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3月6日(金) 本会議(個人質問1日目)
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内容
会議録
第1回定例会
3月6日(金) 本会議(個人質問1日目)
本池 涼子 議員
1.学校体育施設開放業務と関わったスポーツの振興について
【下関市議会 本会議速報版】
・下関市議会では、本会議の正式な会議録が作成されるまでの間、速報版を掲載いたします。
この速報版は、会期終了後約1か月程度で掲載します。
・速報版の会議録は校正前原稿であり、今後修正されることがあります。
なお、音声で認識できなかった部分は一時的に「★」で表示しています。
・校正後の会議録が「会議録検索システム」に掲載された時点で、速報版の会議録は校正後の会議録に差し替えます。
○副議長(江村卓三君)
6番、本池涼子議員。(拍手)
〔本池涼子君登壇〕
○本池涼子君
学校体育施設開放業務と関わったスポーツの振興について質問します。前田市長は施政方針の中で、文化・スポーツの振興により、交流の場を創出することで、地域の活性化や交流人口の拡大を図るとされ、その方針に沿って、体育振興費1億4,150万円のうち社会体育振興育成業務には8,192万円が計上されています。
社会体育の振興と深く関わって、学校体育施設開放業務があります。この業務をめぐって下関市では、令和5年末から二転三転しておりまして、現在、利用団体やスポーツ関係者から非常に厳しい怒りの声が上がっています。まず、学校体育施設開放業務の事業内容とその目的をお示しください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
学校体育施設開放業務は、下関市におけるスポーツ及びレクリエーションの振興のために、下関市立小学校及び中学校の体育施設を、学校教育に支障のない範囲内で広く市民の皆様に開放するものでございます。
○本池涼子君
学校開放をめぐっては、それまでは各学校の利用団体でつくる体育推進運営委員会がこれを受託しており、利用者は窓口である学校を経由して、登録・利用申請を行い、年間の利用を決め、希望が重なったりイレギュラーなことが起きたときには、話し合い譲り合って利用がされてきました。それが、すみません順番が前後するのですが、タブレットの2枚目になります。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○本池涼子君
これが業者による一括窓口に変わったのが令和6年度の利用分からで、来年度の利用分から予約システムによる予約と利用調整が始まっています。そして戻りまして、すみませんタブレットの1枚目を御覧ください。スポーツ振興課は、このような資料を用いて予約システムの導入について、昨年12月に市内4か所で説明会を開いています。その参加者数の合計と、どのような声が出たのかお示しください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
学校体育施設予約システムの導入に当たり、市内5か所で既存の利用団体やスポーツ関係団体等を対象に説明会を開催しまして、合計で317団体、454名の方に参加をいただきました。
主な御意見としましては、既存団体の活動を優先して欲しい、備品や消耗品の管理をどうするのか、1か月ごとの利用予約では活動の維持が懸念されるといった御指摘がある一方、施設の空き状況が明確化されることで、活動場所を確保しやすくなったという御意見もいただいております。
○本池涼子君
すみません、説明会は市内5か所ですかね。確認します。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
市内5か所でございます。
○本池涼子君
分かりました。5か所で454人の参加がありまして、御紹介いただいたような声をいただいたと。水道料金値上げの説明会とは違って、多くの参加者がおられることが分かりますし、私もこのうち1か所に行ったのですが、かなりの御意見が出ていました。その他の会場の様子も聞きましたが、さらに激しかったようです。その声を受けながらも、2月1日には4月利用分の申請予約が始まりました。抽選の流れは、スライド3枚目になります。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○本池涼子君
まず聞きますが、登録団体は幾つになったのかお願いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
4月分の抽選実施日である2月11日時点、登録団体数は485団体でございます。
○本池涼子君
このうち2月11日の抽選結果通知において、利用希望がかなった団体数とそうでない団体数をお示しください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
令和8年4月の学校体育施設利用における抽選を2月11日に行いました。このたびの抽選予約においては登録された485団体のうち、428団体が申し込みをされて、利用希望が1件もかなわなかった団体は23団体ございました。
○本池涼子君
つまり1件でも当選した団体が、残りの405団体ということでよろしかったでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
そのとおりでございます。
○本池涼子君
スライド下のほうに「予約申請上限」という言葉がありますが、1か月に10回、または30時間を上限に申し込むことができます。そしてちょっと複雑なのですが、週1回の練習日を想像してみてください。これがひと月4回になりますが、この4回を一括して申し込めば1件、4回を1回ずつ分けて申請すれば4件の申込件数となるということです。団体によって何件で申し込むかは、戦略というか対策になるということになりますが、この全体の申込件数と、当選件数、落選件数を示してください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
2月の抽選結果、先ほど議員がおっしゃった件数ベースでお答えをしますと、全体では8,223件の申込みがございまして、当選は7,018件、落選は1,205件、当選率が85.4%でございました。
○本池涼子君
分かりました。まず、登録団体と参加団体に差があり、約60団体が参加していないところが気になるところですが、それは置いておきまして、市として1回目の抽選結果をどう評価しているかお示しください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
抽選時の当選状況はお伝えしたとおりでございますけれども、相当の利用団体が希望する活動場所を確保できておりまして、さらに落選された団体も空き状況を見て、継続的に予約をされております。システム導入前の確保状況と比較をしても大きな差異が見受けられないので、概ね想定どおりの結果であると考えているところでございます。
○本池涼子君
概ね想定どおりということです。私はこの1件も当選しなかった23団体が、その後どうされているのか本当に心配しています。そして405団体についても、1件は当選しているというカウントになっていて、複数件申請した中で1件でも落選すれば、関係者がどんな御苦労をされているかを御存じないから、そのような概ね想定どおりということを言われるのだと思います。この予約システムの導入の話が浮上して以来、現在まで関係者の皆さんからたくさんの声をいただきまして、中でも特に重大だと思われる点について質問いたします。
1つ目として、活動拠点が実質的に失われることによる活動の不安定さです。例えば、どこかのチームに入って練習してみようとなったとき、どこで何曜日の何時から練習しているかが一番大事な情報になります。でもそれが言えないのです。特にスポ少やクラブチームは、この情報を募集チラシ等でも発信されていますよね。それがあるから募集も申し込みもできる。曜日が不確定では入れないという声もありましたし、指導者側の声としては、月謝をもらっているので、場所が確保できないために練習できないは許されない。だからといって、曜日や場所を簡単に変えることができますかと。子供のいるチームだったら子供たちの放課後や土日の過ごし方が大きく変わるし、そこには送迎をする保護者の予定にも影響が出てくる話です。
指導者も皆さん仕事を持ちながら、子供たちの成長に携わっていただいておりまして、場所も曜日も、社会体育に参加していくための大事な条件なのです。だからこそ、関係者の皆さんが必死に施設の確保に動いておられるのです。社会体育を支えてくださっている皆さんのことを想像しておられるでしょうか。はっきり言えば、関係者に何をさせているのかという話なのです。
もう一度、このスケジュール見ていただきたいのですが、この1か月間中、会場が確保できるかどうかに追われて、そうしている間にすぐ次の月の予約が始まって、もう年がら年中、朝から晩まで考え続けなければならない。この状況はスポーツの振興の観点から見てどう思われるでしょうか。お答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
まず、本業務におきましては、利用団体の活動全てに対しまして、特定の曜日や時間を毎回必ず担保するということは難しいということは御理解いただきたいと思っております。その上で、市民の誰もが身近にスポーツに親しめる環境を整え、さらに公平性を担保することは、これはスポーツの振興にもつながると考えております。
○本池涼子君
次に、システムの導入のうたい文句であった、今も言われた公平性の質問です。私自身、公平性といってこのようなシステム、これほど皆さんに迷惑をかけてまで強引に入れること自体に疑問を持つ立場なのですが、市がそう言うからには本当に公平にするのか見なければならないと考えてます。
市内中心部の競争率の高い学校では、地域のスポーツ団体の利用日である週2日を学校が非開放にしてしまって、他の団体が予約できる枠すらない状態になっていると聞きました。このことは認識しているでしょうか。しているのであれば、どのような対応をしているのかお答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
本市が一般の方に開放している施設及び利用可能日、利用時間につきましては、各学校長の判断により、学校教育に支障のない範囲で許可されているものでございます。当該事案については、学校長が状況を踏まえて、優先利用の取り扱いを判断して、開放不可日とされているものでございますので特段の対応は行っておりません。
○本池涼子君
学校任せで何もしていないということなのですが、そういう対応が社会体育の振興になっているのかどうかお答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
繰り返しになりますけども、本市においては各学校長の判断によって、学校教育に支障のない範囲で許可されたものを市民の皆様に開放しておりますので、この対応には問題がないものと考えております。
○本池涼子君
少なくともこの件に関して、これが公平だと思われますか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
学校教育の施設の中で、学校教育の方を社会体育よりも優先しているというふうに見えるかもしれませんが、それは学校教育の施設の中であれば、全然不思議ではないことのように思っております。
○本池涼子君
ちょっと理解しかねますので、もう一度お願いします。今この学校で起きていることが、市の言う公平なのかどうかというのをお答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
先ほど申しましたのは、学校の施設が開放された中で、市民の皆様に使っていただこうという施設でございますので、この状況であれば、今やってることは公平であるというふうに考えております。
○副議長(江村卓三君)
本池議員、2番の委託業務の概要に入る内容になるかと思いますが、簡潔にまとめていただければと思います。
○本池涼子君
私はその関わりはどうかと思います。社会体育には競技スポーツもあれば生涯スポーツもあって、私はスポーツを通じた交流や人間関係の希薄化等を抱える地域社会の再生、心身の健康の保持・増進という視点からも、地域の方々の活動もまた大事だという立場です。
しかしそれはみんな同じです。だからこそ譲り合って気持ちよく使わなければならないのであって、そうした利用をしていく働きかけを、社会体育を所管するスポーツ振興課はしなければならないはずなのです。スポーツの振興のために様々な施策がありますし、例えば、このたびの予算でも賞賜金など、選手の活躍をたたえるものも含まれています。それは大事なのですが、そういう結果も日頃の活動あってのものではないでしょうか。もっと言えば、社会体育を支えてくださっている関係者のおかげだと思うのです。
この学校で起きている事象に対して、一度でも学校や利用団体とひざを交えて話をしているでしょうか。教育委員会に話をしたでしょうか。してませんよね。学校が決めたことと言って、目の前の問題から逃げているだけではないでしょうか。その結果として、練習場所からはじき出されるチームが出て、団体同士の対立が深まったり、分断されて、学校や窓口には苦情が押し寄せて、もう今空気は最悪です。
そして、こういうことがあちこちで起きるようになると、しまいには学校をどう抱き込むかという話になってこないでしょうか。今の対応は学校を立てているように見えて、実際は放り投げであって、学校関係者をどんどん苦しい立場にしていることに気がつかないでしょうか。
2年前、学校現場も社会体育の実情も無視して、調整業務を市内一括で民間業者に放り投げたことで混乱が生じました。これについては以前、質問していますが、やり方を変えた背景には、社会体育の窓口であった教頭先生の負担軽減がありました。ここまできてその達成度はどうでしょうか、教頭先生なり学校の負担は軽減しているでしょうか。簡潔にお答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
この学校体育施設開放業務を見直す契機になったのは、コロナ禍において施設利用の可否に関する電話連絡等が増加をして、各学校の負担が課題となったことでございます。業務を一括して民間事業者が行うことにより、学校における団体の利用調整や連絡業務は解消されましたので、学校側の負担は一定程度軽減をされたものと認識をしております。
○本池涼子君
確かに今おっしゃったように利用調整は切り離されているのですが、開放に当たっての、このたびのこうしたことに対して加わった実務もありますし、まだまだあるのですよね。今言ったようなストレスも加わって、とてもではないですけど軽減にはなっていないと思います。
そして、それもこれも新規の団体が入れるようにということで、平等にするんだと言われてきたものですので、新規の団体がこれに対してどう思っているかを聞いてみました。少なくともシステムになったから入れたと喜んでいる声は私には届いていません。新規の団体も同じように、安心して練習できないことに困っておられます。ある指導者は、子供たちにはみんな予定があって、練習がない日には塾を入れたりしている。家族との夕食の時間、勉強の時間、寝る時間も確保してやらないといけないから必死ですと。もし取れなかったときにどうしようということをずっと考えている。仕事もある中で何のためにこれほど悩まなくてはいけないのですかと言われていました。システム導入の効果を市としてどのように考えているでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
システム導入以前と比較をいたしまして、登録団体数は増加傾向でございます。これはオンライン化による利便性の向上に加えて、各学校の施設情報をシステムを通じて、利用者に効率的に提供できるようになった結果と考えております。また利用団体の集計や抽選結果等をシステムから一括で出力できることから、事務処理の負担軽減に資するものと判断をしております。
○本池涼子君
システム導入説明会で利用団体に言った利便性とか公平性は向上しましたでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
全ての手続や施設情報の取得、連絡調整のやり取りが、システム内で完結することにより、利用者の利便性は確実に向上しているものと認識をしております。また、これまで希望枠が重複した際のアナログな調整では、団体間で合意に至らない事例もございましたけれども、抽選予約を導入したことで、より多くの市民の皆様が公平に学校体育施設を利用できるようになったことから、公平性も向上しているものと認識をしております。
○本池涼子君
利用者の利便性は向上したというのは、すみません何を根拠におっしゃっているのか、もう一度お願いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
利用者の利便性、一番はシステムを見ることで、どこの施設が空いている、抽選の後でもどこが空いているとか、どこが埋まっているということが、はっきり分かるようなこと、それが一番大きなところだと思います。
○本池涼子君
どこが空いてるかという話は、このシステム導入前から分かっていた話ですよね。市内一括にした段階で、どこが空いてるかというのは見えるように変えたではないですか。だからこの導入とは関係ないと思うのですが、そこはどうでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
システムを導入する前に一括で見ることができるというのは、ひょっとしたら紙の状態かもしれませんけども、例えば新規の団体とかがシステムを覗くことによって見れること、そういう意味では今回からだと思っております。
○本池涼子君
それは多分、認識が違うと思うのですけど、システム導入前から、どこの学校がどのように、どこが開放で非開放なのかというのは、もう可視化できるようになっていたはずですけど、それは違いますか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
開放の施設とか時間とか、それについてはもうオープンにしておりました。抽選の結果がすぐに分かるとか、そういう意味でタイムリーに抽選の結果とかが分かっていくということは、便利なところだと思います。
○本池涼子君
だからその抽選の結果が見れるとかというのは、それが本当に利便性が向上してるのかというのは、利用団体にきちんと確認しないと分からないことですよね。そこがみんな不便だと言っているのですよ。だからそれは中でしっかり検討してください。
これまで新規の団体が入れない状況が――これまでですよ――間違いなくあったのでしょうし、いろいろな団体がおられて、決して円満でなかったことは分かります。しかしそれでも解決の仕方がおかしいのです。これでは今まであった課題を、市の目から見えなくしただけではないでしょうか。そして見えなくしているのは、それだけではありません。来年度予算では、学校体育施設開放業務に委託料として120万円の予算がついています。この120万円で何をどんな業者に委託しようとしているでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
令和8年度の学校体育施設開放業務に係る委託については、従来どおりの学校及び利用団体との連絡調整に加え、システムに関する問合せ対応、抽選申込等の情報管理や各種パラメータ設定を含む、システム処理全般を対象に民間事業者に業務を委託する予定でございます。
○本池涼子君
つまり学校体育施設開放の利用調整はシステムですから、それ以外の学校開放に関する業務ということでいいですか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
概ねそのとおりだと思います。
○本池涼子君
つまり学校開放は、スポーツ振興課の手を離れるということです。これは聞き取りでも確認をしました。ここで思うのは、大混乱させるだけさせておいて、その苦情も含めて今後の窓口は民間に委ねるというのはどうなのでしょうか。利用団体の苦情は、民間業者とスポーツ振興課とで、なすりつけ合いになって、まともに受けとめるところがないさまが目に浮かぶようです。
今後の方針を聞きます。関係者の皆さんからは、このようなシステムをやめて欲しいという声がかなりあります。使うなら大幅な改善が必要ですし、体育施設をみんなが仲良く使えるにはどうしたらいいか、その検討が必要だと思いますが、関係者の声を聞いて是正していくつもりはあるのでしょうか。このまま予約システムを使い続けていくつもりなのかどうかお答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
令和6年度から段階的に業務の見直しを進めて、このたびシステム導入に至りました。運用を開始したばかりでございますので、システム運用は継続をいたしますが、運用状況を注視して、見直しの必要が生じた場合は、その都度対応してまいりたいと考えております。
○本池涼子君
もうすでに見直しの必要性が生じていると思うのですけど、それはどうでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
4月の抽選の結果を見ますと、希望どおりの場所ではなかったところもありますが、概ね活動する場所を皆様確保されています。ですので、今後の皆様が活動される方の場所の確保の状況というのは、ずっと見ていかなくてはならないと思っておりますけれども、今の段階で何かこのシステムを変えなくてはいけないということはないというか、今から注意して見ておかなくてはいけないというふうに考えております。
○本池涼子君
多くの団体が1件は取れているからということなのでしょうけど、それが皆さんがどんな御苦労をして、そこに参加しているか、取れたなら取れた、外れたなら外れたで、どんな苦労をされているかを、きちんと部長自身も把握をされた方がいいと思います。
話を委託料に戻します。タブレット4枚目を見ていただきたいのですが、これが学校開放業務の委託料の推移です。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○本池涼子君
この数年間でこれほど削られています。なぜ利用調整のない来年度予算で増えているかは不明なので、これはぜひ委員会の方で確認していただきたいところです。
学校開放は、行財政改革推進会議――通称せんたく会議での見直しの対象となり、そこで委託料の縮減が求められてきました。そして、タブレット5枚目にあるように、財政健全化プロジェクトでは、新たな収入の確保として、受益者負担が掲げられていることが分かります。さらにスポーツ推進計画には、施設の有効活用を図ることが記載されており、下関市としては既存団体のみならず、多くの団体に使っていただく土台をまず整備し、いずれ料金を徴収しようとしていることだと理解しています。
新規団体が入れるようにするにしてはちぐはぐですし、現場を理解しようともされず、既存団体を「既得権益」呼ばわりしているあたりを見ても、本当の狙いはこちらなどだと私は思っています。動機が異なるから現場と対立してしまっているのだと思います。料金の徴収については、維持管理にはお金がかかるだろうから払ったっていいという人は多いし、それはそれで必要なら、正直に相談すればいいことだと思います。
それ以前に知っていただきたいのが、みんなが今負担なしで使っているわけではないということです。スポ少を例に見ても、保護者は月謝を払っているし、チームとして、例えば使っているグラウンドの砂が減ったら、真砂を学校と折半して買ったり、体育館の備品や修理を負担したというチームもあります。また子供たちへの教育的な関わりの一環ですが、年末や年度末には感謝を込めて、練習拠点の体育館や倉庫を大掃除するチームがほとんどなのです。このような実態を御存じの上で、既得権益の打破とか言っておられるのでしょうか。お答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
利用されている方の御苦労といいますのは、私も利用してる者の一人ですので、ある程度のことは分かっていると言いながら、今回皆様の声を全部聞いているかといえば、そうではないというのは認識をしております。
今後システムの改善に対する意見も含めて、いろいろな意見を聞かなくてはならないと思っております。社会体育を推進するに当たって、全ての負担を市がするのかどうかというのも、議論の一つだと思います。どこまで市の方で負担ができるのか、ある程度の受益者負担を求めるかというのもあると思います。その辺、今から当然考えていかなければいけないことなのだろうと思っております。
○本池涼子君
だから、その利用団体の皆さんの現状を知った上で、この間、ずっと既得権益と言われていますよね。そういうことを言っているのですかと聞いているのです。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
今利用していらっしゃる方が既得権益化されているというふうに言うつもりもあまりないのですけれども、実際に同じ団体が同じ場所でずっと活動している状況というのはあると思います。そのときに新しい団体が入っている割合が少ないということも事実だと思います。それが希望がぶつかってないから、その状態なんだって時は、それは全然問題にする必要はないと思いますけれども、今回の仕組みを変えている内容というのは、もう仕組み自体が公平性を担保できるもの、そういった調整についても機械でやりますから、そういった仕組みを、今、既得権益になっているよとかではなく、仕組み自体でそれを担保しようというものだと思いますので、そう考えれば、早いうちに導入したほうがいいのではないかと、そういうふうに考えております。
○本池涼子君
学校開放の根拠法は何でしょうか。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
根拠法令につきましては、学校教育法第137条に「学校教育上支障のない限り、学校には、社会教育に関する施設を附置し、又は学校の施設を社会教育その他公共のために、利用させることができる」と規定されているほか、社会教育法第44条、学校施設の利用にも規定されております。さらにスポーツ基本法第13条において、これは概略でございますが、「公立学校の設置者は、その設置する学校の教育に支障のない限り、当該学校のスポーツ施設を、一般のスポーツのための利用に供するよう努めなければならない」と規定をされております。
○本池涼子君
時間がないので中身には触れませんが、根拠法の理念に基づいて、対立を持ち込むのではなく、それこそ他者を尊重し協働する精神で、誠実に対応しなければならないはずですし、その視点からの施策を取って欲しいと思います。
現在、部活の地域展開と関わって各団体に中学生の受け皿にならないかと声をかけておられると聞いています。まともな受け皿の整備もないまま、土日の部活だけ廃止すると決めてしまった教育委員会にも問題はあると思うので、よく聞いていただきたいのですが、関係者の皆さん、まともに練習場所も確保できないのに、受け入れられるわけがないじゃないかと。受け入れたくても練習場所が確保できなかったり、不安定ならかわいそうだと言っておられます。SDクラブが始まったらもっと混乱するのではないかという懸念の声もあります。
どんな環境にある子供たちも、安心して練習に参加できるような部活の地域展開にしなければならないし、そのためにも学校開放をスポーツをする人たち全体が、うまくいくような仕組みに変えないといけないと思います。
今回、トイレに関してトイレ高質化推進室を作るそうなのですが、子供たちには今しかありませんので、トイレ以上に推進室なりプロジェクトチームなりをつくって事に当たる必要があると思います。どう見ても今の人員で手が回るわけがないからです。苦情受付を民間委託するというのも絶対におかしいし、耳の痛い話こそ大事にして、現場を改善していって欲しいと思います。委託料120万円は、そこに回してはどうでしょうか。
振り返って、今下関市がやっていることが、社会体育の充実につながっているかどうか。どう思われるか、お答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
本業務につきましては、従前から広く市民の皆様にスポーツの場として、学校体育施設を御利用いただくことによって、社会体育の振興に寄与してきたものと認識をしております。さらに、このたびのシステム導入により、空き施設の有効活用が図られ、より一層の本市の社会体育の充実につながるものと考えております。
○本池涼子君
「学校開放が」はそうなのですけど、今下関市が、今観光スポーツ文化部がやっていることが、社会体育の充実につながっているかどうか、お答えください。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
先ほど申しました施設の利用の公平性というものが、この仕組みによって担保されたら、それは社会体育の振興の一つになると思います。そういう意味でも、このシステムの導入を早めにやって――ただこれまでやってこられた方が、状況が変わって、いろいろおっしゃる意見、それは聞かなければいけないと思いますけれども、早めにこのシステムを導入するということが、振興につながるというふうに考えております。
○本池涼子君
システム導入が振興につながるということなので、公平性が仕組みによって担保されていると今おっしゃいますけど、その仕組みが今のシステム導入によって、公平性という部分が揺らいでいるから、これほどの苦情が来ていると思うのです。だから、そこを考えてくださいねという質問をずっと今してます。
前田市長にお聞きします。市長は、学校体育施設開放について、スポーツ関係者から何も聞いていないでしょうか。見直す必要があると思うか思わないか、お考えをお願いします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
私の方からお答えをさせていただきます。学校体育施設の利用に関しては、これは市長をはじめ、我々のところにも多くの御意見が寄せられております。市民の皆様のスポーツ活動に対する熱意を改めて感じたところでございます。今回のシステム導入は、多くの市民の皆様に、学校体育施設を一層有効に御活用いただいて、より主体的にスポーツ活動に取り組める環境を整備することを目的としたものでございます。今後も、システム運用を継続しながら、スポーツの振興を図ってまいりたいというところでございます。
○本池涼子君
前田市長にお聞きしたいのです。以前、確かに聞き取りのときにお伝えしていないときもあった。だけど、聞き取りのときに伝えてくれたら答えるよとおっしゃってくださいましたよね。だから今お聞きしているのです。きちんと伝えました。前田市長がこのことについて聞いているか、見直す必要についてどう思われるかお願いします。
○市長(前田晋太郎君)
よくお聞きしておりますし、少しでも前に進められるように、担当課を信じております。
○本池涼子君
担当課を信じておられるということですけど、だから本当に関係者の声を聞いていただきたいし、それをきちんと受けとめていただきたいです。私が今日紹介したのは、学校開放、今起きてる問題のほんの一部であって、具体的にはもっとあります。午前中の質問にも出ましたが、移動の問題もあるし、キャンセルの問題もある。又貸しもありますね、又貸しの問題。それをしなければ利用権限の停止になるとか。そういった現状に合わないものがたくさん含まれてます。これほど関係者を怒らせている事業は、絶対に見直すべきだと思っています。
現場の方からは、開放時間の前半を子供たちのいるチームを優先して、夜間の時間帯との2部制にすれば、施設ももっと効率的に使えるのではないかと。そういったものですとか、かなり具体的な提案をいただいています。そして、それはスポーツ振興課は御存じのはずです。関係者の声を聞き、知恵を借りて、本当の意味で社会体育の充実を実現させていくべきだと思います。少なくとも、既得権益などと敵視していては、それは実現できないのではないかと思います。以上で終わります。(拍手)
○副議長(江村卓三君)
以上で、本日予定された個人質問は終了いたしました。残余の個人質問につきましては、来週9日に行います。本日はこれにて散会いたします。
著作権について
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