録画放映

第4回定例会
12月10日(火) 本会議(一般質問1日目)
公明党市議団
恵良 健一郎 議員
1.保育園の待機児童の状況等について
2.障害者スポーツについて
3.バリアフリートイレについて
4.バス・タクシー乗車への助成について
【下関市議会 本会議確定版】

○議長(香川昌則君)
 2番、恵良健一郎議員。(拍手)
  〔恵良健一郎君登壇〕
○恵良健一郎君
 公明党の恵良健一郎です。よろしくお願いします。
  〔手話を交えながら発言〕
○恵良健一郎君
 公明党は、本年11月17日、結党60年を迎えました。これまで長きにわたり支えていただきました党員、支持者の皆様に、まずは心から厚く御礼を申し上げます。60年前――1960年代当時でございますが、日本の政界は保守と革新のイデオロギーによる抗争が激化しており、庶民は置き去りとなっておりました。
 そのような中、庶民の声を代表する政治家はいないのかとの衆望を受け、結成されたのが公明党であります。以来、大衆福祉の充実に努め、福祉を政治の主流へと押し上げ、さらには、子育て支援、バリアフリーなど生活者目線での政策の実現に邁進をしてまいりました。これからも現場の声に耳を傾け、制度の隙間で苦しむ方々に光を当て、どのような状況の方であっても、未来に希望を持てる社会の実現へ党創立者が示された「大衆とともに」との立党精神のままに尽力をしていきますことを、市民の皆様にお誓い申し上げまして、質問に入らせていただきます。
 初めに、保育園の待機児童の状況等についてであります。
 私は、今年ずっと児童クラブの待機児童のことについて質問をしてまいりました。保育園のことを決して放っていたわけではありません。保育園、児童クラブともに、待機児童の解消の問題は、今や本市の子育て政策において最大の課題であるという認識をいたしております。
 以前にも、この場で申し上げましたけれども、本市の子育て支援策、全体的に見れば、私が議員になって、この10年で大きく前進をしているということは間違いありません。
 今年の市報6月号にも、子育て支援の一覧、年齢に合わせたすごろくのような形で政策が紹介をされておりましたけれども、前にも申し上げましたが、あれは10年前に比べますと、ほとんどなかったか、規模が小さかったかということであります。
 実際、私も10年前、子供が8歳と3歳でしたけれども、まさにこの10年間、こういった様々な子育て支援策、私も恩恵を受けながら子育てを下関でさせていただいた者として、単なる理屈ではなくて、本当に実感として、政策が充実できていると感じております。この10年のうち、8年は前田市長でございますから、大いに進めていただいたと私は評価をいたしております。
 その上で、この後に及んで保育園、児童クラブの待機児童の問題がなかなか解消しないということでありますので、やはり最大の課題であり、速やかに対処していかなくてはいけないという思いを持っておりますので、質問をさせていただきます。
 それでは、私は資料を準備したのですが、モニターです。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○恵良健一郎君
 これは市のホームページに出ているのですけれども、現在の下関の市内の保育園、こども園等の空き状況の一覧ということです。保育園の名前ごとに年齢別に入れる、入れないがあるわけですけれども、これは12月の状況ということで、ゼロ、1、2、3、4、5とあるのですが、見ていただくと、これは本庁ではバツ、つまり入れないということです。これが何年も、一時的にこうなっているということでもなく、ずっとこういうことが常態化しているわけです。これは本庁で地域別に出ているのですが、どこを見てもほとんどバツ、つまり今入れたいけれども入れないという状況です。
 これはホームページに載っていますので、すぐ子供を預けたい、子供をどうしようかと考えている方もこれをじっと見るわけです。これを見て、どう思うかということです。児童クラブはこんなのはありませんけれども、保育園はこのように明確に出ていますから、申し込まないと入れませんので、これを見てどう思うかという話です。
 改めて、これを見て「安心して下関で子供を産んで育てることができる」「自分も働きたいように働ける」と思うでしょうかということなのです。
 そういうことで、最初の質問でございます。
 最初の質問ですが、保育園の入園の申込みというのは、毎月20日までに申し込んで、翌月から入れるということになっております。前月の20日に申し込んで、翌月の1日から入れるという形になっているのですが、申込みがあって、多ければ抽せんをして選ばれた方が入園できると、そういう状況になっていると思うのですけれども。
 そこで最初のお尋ねですが、10月から入れたい、11月から入れたいという、申込みの状況はどうであったのか、まず入園の申込者数、それから実際に入園できた人数、それから入園できなかった方の人数、それからいわゆる国基準でいう待機児童が何人いるのか、10月、11月の2か月分についてお尋ねをいたします。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 令和6年10月、11月入所の申込みのあった人数、入所した人数、入所できなかった人数及び入所できなかった人数のうち、国基準の待機児童数についてお答えします。
 まず、10月入所の申込人数は287人に予約申込者数25人を加えた312人、そのうち入所決定した人数は24人に予約入所者数3人を加えた27人、入所できなかった人数は、予約分を除いた263人となります。そのうち国基準の待機児童数は57人となっております。
 次に、11月入所の申込人数は302人に予約申込者数22人を加えた324人、そのうち入所決定した人数は10人に予約入所者数3人を加えた13人、入所できなかった人数は、予約分を除いた292人となります。そのうち国基準の待機児童数は118人となっております。
 なお、予約入所は育児休業中の保護者が安心して育児休業を取得できるよう、育児休業の期間中にあらかじめ入所希望月を決めて、入所予約を行うものでございます。
○恵良健一郎君
 今数をお聞きしました。この表を見て、今の状況、一般的に今の数字というのは表には出ないわけですけれども、9月20日に申込み締め、10月20日に申込み締め、10月、11月からお子さんを入れたいということで、300人以上の予約等々内訳はあるのですけれども、いずれにせよ、300名以上の子供を入れたいという申込みがあるのですが、それに対して、実際に10月1日からお子さんが入れた方は27人。11月1日から入れた方は13人ということで、この申込数に対して明らかに入園できる方が限られているわけであります。
 国基準での待機児童の方が、10月は57人、11月は118人ということで、この国基準というのは、いわゆる本当に預けられない、家に子供がいる方ということだと認識をしておりますが、そのほかの方としては、転園をしたい、園をより自分が預けやすい所、家の近所とか職場の近所とか、ちょっと変えたいという方や認可外から認可の保育園に預けたり、いろいろな御事情がある。それで、300を超える申込みが毎月あるということなのですが、それに対して、あまりに、入れている方が1割にも満たない。ほとんどの方が入れず、今も待っていると思うのですけれども。これも御承知のとおりですが、4月1日はゼロなのですけれども、5、6、7、8月と月が重なるに従って、1歳になったらとかいうことで年度途中からもちろん入れたいですから、こうなるわけです。この表を数字で表せば今のような状況ですが、これが何年も続いている。つい最近こうなったわけではないわけです。
 そこで、次の質問です。入れなかった方、ほとんどの方が入れないのですけれども、何で入れないのかと。「入れないと困る」と我々にもそういう声を頂くのですけれども、市のほうにも行くと思う。入園決定というか、駄目だった、入れたという決定があると思うのですが「何で入れないのか」「入れなければ困る、どうするのか」という問合せがあると思うのですけれども、これは切実な問合せだと思いますが、そういうような問合せに、担当部局、市としてはどのようにお答えをしているのか、お尋ねをいたします。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 保育所等へ入所できなかった方に対する対応についてお答えします。
 市による利用調整の結果、保育の実施を行わないこととしたときは、保護者に対し、保留の理由を記載した利用施設・事業調整結果(保留)通知書により通知を行っております。また、入所が保留となった方からお問合せがあった場合は、お問合せの内容に応じて市の担当者が利用調整の仕組みや入所希望園の応募状況などを丁寧に説明しております。
○恵良健一郎君
 この質問はあえて聞いたのですけれども、それは今の部長のお答えになるでしょう。それで納得されるかどうか。「そうですか、分かりました」という方はまずいないと思う。そもそも枠が足りないわけですから。枠が足りないところに、そういう理由を言われて「そうですか」と納得する方はまずいないし、普通考えれば、枠を増やしてほしいということがもっともな市民の御意見だと思う。
 大部分の方は預けられている。もともと少子化で保育園に入る子供の人数も減っていくということを前も言いましたが「待機はなくなる」ということをずっと言われてきましたけれども、何ら改善がなされないまま今に至っているわけで、ここを一番何とかしなければいけないと思うのですけれども。これで少子化対策、人口減少を食い止めようということに本気なのかと疑わざるを得ないところです。ここを何とかしないといけないと思うのですけれども。
 それで今のように答えていただいても納得はない。我々のほうにも「どうにかならないのか」「どうなっているんだ」というお声もたくさん来るわけであります。その上で、私ちょっと言いましたけれども、そういうふうに答えると、実際、今待機が発生しているということなのですが。
 続いて、今さらですけれども、改めてこの待機が発生する理由というのはどこにあるのでしょうか、お尋ねをいたします。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 待機児童の発生については、様々な理由が考えられますが、ここでは代表的な三つの理由をお答えします。
 まず一つ目は、共働き世帯の増加に伴う保育需要の増加によるものです。特に3歳未満児の就園率は毎年増え続けており、本市では、令和2年4月1日時点のゼロ~2歳児の就園率が38.4%であったのに対し、令和6年4月1日時点では44.7%と、ここ5年間で6.3%増加しております。
 二つ目は、施設の面積不足によるものです。公立園の多くは昭和40年から50年代に整備しておりますが、当時は3歳以上児の保育が中心であったため、3歳未満児は比較的狭い保育室を利用してまいりました。各園では、3歳未満児の増加に対応するため、年長児の保育を遊戯室で行うなど、保育スペースの確保に努めてきてはおりますが、設備基準の関係上、3歳未満児の受入人数を制限せざるを得ない状況でございます。
 最後に三つ目は、保育士不足によるものです。保育士の配置基準は、4歳~5歳児の場合、25人に対し保育士が1人必要であるのに対し、1歳~2歳児は6人に1人、ゼロ歳児では3人に1人となっております。そのため、3歳未満児を受け入れるには、施設側で基準となる保育士を確保する必要がございますが、保育士不足は全国的な課題となっておりますので、募集をしても必要な保育士数の確保ができていない状況でございます。
 これにより、年度途中で保育所等への入所を希望されても、施設側での受入れが難しいため、多くの待機児童が発生している状況でございます。
○恵良健一郎君
 理由はもう明々白々なんですね、対策は後で聞きます。これはやはりしっかりやっていかないと、今、働き方、壁をなくそうというような動きにもなっていますから、しっかりその辺も踏まえて。今の理由、明々白々です。
 例えば、5年前からでも何かできなかったのかと今考えればそういう気がするのです。「5年前に今の三つの理由が全く分かりませんでした。いやこんなことになるなんて」とは、とてもそんな感じとは思えません。5年前に今のことは分かっていたのではないかと思うのですが、どういう手を打ってきたのかと。これは我々にも責任があります。ただ、後で対策は聞きますけれども、先を見据えてやらないといけないです。今からです。
 それでは続いて、今度は(2)です。保育士さんの処遇改善の状況です。
 今、保育士さんが不足しているのが理由だというのもありましたけれども、まずこの3年で保育士さんの処遇はどう改善したのかということです。保育士さんのお給料が少ないと、全産業より少ないとかでいろいろ言われながらアップもしてきているのだろうと思うのですが、実情をちょっと確認したいと思うのですけれども。
 令和4年でしたか、3%アップさせるということで補正予算を組んだりとかいうことで行いました。公立の会計年度任用職員の方はどうなるのかという話も、あのときにやりましたけれども、実際、この3年で保育士さんの給料はどうなっているのか、公立は正規、会計年度任用職員の方ともちゃんと給料表に基づいて分かりますので、私立園の保育士さんのことになりますが、運営費交付金を出していると思うのですが、その辺りから過去3年の推移を示していただきたいと思います。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 令和3年度から5年度までの3年で、保育士の処遇はどう改善しているのかについてお答えします。
 本市の私立保育所等に勤務する常勤保育士等の平均月収は、令和2年度の時点で31万775円でございました。令和3年度は、国の公定価格に係る人件費の増加率に変更はなく、月額は令和2年度と同じ31万775円でございました。令和4年度は、国の公定価格に係る人件費の増加率が4.2%であったため、前年度から1万3,053円増の月額32万3,828円となっております。令和5年度は、国の公定価格に係る人件費の増加率が5.2%であったため、前年度から1万6,839円増の月額34万667円となっております。
 なお、令和6年度は国の公定価格に係る人件費の増加率が10.7%と大幅に上がることが見込まれており、これを反映した場合の月収は、前年度から3万6,451円増の37万7,118円となります。
○恵良健一郎君
 何とか上がっているという感じなのかなと思いました。これは国のほうが公定価格で決めていますから、市独自でとか、園独自でということはできないわけで、国の根本的なところがもちろん優先というか、そこに大きく影響されるのですけれども、今聞きますと、私立の正規で働いている保育士さん、経験年数によっても、もちろん園独自であるのでしょうけれども、何とかこの額で働いていただけるのかなと。ただ、本市においては不足しているというのが現状のようです。
 金額は分かりました。あとはプラス各自治体が独自の手当て等々をつけて、何とか自分の自治体に保育士さんを確保しているという状況だと、うちも何とかやれる範囲で今頑張っているという状況です。
 それで今度、今、保育士さんが不足しているということだったのですが、本市において保育士さんが不足する理由というのは何でしょうか。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 保育士が不足する理由について、様々なものがあると考えられますが、そのうち潜在保育士を一例にお答えします。
 初めに、潜在保育士とは保育士資格を持っていても、保育所や認定こども園などの保育に関連する施設に就業していない方のことを言います。
 令和4年度厚生労働省白書によりますと、毎年、保育士資格を持つ者は増えておりますが、令和2年度時点で、実際に保育に関連する施設で働く人の割合は約4割しかおらず、残りの約6割が潜在保育士となっております。
 保育士として就業した後、途中退職する方もたくさんいらっしゃいますが、東京都が令和元年に保育士の退職理由を調査した結果によりますと、保育士の退職理由は多い順に「職場での人間関係」「給料が安い」「仕事量が多い」となっております。そのため、保育士不足の改善には、潜在保育士の確保や保育士の処遇改善が重要と思われます。
○恵良健一郎君
 分かりました。理由は様々分析をされておられて、把握はされているようですので。
 では、最後ですけれども、待機が発生している、保育所が不足している、これに対して今後どのように取り組むのか、お示しください。
○こども未来部長(栗原紹子君)
 本市の保育所等で多くの待機児童が発生している状況を踏まえた今後の取組についてお答えいたします。
 本市では、年度途中から待機児童が発生しておりますが、その多くはゼロ~2歳児となっております。そのため、保育士確保を目的に、令和3年度から私立保育所等新卒保育士就労支援金や待機児童対策(保育士確保)促進事業費補助金を創設し、今年10月からは、山口県と本市の共同事業による保育士独自加配支援補助金や下関市保育士・保育所支援センターのウェブサイト「保育まっちんぐ下関」を開設したところでございます。
 このサイトでは、市内の公私立保育所等の求人情報等を掲載しており、就職支援コーディネーターが就職希望者からの問合せに対して支援を行うことで、潜在保育士の確保に努めているほか、現役保育士が仕事を続けられるよう必要な相談支援も行っております。
 また、保育士の処遇改善については、国の公定価格に基づいた施設型給付の増額、保育士の負担軽減を図るための「就学前施設ICT化事業」にも取り組んでおります。
 施設の受皿不足については、令和5年度に本市初となる地域型保育事業を川中・勝山区域に導入しておりますが、今年度もゼロ~1歳児を中心に待機児童が発生しているため、新たな地域型保育事業を導入することも検討してまいります。
○恵良健一郎君
 文教厚生委員会で「“ForKids”プラン2025」の議論もあったと思います。そこが今、向こう5年間の子育ての計画になるわけですから、そこでしっかりと今言われたようなことを入れ込んでいただいて、少なくとも5年後にはゼロを目指していただきたいと思います。
 5年前に何とかできなかったのか、これは我々にも責任があると私も思っております。来年の申込みというのは始まっているのか始まるのか、もう待ったなしだと思うのです。4月1日は一応ゼロだということですけれども。
 今言われて、何らか取組をしていただけると思いますが「“ForKids”プラン2025」と来年の予算と、しっかりとゼロに向けた道のりを示していただきたいと思います。
 児童クラブの時にも申し上げましたが、ここに及んで、もう思い切って、預ける側も預かる側も子供たちも、みんなが安心して笑顔で過ごせる、そういう保育園・児童クラブを目指すべきだと思います。壁は高いと思います。お金のこともあるし、建物も人もということですけれども、でも、やる気を持ってやらないと変わらないと思います。私もすごく感じるので、やはりやる気だと思います。本当にやるのかと、知恵を出せば少しずつでもできると思います。この1年で劇的に変えろとは言いませんけれども、ちゃんと道筋を立てることぐらいはできるのではないかと思いますので。ちょうど「“ForKids”プラン2025」ですから、そこでしっかり示していただきたいと思います。よろしくお願いします。これ以上長くなりますので、この項目は終わります。
 続いて、障害者スポーツについてです。この後バリアフリートイレもお聞きしますけれども、関係する団体の方々からちょっと御意見をいただいて、現状確認と要望等々をさせていただきたいと思います。
 障害者スポーツについてですけれども、今年はパリのパラリンピックなんかもあって、しっかりと啓発する、広めるチャンスではないかと思うのですけれども、まず新総合体育館での障害者の方の利用状況です。利用料も無料にしたということで、大きく門戸が開かれているのではないかと思いますが、まず利用状況をお尋ねいたします。
○福祉部長(野坂隆夫君)
 最初に、J:COMアリーナ下関に機能移転して以降も、障害者がこれまで同様に安心してスポーツ活動ができるよう、障害者スポーツセンターの指定管理者でありました下関市社会福祉協議会に、障害者スポーツ活動振興事業を委託いたしまして、引き続き、公認パラスポーツ指導員の資格を有する指導員を配置して、障害者のスポーツ活動を支援しているところでございます。
 利用者からの声といたしましては、供用開始から4か月経過いたしまして「多目的トイレなどの施設が充実していて使いやすい」あるいは「活動を支援してくれる職員がいることで安心して利用できる」といった声をいただいております。
 また、指導員のほうからは「新型コロナウイルス感染症の拡大以降、活動を休止していた団体がJ:COMアリーナ下関の供用開始をきっかけに活動を再開した」との話や「健常者と同じ施設を利用することで、体育器具を準備する際に、一般の利用者が手伝ってくれる」など、健常者との交流も生まれてきているというお話を聞いております。
○恵良健一郎君
 新体育館も最新ですから、今、利用者のお声をお聞きしますと、安心して使えているということで、古いところより新しいほうがいいですし、広く使えているのかということで、よく状況が分かりました。
 続いて、本市における障害者スポーツ振興における取組はどのようなことをされているのか、お尋ねをいたします。
○福祉部長(野坂隆夫君)
 令和6年8月に、このJ:COMアリーナ下関が供用されることに合わせまして、障害者がスポーツ活動をする基盤づくりを図るため、J:COMアリーナ下関以外の体育施設等におきましても、介助者を含めた障害者の使用料を全額減免し無料としたところでございます。無料の対象は、施設の使用料のほか、施設内の照明や冷暖房、体育器具など全ての使用料でございます。現在では、市内48施設が無料となっております。
 また、J:COMアリーナ下関におきましては、障害者スポーツ活動振興事業の一環といたしまして、障害者スポーツの大会や教室を開いて、障害者スポーツの振興に取り組んでおります。
○恵良健一郎君
 障害者スポーツ、皆様体を動かすことで生きがいを感じられるということですので、引き続き御努力をお願いしていきたいと思います。
 では、今いろいろな取組をしていただいているということをお聞きしましたが、最後ですけれども、本市の障害者スポーツの目指す姿というのはどのようなものでしょうか、お尋ねをいたします。
○福祉部長(野坂隆夫君)
 スポーツ庁の調査によりますと、成人の障害者のスポーツ実施率は、成人の一般のスポーツ実施率と比較すると著しく低い状況にございます。障害者がよりスポーツに親しむためには、障害者スポーツを支える人材の育成に加え、障害のある人が安心・安全にスポーツを楽しめる場の開拓や障害者スポーツに対する理解、促進を図る必要があると考えております。
 こうした取組をさらに発展させ、障害の有無や年齢、性別、国籍を問わず、全ての人が分け隔てなく楽しみ、互いを理解、尊重しながら共生するインクルーシブなスポーツ環境を構築し、スポーツを通じてまち全体が元気になることを目指しております。
○恵良健一郎君
 とても心強い、力強い答弁を頂いたと思います。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○恵良健一郎君
 先日、市で行われたということで、チラシをお出しさせていただいて、パラリンピックの選手も来られたりということで、こういうことが行われたということで、ちょっと私は行っていなかったのですけれども、今言われた周知といいますか、啓発の取組もすごくいいことだと思いますので、こういうのをどんどん、ぜひやっていただきたいと思います。
 そして、先日たまたまテレビで見たのですけれども、朝のニュースで全国の障害者スポーツ施設、現在全国に150か所あるということなのですが、これは必要想定の10分の1しかないということでありました。
 そんな中、江戸川区の取組があったのですが、今言われた人材育成ということで、障害者スポーツ専門の指導員さん、さっき福祉部長が言われた、社協に委託をして専門のスポーツ委員さんがいると思うのですけれども、そういう方が体育館とか一般のスポーツ施設の指導員さんを指導・レクチャーして、障害者スポーツを教えられる方を増やそうというようなことを江戸川区で行っているということでした。プールでも、障害者の方が泳げるようなプール、要するに障害者の方にどういうサポートが要るのかということ、専門の方はもちろん分かっているのですが、そのプール施設の方にも専門知識を得ていただいて、そこを活用してもらうというような取組をしているということでした。
 今、人材育成ということも御答弁がありましたから、施設整備はどうしてもお金がかかってしまいますが、バリアフリー化、あるいはその人材育成をもって、障害者の方のスポーツの裾野を広げるということはできることではないかなと思いますので、今お聞きをして、様々取り組んでいただいているということは理解をいたしました。ぜひ団体の方、様々御要望や御意見等々もあるようですので、そういった方々ともしっかり連携を取っていただいて、よりよい整備やよりよい運用をしていただければと思います。
 私もこの間、恥ずかしながら初めてモルックをやりまして、これは以外と――市長はプロだと思いますが――奥が深いと思いまして、子供たちや高齢者と皆さんとしたのです。誰でもできて、小学生が一番になったということもありまして、ユニバーサルなスポーツだと思いまして、こういったことを地道に進めていくということもしていただいているのですけれども、私もしっかりやっていかないといけないと。いろいろな所でちょっとスペースがあればできると思いましたので、そういうことにも私も力を入れていきたいと思いました。引き続き、障害者スポーツの振興のためによろしくお願いします。
 続いて、バリアフリートイレについてです。こちらもちょっと障害者の団体の方々から少し御意見を頂いてお尋ねします。
 バリアフリートイレというのは、いわゆる多目的トイレや多機能トイレのことを総称してバリアフリートイレと言います。身体が不自由な方が使うのはもちろんですが、いわゆる障害の方が使うのですが、身体が不自由になってきた高齢者の方も、広くていろいろな機能があって使いやすいということで、利用状況が増えていると、いろいろなところにあるといいなということでございます。
 そこで、市が設置しているバリアフリートイレの状況、個数とか管理状況、全体のことを聞きたかったのですが、それを一つで答えていただける所がなかなかない、部署ごとに管理しているということですので、設置箇所が多い3部局に聞きたいと思います。観光スポーツ文化部と都市整備部と教育委員会ですけれども、管理設置数が多いということで、バリアフリートイレの設置数、それから管理の状況、どこにあるのかという周知をしているのか、それから適正利用の啓発を行っておられるのか、その辺の状況をちょっとお尋ねいたします。
○観光スポーツ文化部長(田中一博君)
 観光スポーツ文化部が所管する施設の状況についてお答えをいたします。
 多目的トイレをはじめとするバリアフリートイレは、海響館等の観光施設は48か所、J:COMアリーナ下関等の体育施設は28か所、下関市民会館等の文化施設は3か所設置しております。現在、故障等により使用できないトイレはございませんが、設置目的を踏まえ、優先的に管理するよう努めているところでございます。
 次に、周知の方法につきましては、全ての施設ではございませんが、パンフレットやホームページにより、バリアフリートイレの所在をお示ししております。
 最後に、適正使用の啓発につきましては、バリアフリートイレを長時間使用するなど、不適正な使用が認められたことから、貼り紙で注意を促している施設が一部ございますが、啓発を常時行っている施設はございません。
○都市整備部長(山上直人君)
 都市整備部所管分についてお答えします。
 都市整備部では、公園の34か所と市営駐車場の2か所において、バリアフリートイレを管理しております。
 管理の状況としては、車椅子やオストメイトの方など、バリアフリートイレの設備でなければ用を足せない方の使用を考慮しまして、故障等の不具合があった場合は、優先的に修繕対応しており、現在使用できないトイレはございません。
 次に、バリアフリートイレの周知といたしましては、主要な公園については、公園緑地課のホームページ、細江町駐車場、赤間町駐車場の市営駐車場については、都市計画課のホームページにバリアフリートイレがある旨を示しております。
 次に、適正使用の啓発につきましては、これまでのところ、公園及び市営駐車場のトイレでは、必要としている人が使用できていないという声を把握できておりません。したがいまして、特段適正使用の啓発を行ってはおりませんでした。
 一方で、国の調査結果などによると、バリアフリートイレに子供連れなどによる利用が集中して、真に必要としている方が使いにくいという声があることも承知しております。
 今後の対応といたしましては、まずは、観光客の集中も想定される火の山の屋内展望施設などの計画中のトイレにつきまして、特に1か所にバリアフリートイレが複数ある場所については、サインの工夫などにより、車椅子やオストメイトの方が優先して使用するトイレと、おむつ交換などで小さなお子さん連れの方が優先して使用するトイレを区別することにより、適正使用を促したいと考えております。
 また、インクルーシブ公園としてリニューアル工事を今進めております川中中央公園につきましても、こちらバリアフリートイレを1基設置予定ですけれども、既存トイレへの手すりの設置などにより、機能の分散を行いつつ、バリアフリートイレを真に必要とされている方が優先して使えるよう、適正使用の啓発ポスターを掲示するなど、対応してまいりたいと考えております。
○教育部長(藤田信夫君)
 教育委員会が所管いたします公民館、生涯学習施設等のバリアフリートイレの設置箇所数は42施設68か所となっております。
 管理に当たりましては、故障等の不具合が生じた際は、優先的に修繕を行うようにしているところでございます。
 周知につきましては、各施設のホームページにバリアフリートイレの有無等を掲載しております。
 なお、現在のところ、特段の適正使用の啓発は行っておりませんが、今後啓発に努めたいと考えております。
○恵良健一郎君
 公の施設においては、管理も最優先でしていただいて、不適正な使用もあまりないようでございました。私もちょっと気になって、この質問をすると決めて、何か所か行ってみたりしたのですけれども、一つは海峡メッセの1階、展示見本市会場の横にトイレがあるのですけれども、あそこも多目的トイレがあるのですが、あそこは適正利用というか、こういう方が使えますよというのが貼ってありました。これは県だと思うのですけれども、こういうのがあると分かりやすいのかなという感じがいたしました。参考にしていただいて、ちょっと貼ってあれば、公の施設の不適正利用はほとんどないということでしたが、そういう啓発があれば、より適正な使用が進むのかなと感じました。
 利用者の方々からは、適正利用の声、これは公の施設ではない、いろいろなところにありますから、そういった人が多いところではどうしても不適正利用というか、適切に使えないケースがあるようだということと、あとはトイレの普及が足りないというようなお声を聞きました。公の施設に私も行くと、ちゃんとありますので、市全体として見たときには、少し足りないと感じられているのかなと思うのですけれども、今、都市整備部長からは新たな火の山のことだとか、駐車場等々、一番不特定多数の人が行きそうな、あるいは集中しそうな所をしっかり対応していただけるという御答弁だったと思いますので、ぜひ、その辺は私も期待をして、しっかり利用すべき方がしやすいような運用と整備等をお願いしたいと思います。
 生涯学習プラザも行ってみて、1階にトイレがあるのですが、あそこは多目的トイレが二つあります。1個はちょっと今使用禁止になっていましたが、最優先で工事をしていただいていると承知しております。二つあるのはさすがだなと思いながら、生涯学習プラザはいろいろな方が来られますので、そこもしっかりやっていただいていると感じました。引き続き、必要な方が利用しやすい管理・運用をお願いしたいと思います。
 それでは続いて、最後になりますが、バス・タクシー乗車への助成についてであります。
 これもいきいきシルバー100のことを今年取り上げてまいりました。どうなるのかという感じがあるのですけれども、前回6月に私なりの考えを、こうすべきではないかということをここで提案をさせてもらったのですが、改めて、県内の主なところの高齢者へのバス・タクシー乗車への助成、県内他市のバス・タクシー利用助成の状況を私なりにホームページとか見れば分かりますので、ちょっと調べてまとめてみました。
  〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○恵良健一郎君
 その結果、担当課の皆さんは御承知だと思いますが、調べてみますと、宇部市、山口市、萩市、岩国市、美祢市、70歳以上の方がバス1乗車100円、いわゆる100円バスが実現をしています。プラス山口市においては、65歳以上の方はグループタクシーという制度があって、山口市も広いですから、周辺部の方であまりバスの恩恵を受けられない方については、こういった形で距離に応じてタクシーの助成券を出すと。岩国市もタクシーの500円の助成券を出すと、バスプラスタクシーということです。
 周南市の場合は、条件をつけてバス・タクシー共通の助成券を配布すると。200円の助成券を年間最大48枚。
 防府市にあっては条件があって、1・2の選択からどうぞと。御自分のよりマッチしたほうの助成制度をどうぞということで、①としてタクシー・バス共通割引券、年間最大48枚が、バス・タクシーで使える。そして、②としてバス乗車券1乗車当たり100円割引を年間最大96枚配るということです。
 下松市は、70歳以上の方、バス1乗車当たり100円の割引券、最大年間100枚です。プラスタクシー1枚200円の助成券、年間最大30枚も支援するということです。
 柳井市では、こういう形で共通助成券、住民税課税・非課税、いわゆる収入によって支援に差をつけるというようなことをされています。
 光市においても、条件を満たせばバス・タクシーの共通助成金200券、年間最大48枚をお渡しするというです。
 私もよく県内の状況を把握しておりませんで、改めて、ほかがどうなっているのか自分なりに調べてみたのですが、大体こういう状況です。ホームページにチラシがあるところは、チラシをここに載せてみました。
 これは令和6年度、左のほうは下松市のタクシー利用助成事業ということで、条件と利用方法が書いています。右側は、グループタクシー、山口市、これも要件と助成の内容が書いています。それから、これは防府市です。さっき①か②か選べますということで、こういうチラシがありまして、ホームページに出ています。
 こう見ますと、下関のように曜日を決めて、この日だけやっているところはないわけです。これは何でかなと思うに、利便性を考えれば、乗りたいときに乗れる、このほうがいいという判断なのではないかと私なりに感じています。
 その結果、予算的に大丈夫なのは100円で乗れるのが理想ですが、そうではないところも、せめて助成券をお渡しして、自分が出たいとき、やはり都合がありますから、出たいときに出られる、病院に行くこともあり、買物に行くこともあれば、何かイベントに行きたいということもあると思うので、この助成券を見ると、いろいろ助成券をかなりの枚数配っているんですね。こちらのほうがスタンダードかなと。もちろん「これは紛失すると再発行はありません」とチラシにも書いているところもあります。紛失したらちょっと困るなということもあるのですけれども、他市の状況はこうやって利便性を優先しているのかなと私は感じるのですけれども。
 改めて、今年から通年化していただいて、火曜日にしたということ、そのことは何度も申しますが、通年化していただいて、御努力は評価をいたしますけれども、さらなる利便性向上には、まだ検討の余地があるのではないかと思うのですが、改めて、高齢者を対象としたバス、タクシーも含めた乗車の助成について、どのようにお考えかお尋ねをいたします。
○福祉部長(野坂隆夫君)
 御存じのとおり、この「いきいきシルバー100」は今年4月から毎週火曜日で御利用いただけるように見直したところでございます。この制度は、敬老のお祝いの一つといたしまして、1997年に始まったものでございます。
 当時は、敬老の日から1か月間バスが無料で乗車できましたが、高齢者人口の増加に伴い、2004年に100円の御負担をいただく代わりに、実施期間を拡大し、大幅な変更を行い、何年かおきにマイナーチェンジを行ってきたところでございます。
 そして今回、敬老のお祝いという観点から、高齢者福祉や外出支援という観点に大きなモデルチェンジを行ったものでございます。
 6月の一般質問でもお答えさせていただきましたが、今回の事業変更は、長年バス事業者と協議を進めてきた成果として、一歩前進したものと考えております。
 火曜日にバスが混雑している状況や、議員が言われましたように、いつの曜日でも、ほかの曜日でも利用したいというお声は聞いているところでございますが、まずは新しい運用での1年間の実施状況をバス事業者としっかり分析し、議員が御説明いただきましたような他市での制度も研究しながら、高齢者に対するバスやタクシーの利用助成の在り方を検討してまいりたいと考えております。
○恵良健一郎君
 1年は様子を見ようと、それは私も理解できます。変えたばっかりですぐ変えるというのもなんですから、どうだったかという検証、いわゆるPDCAが必要だということは理解をいたします。ただ現状を見れば、他市がこういうふうにやっていますから、同じようにするということに別に問題はないのかなと。よく他市を参考にしてということはあることですから、ぜひ、そういうふうにしていただきたいなと思います。
 まだ市内のほうで、バス路線がある地域にお住まいの方はいいのですが、山口市の周辺部の方というのは、そもそも路線バスの恩恵を受けにくいですので、そういう方はタクシーかなと感じております。バス・タクシーも含めて、我々も、建設消防委員会でも、関係者の方々と意見交換もさせていただきましたし、議員研修会でも公共交通のことを学ばせていただきました。
 なかなか課題を解決する特効薬みたいなものはないのですけれども、やはり一つは予算、一つは制度の複雑さが高齢者の方に分かりやすくというところがネックなのかなと感じていますが、引き続き、1年はやってどうだったかという検証をしっかりお願いをしたいと思います。
 火曜日になれば、いきいきシルバー100に連携したことも市内でいろいろ行われるのではないかというような声もあったかと思うのですが、私も聞く限りといいますか、今言われたように一つは混んでしまう、バスが非常に座れないということがあります。あるいは、豊北町の道の駅は火曜日が休みだということで、あれは変えるべきではないかと思います。毎週ではないですが火曜日が休みです。どことは言いませんが、ちょっと前も言いましたが温浴施設がこの4月から火曜日が休みになったと。一説によれば、あまりに混み過ぎるからということで、そういったことも聞きましたが、本末転倒になっていまして、この1年は状況を見るということでしたから、何か火曜日その連携していることがあるのでしょうかとお聞きをしても、特に把握もしていないということでしたので、あまり火曜日に事業者さんとのこともいろいろあるとは思いますが、他市の状況はこういうこともありますので、一踏ん張り頑張っていただいて、事業者さんとも、三方よしのようなよりよい仕組みを、引き続き、御検討をしっかり具体的に考えていただきたいと思います。
 それでは、以上で私の質問を終わらせていただきます。(拍手)
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