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板谷 正 議員
第1回定例会 3月6日(水) 本会議(個人質問1日目)
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内容
会議録
第1回定例会
3月6日(水) 本会議(個人質問1日目)
みらい下関
板谷 正 議員
1.幡生地区土地利活用調査業務
2.新総合体育館整備事業
3.グリーンモール市道再整備検討事業
【下関市議会 本会議確定版】
○議長(香川昌則君)
2番、板谷正議員。(拍手)
〔板谷正君登壇〕
○板谷 正君
おはようございます。みらい下関の板谷です。通告どおりに質問させていただきますが、昨日までの代表質問におきまして、新年度の予算編成に当たっての市長の4つの柱や、重点的に取り組まれる子育てにつきましては、詳しく具体的に御説明をいただきましたので、このたびは中心市街地のまちづくりについて、及び新総合体育館の件について質問させていただきます。
このたびの質問の1件目は、幡生地区の土地の利活用についてになります。この地区は、JR清算事業団から平成9年2月に本市が購入したもので、その後に示された土地利用計画では、当時整備が進んでいた沖合人工島(長州出島)から運び込まれる大規模なコンテナのヤードとなっておりました。
その他では、幡生駅の移転や市役所の移転候補地に上がるなど、幾度となく様々な土地利用計画がされましたが、現状は、本市の教育の要である下関市教育センターや、本市最大の子育て施設となる中央こども園も設置されております。
最近の話では、先月の23日には都市計画道路武久幡生本町線が開通し、また、地域医療構想において市民病院と下関医療センターとが統合し、幡生地区が新たな市民病院の移転候補地とも発表され、市民の幡生地区への関心はますます高まってきているのではと思います。
先ほども言いましたとおり、この幡生地区は、当初は大規模なコンテナヤードを整備するとされており、岬之町にあったガントリークレーンも廃止され、コンテナ荷揚げを行う機能も人工島に整備されております。そのような状況下において、この幡生地区は当初の計画と違う形で土地利用が進んでおりますが、あれだけ広大な用地を取得するに当たり、購入時の制約はなかったのか、もしあるとすれば、その辺りをどう整理されるのかは気になるところです。
それではお聞きしますが、これまで述べましたとおり、これまでの利用計画をどう整理していくのか、それを踏まえ、このたびの業務はどのような内容になるかについて、御説明ください。
○都市整備部長(清水 悟君)
幡生操車場跡地は、議員お示しのとおり、平成9年2月に、公共利用を目的として、旧国鉄清算事業団から用地を取得しております。
契約時においては、所有権移転の禁止などの制約がありましたが、平成14年に旧国鉄清算事業団と協議を行い、全て解除されております。
土地利用の方針につきましては、同年に物流機能用地などを位置づけ、平成23年に幡生操車場跡地土地利用基本方針を策定しております。
この方針では、幡生駅側から順に、物流・業務ゾーン、このたび開通した都市計画道路を挟み、市民交流ゾーン、広場ゾーン、文教・福祉ゾーンを位置づけ、教育センターや中央こども園が整備されてまいりました。
なお、方針の策定や見直しに当たっては、その都度、委員会への報告をさせていただいてきたところでございます。
基本方針から10年以上が経過し、昨年12月に示された新下関市立病院に関する基本構想の素案において、幡生操車場跡地が建設候補地となりましたので、既に関係部署に土地利用の見込みを確認するなど、基本方針の見直しを検討しております。
今回の業務では、都市計画マスタープランの地域別構想に基づいて、幡生地区から山の田地区にかけて、まちづくりの方針を検討してまいります。
それとあわせて、幡生操車場跡地の土地利用についても、検討を進めてまいります。
○板谷 正君
それでは、次の質問に移ります。現在、市民はもとより、観光で訪れる方に対し、海峡エリアビジョンを基とした唐戸・あるかぽーと地区を中心としたウオーターフロント地区の開発再整備は、積極的に取り組まれております。
一方で、この幡生・山の田地区は、本市市街地の中心に位置し、JRの山陰本線、山陽本線の駅のある鉄道交通の重要な結節点でもあります。また、本市の都市計画におきましても、地域拠点と位置づけられ、日常生活サービスの提供、都市活動の維持を図るとともに、商業・業務地の土地利用の更新を促進し、まちなか居住の誘導を図る地域となっており、市民の暮らしやすさを提供できる都市機能を集約できることが可能な唯一の大規模な用地であります。
幡生駅も、コロナ禍前は武久口の新設などの動きもありましたが、現時点では実現しておりません。逆に遅れたのをよいタイミングと捉え、市民病院の移設と合わせ、交通の要衝となる幡生駅にバスターミナルを新設するなど、考えれば、赤字状況が続く本市の公共交通網も大きく変化することも可能なのではないでしょうか。また、建て替えが必要と思われる北部公民館の移転や商業施設の誘致も可能な場所です。
それではお聞きしますが、市はこの幡生地区の将来像をどのように考えているのか。また、このたびの業務で基本構想を策定されるわけですが、全面的な開発による機能開始が、果たして5年後なのか10年後なのか、それよりまだ先なのか、いつも市の計画はいつになるか分からないと言われますし、この幡生地区は長年手つかずのままの地区ですので、どれぐらいのスケジュール感で進めていこうと考えているのかは、市民も強く関心があると思いますので、併せて御説明ください。
○都市整備部長(清水 悟君)
先ほども申しましたけれども、幡生地区から山の田地区にかけては、本市都市計画マスタープランにおいて、地域拠点に位置づけております。
幡生地区には山陽・山陰本線の結節点である幡生駅がございます。また、国道やインターチェンジにつながる幹線道路も整備され、交通の利便性が高く、一定の沿道利用が図られております。
さらには、幡生操車場跡地への新病院計画や、市立大学の総合大学化も契機として、今後さらなる発展が見込まれる本市における重要なエリアでございます。
一方で、線路や幹線道路による地区の分断や、旧国道191号と線路の間の高低差、また駅から幡生操車場跡地へのアクセス性などの課題がございます。
これらの課題を解消するため、幡生駅を核とした南北の土地の一体的な利用や、道路整備による高低差の解消など、幡生地区の持つポテンシャルが最大限発揮できるような検討を行い、民間活力の導入が促されるような魅力あるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。
スケジュールとしましては、おおむね10年後を見据えて、土地利用基本構想を検討いたします。具体的なスケジュールにつきましては、構想策定の中で検討してまいりますが、新病院などおのおのの計画が動き出すタイミングで、将来像に向けたまちづくりも動き出せるように進めてまいりたいと考えております。
○板谷 正君
この幡生地区というのは、かなり大きな可能性を持った場所であります。まして市民にとっても公共交通においても利便性の高い場所ですので、ぜひ、多くの方が満足するような形で整備を進めていただければと思います。
それでは、次の質問に移ります。次の質問は、今年8月からいよいよ供用が開始される新総合体育館について、質問させていただきます。
まずは、別事業としても計上されております新旧体育館メモリアル事業についてになります。現下関市体育館は、市民の体育施設として多くの方々に利用され、これまでも様々なスポーツの大会等も開催されてきました。
今でこそ体育に特化した施設ですが、昔は歌手のコンサートなどもあり、これまで61年間という長い間、多くの市民に愛されました。この体育館は建築的にも貴重な建物ともお聞きしており、解体撤去を惜しむ声も聞きますが、本年7月をもって施設として廃止となります。
また、新たな体育施設として、8月には新総合体育館がオープンすることとなり、これまで以上に市民に愛される体育施設として稼働してほしいと思います。
それでは、まずお聞きします。本年8月に供用開始となるJ:COMアリーナ下関と、これまでの長い歴史に終止符を打つ下関市体育館で行うメモリアル事業について、できるだけ詳しく御説明ください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
新旧体育館のメモリアル事業につきましては、本年8月に供用を開始いたしますJ:COMアリーナ下関の開館を記念いたしまして、節目となる開館セレモニーを実施をいたします。
また、数々のスポーツ活動が繰り広げられ、長きにわたり、本市体育施設の拠点として、多くの市民に御利用いただきました下関市体育館の61年間という、長い歴史に終止符を打つ閉館セレモニーも併せて実施をいたします。
さらに、メモリアル事業といたしまして、トップアスリートによるトークショーですとか、エキシビションを行うイベントのほか、秋頃の開催に向けて調整を進めております卓球のTリーグの公式戦の開催や、バレーボール世界大会への出場者、オリンピック経験者等12名から成るドリームチームと市民が交流するバレーボール教室、エキシビジョンマッチなどを計画いたしております。
○板谷 正君
いろいろ新旧体育館に対して行われるメモリアル事業については、市民も関心がありますし、先ほど言われましたようにTリーグなどの開催というのは、やはりトップリーグの試合は、市民も、また、その他全国からも多くの人が集まる大会であると思いますので、その辺り、しっかり進めていただければと思います。
これまでの下関市体育館では、現在の規模の室内体育施設としては小さく、県内で行われてきた主要な大会を誘致することは難しい状況であり、山口市や防府市、周南市や宇部市で大きな大会は行われておりましたが、ようやく、県下最大のまちである下関市でも、大規模な大会が誘致・開催できる運びとなり、各種スポーツ団体もこぞって、下関市への誘致に動き出すのではと思います。
そこでお聞きしますが、現時点で確定している大規模な大会やイベント等が分かれば、全てお教えください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
これまで大会規模の施設基準を満たすことができず、開催に至らなかった大規模な大会ですとか、スポーツイベント等が、アリーナの拡張やサブアリーナとなる多目的ホールの設置に伴い、幾つか大会事務局等から御利用の申込みをいただいているところでございます。
具体的に申しますと、本年9月には卓球の全日本ラージボール選手権大会が開催をされるほか、高等学校卓球競技の中国ブロック大会も予定をされてございます。
また、令和7年8月には、全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイでございますが、卓球競技及び新体操種目を本市に誘致をしておりまして、J:COMアリーナ下関を競技会場として、使用することが決定をいたしております。
さらに、プロスポーツの試合として、今年度にバスケットボールのB3リーグ、山口パッツファイブの公式戦を2節4試合開催することといたしております。また、複数のスポーツイベントの開催についても、現在お問合せをいただいているところでございます。
○板谷 正君
決まっているのは今御説明いただいただけだと思いますけれど、各種団体などもこれからいろいろな形で動かれて、まだまだ誘致が続いていくのではないかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次の質問は、今お聞きした大規模な大会等の誘致についてになります。さきにも言いましたとおり、これまで県内では他の地域を中心に大規模大会は行われてきましたが、大きな大会を誘致するということは、昼食の手配や夜の飲食、宿泊や観光等による経済的な効果もあるわけです。
これからは、県内他の大型施設を持つまちがライバルとなります。これまで施設的に不利であった下関市が、新たな施設の誕生で肩を並べることとなりますが、そこで大会等を誘致し続けるには、何らかの支援策も必要と思います。
それではお聞きします。これまで合宿等に対する支援はあったと思いますが、これから大規模な大会等を誘致するに当たり、本市として何か支援策はあるのか、またなければ、今後新たに実施するお考えはあるのかについて、お答えください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
本市におきましては、競技力の向上や施設の有効活用、またスポーツによる地域活性化を目的として、スポーツ合宿や大会支援、賞賜金等の支援制度がございます。
その中で、大会等の支援につきましては、参加者等が本市に宿泊をするスポーツ大会で、一定の要件を満たした場合に、大会に係る経費の一部を支援するスポーツ大会開催補助金を設けてございます。
具体的には、山口県外の団体、または個人が参加をする大会で、その参加者のうち、51名以上が本市に宿泊をすることを要件としておりまして、最大50万円を交付することといたしております。
○板谷 正君
やはり大きな大会を運営するとなると、運営側もかなりの経費をかけてのことになりますので、そういった支援策があるということ自体は非常に有効的なことですし、まだまだ知られていない部分もあると思いますので、体育協会等を通じて、その辺の周知もしっかりしていただければと思います。
それでは、最後の質問に移ります。最後の質問はグリーンモールの市道再整備検討事業についてなります。
グリーンモールは、私が幼児期に区画整理によりできた道路で、私が生まれた頃、まだ邦楽座通りと言っておりました。大雨が降れば、溝蓋が浮き上がったり、衛生的にも生活環境も決してよい状況ではありませんでしたが、多くの商店や通りの隙間には山陰方面から行商に訪れられるカンカン部隊のお母様方で埋め尽くされ、今でこそ市営住宅と言いますが、周辺に10数棟ある改良住宅には多くの家族が住み、毎日が人々の活気であふれる大変にぎわう通りでした。
このグリーンモールが整備された当初は、緑地帯やポケットパーク、あずまや、オブジェなども多く配置され、これまでにない画期的な都市空間を創出した道路で、道としてのにぎわいはもとより、老若男女、皆が積極的に余暇を楽しまれたりしておりました。私も毎日ポケットパークで遊んでいたことを思い出します。
また、整備当初は、バス路線にしてみてはとの意見もあったようですが、当時は路上駐車が当たり前の通りで、とてもバスが通行できる状況ではなく、話は頓挫したとも聞いております。
しかし、時が流れ、市街地のドーナツ化が進み、周辺の居住者は極端に減少し、活気を失い、にぎわいのある通りではなくなりましたが、それでも現在自治会を中心に、毎年のリトル釜山フェスタの開催や焼肉イベント等も積極的に開催し、地域の方が新たなまちのにぎわい創出に積極的に取り組んでおりますが、なかなか結果の出るものではありません。
それではまずお聞きしますが、完成から50年以上が経ったグリーンモールについて、道路管理者として考える現状の課題や問題点について、併せてそれを踏まえた上で、このたびの業務内容についても御説明ください。
○建設部長(伊南一也君)
グリーンモールについてでございますが、グリーンモールは下関駅前に位置し、店舗が数多く建ち並ぶエリアでございまして、毎年、上臈道中やリトル釜山フェスタなど、道路空間を活用したイベントが開催されております。
しかしながら、このグリーンモールは整備後約50年が経過し、歩道上のモニュメントや遊具施設、ベンチなどの老朽化が進んでおりまして、ニーズに合った道路空間の改善が必要と考えております。
こうしたことから、令和6年度におきましては、道路の施設状況をはじめ、沿線店舗やイベント開催の利用状況などの調査を行い、安心して楽しんでもらえるような道路の将来構想を検討してまいります。
○板谷 正君
今御説明いただきましたように、もう50年以上たっていて、途中で韓国風にアレンジして整理をした、案内看板等も立っているのですが、その案内看板自体がもう老朽化が進んで、崩壊のおそれがあるということで、このたび撤去するというような状況にもなっておりますし、様々な部分が傷んでいるのが現状ですので、ぜひしっかり課題を抽出していただいて、今後の整備を考えていただければと思います。
現在、グリーンモールを中心に西側にある市営住宅の1期目の再生業務が始まっており、令和6年度予算には2期目の計画策定費用も計上されるなど、本市としての積極的な取組が感じられます。
このたび、グリーンモールの再整備を検討することになったのは、現在着手されている下関駅前周辺地区市営住宅等の再生業務も大きな理由だと思います。
バス路線の件は、以前の質問でも御提案させていただきましたとおり、先ほど言いました新総合体育館も本年8月に供用が開始されますが、現状バスを利用して新総合体育館に行くには、唐戸や筋川方面から大回りをしなければ経路はありませんが、グリーンモールを真っすぐ通過すれば最短の路線ができます。この通りを通過する際に立ち並ぶ、焼肉店や韓国食材店など、韓国情緒あふれる街並みを見れば、新たな観光客誘致にもつながるかもしれませんし、何よりそこに暮らす方々の生活の利便性が向上するのは間違いありません。
また、現在進める市営住宅の再生業務、それだけでは本当の地域の再生にはつながらず、周辺の不動産をより積極的に利活用させてこそ、皆が集うにぎわいのある地域が創出できるのではないでしょうか。それには、やはり公共交通の利便性向上は欠かせない重要な課題です。
それでは、最後にお聞きしますが、これから本格的に始まる下関駅周辺市営住宅等再生業務とのスケジュールを含めた連動性について、あわせて、この地域のメイン道路となるグリーンモールの将来を、市としてはどのように考えておられるのかをお聞かせください。
○建設部長(伊南一也君)
グリーンモール周辺の市営住宅につきましては、令和2年度に策定した団地再生計画に基づいて、集約建て替えに取り組んでいるところでございます。令和6年度には1期整備として、長門市場周辺の事業着手を予定しております。
また、集約後の市営住宅につきましては、その用途を廃止して、民間主導の土地利用により、にぎわいの創出を図ってまいりたいと考えております。
グリーンモールの再整備に当たりましても、この集約建て替えによる新たなにぎわいづくりと連携を図りながら、人々が集い、憩い、多様な活動が繰り広げられる場を目指して検討を進めてまいります。
○板谷 正君
このたび、新年度予算において、グリーンモールの再生や幡生地区の利活用というのが上がってきており、大変市内中心部に住む方々はうれしく思っているのではないかと思います。
なかなか手つかずであった部分を、今からしっかりと手をかけていって、町を新たに生まれ変わらせる非常に息の長い事業でもありますし、逆に市民にとっては大切なものとなろうと思いますので、今日の質問では、今から検討業務だとか、計画業務が始まるということで具体的な御回答はできなかったと思いますが、これからの進展を期待し、このたびの質問を終了いたします。ありがとうございました。(拍手)
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