録画中継

第2回臨時会
5月14日(水) 本会議(表決等)
令和7年第2回下関市議会臨時会議事日程(第9号)

第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第81号 下関市海洋環境体験施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例
第3 議案第82号 工事請負契約の一部変更について(下関市立しものせき水族館(海響館)改修及びアシカ展示施設建築主体工事)
( 以上2件 経済委員長審査結果報告、質疑、討論、表決 )
第4 議案第78号 令和7年度下関市一般会計補正予算(第1回)
( 文教厚生委員長審査結果報告、質疑、討論、表決 )
第5 議案第79号 令和7年度下関市港湾特別会計補正予算(第1回)
第6 議案第80号 令和7年度下関市臨海土地造成事業特別会計補正予算(第1回)
( 以上2件 建設消防委員長審査結果報告、質疑、討論、表決 )
第7 選挙管理委員の選挙
第8 選挙管理委員補充員の選挙
【下関市議会 本会議確定版】


△会議録署名議員の指名
○議長(林 真一郎君)
 これより、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、御手元に配付のとおりであります。
日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。本日の会議録署名議員は、林昂史議員及び阪本祐季議員を指名いたします。
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△委員長報告
○議長(林 真一郎君)
 日程第2 議案第81号「下関市海洋環境体験施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例」及び日程第3 議案第82号「工事請負契約の一部変更について」を一括議題といたします。
 委員長の報告を求めます。坂本経済委員長。
  〔経済委員長坂本晴美君登壇〕
○経済委員長(坂本晴美君)
 経済委員会が付託を受けました、議案第81号及び議案第82号について、審査の経過並びに結果を御報告いたします。
 まず、議案第81号「下関市海洋環境体験施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 本案は、令和7年8月1日のリニューアルオープンを目指している下関市立しものせき水族館「海響館」について、アシカ展示繁殖施設増設に伴う新規に発生する管理運営コストに対応し、大規模改修に係るコストの一部を入館者に負担していただき、また、昨今の物価高騰に対応するため、観覧料の改定等、所要の条文整備を行おうとするものであります。
 審査に当たり、冒頭に執行部から、「個人」及び「団体」における大人、小・中学生、幼児の観覧料の20%程度の増額を基本に、それぞれ区切りのよい額に改定するとともに、「市民」における大人、小・中学生、幼児の観覧料は、市民への還元及び市民の利用促進を図るため値下げすることとし、併せて区切りのよい額に改定すること、また、これまでのサポーターズクラブ制度について、その種別、料金体系等が複雑であったことから、その簡素化を目的として年間観覧料を条例上に新設することなどの説明がなされております。
 審査の過程において、委員から、増額した金額の根拠についてただしたところ、執行部から、周辺類似施設との観覧料の比較においてバランスを見ながら設定した金額であり、改正後最初の3年間は黒字を見込んでいるが、今後の物価高騰等も見据え、5年後をめどにまた料金の在り方について考えたい旨の答弁がなされております。
 この答弁に接し、委員から、海響館はその中身が充実しており、多少金額が上がっても利用者に納得してもらえる施設だと考えられることから、今後の改修等も見据えて必要な数字として示されれば納得がいくが、周辺類似施設とのバランスにより金額が決定されるというのは根拠が薄いのではないかとの指摘がなされております。
 次に、委員から、料金については市民以外の利用者に対しては必要な値上げを行い、しっかりと施設として売上げを稼ぐべきではないかとただしたところ、執行部から、海響館単体で利益を出すことが必要とは思っておらず、適正な数字を目指していること、売上げよりも利用者数を増やし、周りの経済に対する波及効果を狙っている等の説明がなされております。
 この説明に接し、複数の委員から、理解はするがせっかくのリニューアルであり、星野リゾートの利用者等にとっては入館を足踏みするほどの値段の格差というものでもないので、もうけられるところからもうけ、それを皆さんに還元するということも大事ではないかとの指摘もなされております。
 このほか、委員からは、これまでの入館料の増額の経緯、年間の入館料総額、サポーターズクラブの現状、海響館の再開日や、今年の海峡まつりの時期に海響館の工事が重なった理由について確認等がなされる一方、市民料金が値下げされたことについては、複数の委員から評価する旨の発言がなされております。
 次に、議案第82号「工事請負契約の一部変更について」であります。
 本案は、下関市立しものせき水族館(海響館)改修及びアシカ展示施設建築主体工事において、調査の結果、外壁補修数量等の増工、アザラシ水槽における擬岩の劣化への対応、及び関門海峡水槽におけるシシオドシ擬岩の吐出口内面の経年劣化への対応が必要となったため、これらに伴う契約金額の増額変更を行おうとするものであります。
 審査の過程において、委員から、本工事請負契約における過去の変更契約について、その変更理由について確認がなされております。
 委員会は、以上2議案について、異議なく可決すべきものと決しました。
 以上が、経済委員会に付託された議案の報告となりますが、今回の審査の過程において、執行部の政策決定に対する根拠となるデータ等の提示が不十分であるように感じられる説明や、委員からの質問に対してその意図を取り違えた答弁が散見されました。
 議案審査を充実させるためにも、執行部におかれては、答弁やそのための根拠の整理について、今後、しっかりと行っていただきますようお願いをしたいと思います。
 以上で報告を終わります。
○議長(林 真一郎君)
 質疑はありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 質疑なしと認めます。
 これより、議案第81及び議案第82号について、それぞれ、電子表決システムにより採決いたします。参加ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認めます。まず、議案第81号について、採決いたします。本案に賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成総員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第82号について、採決いたします。本案に賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成総員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(林 真一郎君)
 日程第4 議案第78号「令和7年度下関市一般会計補正予算(第1回)」を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。吉村文教厚生委員長。
  〔文教厚生委員長吉村武志君登壇〕
○文教厚生委員長(吉村武志君)
 文教厚生委員会が付託を受けました、議案第78号「令和7年度下関市一般会計補正予算(第1回)」について、審査の経過と結果を御報告いたします。
 本案は、令和6年度に令和5年度所得等の推計額により支給した「当初調整給付金」について、令和6年分の確定した所得税額により改めて算定し、支給額に不足が生じた方に対しては、その不足額を、また、定額減税の対象外であり、かつ令和5年度及び令和6年度の非課税等世帯への給付を受けていない方に対しては、1人当たり4万円を給付金として支給する「定額減税補足給付金給付事業」を実施しようとするものであります。
 また、実施に当たり、歳出予算補正の第3款「民生費」において、当該事業費15億5,600万円が増額計上されるとともに、その財源として、歳入予算補正の第16款「国庫支出金」において、事業費と同額の15億5,600万円が増額計上されております。
 審査の過程において、委員から、今回の給付金の算定等が複雑で分かりにくいことから、市民からの問合せに係る体制についてただしたところ、執行部から、委託業務によりコールセンターを設置するが、コールセンターでは対応が難しいケースについては、市の職員が対応できるように、コールセンターと情報を共有しながら対応したいとの答弁がなされております。
この答弁に接し、委員から、コールセンターのオペレーターには、制度についての十分な教育を行った上で業務に当たるよう、徹底していただきたいとの要望がなされております。
 また、委員から、今回の給付金は、制度が複雑なだけでなく申請が必要となる場合もあることから、申請書の送付が必要となる対象者の抽出方法についてただしたところ、執行部から、国から提供されたプログラムや税情報のデータを活用することにより該当者については漏れなく抽出が可能であるとの認識が示されております。
 委員会は、本案について、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、付託議案の報告を終わります。
○議長(林 真一郎君)
 質疑はありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 質疑なしと認めます。
 これより、議案第78号について、電子表決システムにより採決いたします。本案に賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成総員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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○議長(林 真一郎君)
 日程第5 議案第79号「令和7年度下関市港湾特別会計補正予算(第1回)」及び日程第6 議案第80号「令和7年度下関市臨海土地造成事業特別会計補正予算(第1回)」を一括議題といたします。
 委員長の報告を求めます。星出建設消防委員長。
  〔建設消防委員長星出恒夫君登壇〕
○建設消防委員長(星出恒夫君)
 建設消防委員会が付託を受けました議案第79号及び議案第80号について、審査の経過並びに結果を御報告いたします。
 これら2議案は、いずれも令和6年度の決算見込みにおいて、歳出に対し歳入が不足することから、地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、令和7年度の歳入を繰り上げ、その不足額に充てようとするものであります。
 初めに、議案第79号「令和7年度下関市港湾特別会計補正予算(第1回)」は、歳入欠陥補填収入8,300万円を財源とし、前年度繰上充用金として同額を増額計上しようとするものであります。
 執行部から、令和6年度の決算見込みについて、令和6年度末時点において8,300万円の累積赤字額が見込まれるものの、令和6年度の単年度収支は6,089万1,406円の黒字となる見込みであり、平成30年度決算以降、7年連続で単年度収支の黒字を維持できる見通しであるとの説明がなされております。
 また、単年度収支の見込みが黒字となる主な理由について、長府扇町の土地売却収入約1,300万円が得られたことのほか、長府バイオマス発電所の稼働、長州出島におけるLNGバンカリング、新規荷役事業者の蔵置開始など、港湾施設を使用する民間事業が非常に活発になってきており、令和6年度の港湾使用料が過去最高となる7億円台に達する見込みであることによるものとの説明がなされております。
 次に、議案第80号「令和7年度下関市臨海土地造成事業特別会計補正予算(第1回)」は、当初予算において歳出予算との調整で計上を留保していた土地貸付収入3,262万5,000円、及び歳入欠陥補填収入22億2,237万5,000円を財源とし、前年度繰上充用金22億5,500万円を増額計上しようとするものであります。
 執行部から、令和6年度の決算見込みについて、令和6年度末時点において22億5,500万円の累積赤字額が見込まれるものの、令和6年度の単年度収支は6,977万7,702円の黒字となる見込みであり、あわせて、本特別会計の主要な歳入となる土地売却収入について、令和6年度は新港地区長州出島の物流ゾーン3区画、長府扇町2区画の分譲を行い、合計5億8,574万6,000円の収入があったとの説明がなされております。
 審査の過程において、委員から、本特別会計における累積赤字解消の見込みをただしたところ、執行部から、今後の社会情勢に加え、土地の売却については相手方があることから明言はできないが、現在売却が可能な土地の時価評価額は約38億円となっており、累積赤字が1年でも早く解消できるよう、これらの土地の売却を進めていきたいとの見解が示されております。
 また、委員から、長州出島の産業ゾーンの売却が進まない要因をただしたところ、執行部から、製造業等の工場の誘致を目的とした産業ゾーンにおいては倉庫業等で利用される物流ゾーンと比べると土地購入後の投資額が大きくなることや、長州出島には鉄鋼業や発電事業で冷却水として使用する工業用水道が備わっていないことも一因として考えられるとの答弁がなされております。
 この答弁に接し、委員から、産業ゾーンの一部を物流ゾーンに用途変更することについての検討状況をただしたところ、執行部から、港湾計画の変更により物流ゾーンへの用途変更は可能であり、今後、その必要性が生じた段階で対応を検討していきたいとの見解が示されております。
 さらに、委員から、長州出島における工業用水道の導入の可能性をただしたところ、執行部から、現時点では導入についての検討はしていない。工業用水道を土地購入の必須条件とする企業があれば検討していく必要があると考えるが、企業が求めるその他の諸条件や投資額と売却額のバランスを含め、総合的に勘案した上で必要な整備を行いながら、今後の企業誘致を進めていきたいとの答弁がなされております。
 委員会は、以上2議案について、いずれも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、建設消防委員会に付託された議案の報告を終わります。
○議長(林 真一郎君)
 質疑はありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 質疑なしと認めます。
 これより、議案第79号及び議案第80号について、それぞれ、電子表決システムにより採決いたします。
 まず、議案第79号について採決いたします。本案に賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第80号について採決いたします。本案に賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。
 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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△選挙管理委員の選挙
○議長(林 真一郎君)
 日程第7 これより「選挙管理委員の選挙」を行います。
 お諮りいたします。この選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 選挙管理委員に、御手元に配付の選挙管理委員候補者一覧表のとおり、4名の諸君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました4名の諸君を、選挙管理委員の選挙の当選人と定めることに、御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4名の諸君が、選挙管理委員に当選されました。
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○議長(林 真一郎君)
 日程第8 これより「選挙管理委員補充員の選挙」を行います。
 お諮りいたします。この選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法により行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。議長において指名し、補充の順序は、議長の指名する順序といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名し、補充の順序は、議長の指名する順序とすることに決しました。
 選挙管理委員補充員に、御手元に配付の選挙管理委員補充員候補者一覧表の順位のとおり、4名の諸君を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました4名の諸君を、選挙管理委員補充員の選挙の当選人と定め、補充の順序は、議長の指名のとおりとすることに、御異議ありませんか。
  〔なし〕
○議長(林 真一郎君)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました4名の諸君が、選挙管理委員補充員に当選され、補充の順序は、議長の指名の順序のとおりとすることに決しました。
 以上で、今期臨時会の会議に付議された事件は、全て議了いたしました。
 これをもちまして本日の会議を閉じ、令和7年第2回下関市議会臨時会を閉会いたします。
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