としているところでございます。
市民の皆様が、十分な急性期医療を享受できるよう、持続可能で質の高い医療を提供するために提言されたものであり、本市としてもこれを尊重して検討を進めてまいりたいと考えております。
○竹村克司君
4つが3つになって、大体新しいのが350床から400床弱なのか分からないですけれども、やはりそれでも350床ぐらい減ってしまうわけで、デイサービスに来られている、弊社の利用者さんも、今でもベッドがいっぱいなのに、ベッド数が減ったら不安よねと、体調を壊したときに入院できるのかと不安の声を聞いております。
今後のスケジュールについてですけれども、3月市議会定例会の文教厚生委員会にて報告後、4月5日のパブリックコメント集約後の6月に新下関市立病院に関する基本構想完成、公表までのスケジュールにおいて、検討委員会も開催されないと。すぐ完成で公表ではなく、私は検討委員会を開催すべきではないかと思うのですがいかがでしょうか。スケジュールに関して教えてください。
○保健部長(八角 誠君)
先般の答弁で申し上げましたが、検討委員会そのものは基本構想案を策定するための検討委員会ということで、今後の開催は予定してございません。3月、4月にパブリックコメントをして、パブリックコメントの内容を踏まえた完成版を、6月議会で報告させていただくという予定で考えてございます。
○竹村克司君
市民の意見というところを、パブリックコメントで聞いていただけるというところだと思うのですけれども……。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○竹村克司君
ちょっとモニターを見ていただきたいのですけれども、地域医療課の皆さんも、よく研究されて、成功している自治体病院とかもたくさん調べられていると、皆さん御存じだと思うのですけれども、私は昨年10月に八戸市民病院に視察に行かせていただいたのですけれども、救命救急センターなので、この下関だと関門医療センターと同じシステムだと思うのですけども、厚生労働省が調べている病院機能評価というのがありまして、この八戸市民病院というのがSランクです。最大143億円の累積赤字をドクターヘリとドクターカーを4台導入して、V字回復させて、累積赤字を解消させて、なお毎年八戸市に2.5億円の繰り出しを計上しているのです。そういったことでした。できたら八戸市民病院の視察にも皆さん行ってもらいたいですし、行かれた方もいるかもしれませんが、もう本当V字回復した小倉記念病院とか、三重県の志摩市民病院、あと兵庫県の高砂病院、滋賀県の大津市民病院、同じように統合した兵庫県の加古川の病院がありますので、そういったSランクの病院とかも、もうノウハウを取り入れて、いいところをまねてやっていったら、いいのができるのではないかと思うのですが、御検討されているのだったら、手前みそで申し訳ございません。
「For Kids For Future」のセカンドステージ、これは社会全体で子供を育てていきましょうと、前田市長はおっしゃられまして、本当に社会的弱者、ヤングケアラー、年金減らされて介護保険料を引上げられた高齢者、一生懸命生きてきて、このまちを支えてきた高齢者というのが、今すみっこ暮らしなのですよ。置き去りにされていませんかということなのです。高齢者、障害者も真ん中社会、下関市に住んでいる全ての人々を分け隔てなく、生活を底上げしていただきたい。本当によろしくお願いします。以上で、個人質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
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