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東城 しのぶ 議員
第2回定例会 6月15日(木) 本会議(一般質問1日目)
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内容
会議録
第2回定例会
6月15日(木) 本会議(一般質問1日目)
みらい下関
東城 しのぶ 議員
1.子育て支援について
2.ストリートカルチャーについて
【下関市議会 本会議確定版】
△一般質問
○議長(香川昌則君)
日程第2 これより「一般質問」を行います。本日は、御手元に配付の通告一覧表により、1番から6番までの通告者について行いたいと思います。
この際、お願いいたします。一般質問は初回から一問一答方式により、全て質問席で行います。1人の持ち時間は答弁を含め50分、質問回数の制限はありません。
なお、執行部におかれましては、質問の要旨を的確に捉えられ、簡潔にして要を得た答弁をされるようお願いいたします。
それでは、順次質問を許します。1番、東城しのぶ議員。(拍手)
〔東城しのぶ君登壇〕
○東城しのぶ君
皆さん、おはようございます。みらい下関の東城しのぶです。通告に従って質問をさせていただきます。
今、こうやって立って思ったのですけど、一般質問、マスクを外して話すのが、久しぶりだなと思って、何かうれしく思います。私はマスクを外すべきだとすごく訴えてきたので、本当にうれしく思います。
議員になって初めてのトップバッターということで、若干緊張していますが、この緊張がいいエネルギーとなって、市民の皆さんに、未来を描けるようなやり取りができたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、大きな項目として、一つ目からいきます。子育て支援について、令和5年の重要施策として、子育て支援にはギアを1段階上げて強力に進めていくと、市長のメッセージにもあります。子育てをする皆さんにとって、とても心強いメッセージになっていると思いますが、その子育て中の皆さんにとって、最も重要なインフラの一つが保育施設だと言っても過言ではないと思っております。
そこで、本市にある保育施設の中の企業主導型保育事業について、今回はスポットを当てて質問をさせていただきます。というのも、この企業主導型保育事業の利用者の皆さんより、このたび、兄弟で通園する際に受けられる第2子半額、第3子無償という枠を、同じ街に住む子供の1人として、認可保育園同様、支援をお願いしますという要望がありました。ここにも、650名の方の署名をいただいておりますので、市長に改めて持っていこうと思いますので、よろしくお願いします。
私もこの要望を機に、いろいろと保育施設について学ばせていただきましたが、この企業主導型保育事業は、平成28年に内閣府が開始した保育事業で、待機児童と働く子育て世帯を応援するためにつくられた制度の保育施設だと認識しました。
そして、平成31年10月より、幼児教育保育の無償化がスタートしましたが、待機児童対策、子育て支援の役割を担う企業主導型保育事業については、国が主管というだけで、同じ街に住んでいながら、公平な利用料、保育料とはなっておりません。
そこで、お聞きいたします。改めて、企業主導型保育事業があることを御存じでない、子育て世帯の方もいらっしゃいますので、認可保育園との違いを含め、企業主導型保育事業ができた理由等を分かりやすく御説明をお願いいたします。
○こども未来部長(山田之彦君)
企業主導型保育事業は、先ほど東城議員がおっしゃられたように、政府が子育て支援策を進めるために、企業から徴収する事業主拠出金を財源に、従業員の多様な働き方に応じた保育を提供する企業等を支援するとともに、待機児童対策に貢献することを目的として、平成28年度に内閣府により創設された制度でございます。
その制度に基づき設置された企業主導型保育施設には、内閣府の委託を受けた公益財団法人児童育成協会から、認可施設と同等の運営費や施設整備費が助成されております。
企業主導型保育施設は、認可外保育施設に該当しますが、質の高い保育を提供するために、そのほかの認可外保育施設以上の保育従事者の資格要件や配置基準が設けられております。
また、企業主導型保育事業の特色として、従業員の働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスを提供すること、さらに、地域の子供を受け入れることで、地域貢献を行うことが挙げられます。
○東城しのぶ君
次の質問でいろいろ条件を聞こうと思っていたのですが、とても分かりやすい説明をここでされたので、今の御説明でいうと、認可保育園と保育形態は変わらない、そして条件としては、私が調べたところによると、直接の交渉ができて、病児保育等もちょっと受入れもあるというのも聞いております。
地域の児童対策も受入れがあるということで、地域の枠もあって、地域の子供たちも入れるということです。
ちょっと保育料のことを、もう一度詳しく教えていただきたいのですけど、お願いできますでしょうか。
○こども未来部長(山田之彦君)
すみません。まとめてもう一度繰り返しになりますけど、説明させていただきます。
先ほど申しましたとおり、企業主導型保育施設は認可外保育施設に該当するため、認可保育所のように、保育認定した子供の入所の優先順位を市のほうで決定する利用調整、これはございません。そのため入園に関しては、本市を通す必要がなく、その施設に直接申し込んでいただくこととなります。ただし、保育の必要性のある地域の方のためのいわゆる地域枠を利用する場合は、認可保育所と同様に、保護者が働いている、または病気療養中である、そういった理由で保育を必要としているという保育認定を取得していることが条件となります。
また、通常、認可外保育所の利用料は、提供する保育サービスに応じて、事業者が自由に設定することができます。
そのため、認可保育所と比較すると、高い利用料となることが一般的ですが、この企業主導型保育施設は、公益財団法人児童育成協会から認可施設と同等の運営費や施設整備費の助成が受けられるため、利用料も一定の水準額の定めがあり、認可保育所と同等の利用料水準となってございます。
○東城しのぶ君
保育料は若干高いということがありますが、公定価格としては3万7,100円で間違いないでしょうか。(「はい」の声あり)
それでは、企業主導型保育事業があることで、市のメリットは何があるとお考えでしょうか。
○こども未来部長(山田之彦君)
最初の説明でも触れましたとおり、企業主導型保育施設におきましては、従業員のお子様だけでなく、利用定員の50%以内で地域枠を設定し、地域のお子様の受入れを行っております。
また、平成30年3月からは、地域枠、従業員枠の弾力措置として、保育ニーズが特に高い地域の施設においては、従業員枠に空きが出た場合、その枠を利用して、地域枠50%の上限を超えて、地域のお子様の受入れができる特例措置も設けられております。
本市といたしましても、企業主導型保育施設が、待機児童を解消する役割の一翼を担っている、そのように認識しております。
○東城しのぶ君
この企業主導型保育事業は、大きな地域貢献ができているというのはここで分かったと思います。
では、現在の企業主導型保育事業の施設の数と通園児の人数を教えてください。
○こども未来部長(山田之彦君)
市内の企業主導型保育施設からの報告によりますと、令和5年4月末現在、市内に11施設、利用児童数は175名となってございます。
○東城しのぶ君
施設が11、園児の数が175、今いるということです。では、ここからは企業主導型保育事業に通園する子供たちの利用料を、例えば市が負担した場合の金額で分かりやすく示したので、タブレットを御覧ください。
〔説明資料を議場内ディスプレイに表示〕
○東城しのぶ君
第2子、第3子の数を市のほうにお願いしたのですけど、なかなか難しいということで、企業主導型保育施設の御協力をいただいて、およその数を入れて計算しております。それでいうと、第2子の数が今、およそ40名いるそうです。第3子の数がおよそ10名いるということで、金額は自由と言われたのですけど、公定価格の金額を3万7,100円として、第2子の数40名を掛けた場合、そして半額の0.5、そして1年分を計算すると890万4,000円になります。
第3子の場合はおよそ10名ということで、公定価格が3万7,100円掛ける10名分です。無料ということなので、1年分を掛けたら445万2,000円になります。合計すると1,335万6,000円になります。
もし、市が負担した場合は、およそ1,300万円の予算がかかりますが、もし企業主導型保育施設がなくて、認可保育園にこの子たちが通った場合、そもそも市が負担する金額です。
そして、企業主導型保育園がなかった場合、先ほど言われた175名の子供たちは待機児童となり、子育て世帯の働くお母さんたちは困るということになります。
市長が言われるギアを上げると、本気で言われるのであれば、この保育料にちょっと目を向けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
福岡市では、今年度4月から、第2子以降の保育料無償化をスタートされました。多子世帯への負担軽減策として、企業主導型保育施設といった認可外の保育所も含む、全ての保育施設に通う第2子以降の保育料を無償化にされています。福岡市みたいにと言いたいところでありますが、下関に住む子育て世帯の皆さんが、公平に、安心して、兄弟を生み育てられる環境をぜひとも整えていただきたいので、強くお願いをしておきます。
では次に、今年度予算に、就学前施設安心・安全対策に2,000万円の予算がついておりますが、この事業の御説明をお願いいたします。
○こども未来部長(山田之彦君)
ただいま東城議員から御紹介いただきました、就学前施設安心・安全対策事業は、私立の保育所、認定こども園、幼稚園を対象に、乳幼児の安心・安全確保の観点から、施設で必要となる安心・安全対策に係る費用を支援するものでございます。
その内容は、施設内外の安全点検や、お昼寝の時間を含めた一人一人の子供の確実な観察、保育中の子供の動きの把握、事故防止のための研修の実施等、各施設が行う安心・安全対策に対して支援を行うものでございます。
具体的には、お昼寝センサーや防犯カメラの設置、事故防止のための実践的な研修の開催、危険ブロック塀の撤去など、施設の状況に応じて、安心・安全対策を講じていただくことを想定しております。
○東城しのぶ君
これを私も改めて見たのですけど、私立だけが対象施設で企業主導型保育施設が入っていないのです。さっきも言ったのですけど、同じ街に住む子供たちに、なぜこの線引きがあるのかというのが私すごく不信に思っていて、同じこの街に住むのであれば、これは同じように使うべきだと思いますので、ぜひとも検討していただけたらと思います。企業主導型が省かれるということがないようにお願いいたします。
先ほど山田部長のほうが言われました、お昼寝のときのセンサーだったり、私も実を言うと、そのセンサーを実際見に行ったことがありまして、せっかくなのでこれを丁寧に御紹介できたらと思っていますので、タブレットを御覧いただけたらと思います。
〔説明資料を議場内ディスプレイに表示〕
○東城しのぶ君
これを企業主導型保育施設で現在利用されているのを見て、園児の安全、そして保護者の安心、そして保育士さんのサポートをしてくれるすばらしいデジタル技術だったので、御紹介をさせていただきます。
肌着につけるデバイスで、子供の体調管理から記録管理、また、体調に変化があれば、前もってアラームで教えてくれる機器です。これちょっと本物を借りてこようと思ったのですけど、何か私が営業するような感じなので、実際のサイズを持ってきました。こんなに小さいのです。実際は縦が約5センチ、横が約3センチ、厚みが6ミリから1センチ弱ぐらいのものです、重さが23グラムで、23グラムというとどのぐらいだろうと思って、10円5枚分が、ちょうど23グラムでした。
このくらい小さいもので、機能としては先ほど山田部長も言われていましたけど、これ本当にタブレットを皆さん丁寧に見ていただけたらと思うのですけど、体調を壊す前に、アラームで知らせてくれたり、環境の変化、お外で遊んだ後帰ってきたり、室内が蒸し暑くなったりという時点で、子供たちの体温、汗がすごく出るとかというので、体温を感知してくれて、例えば熱中症だったりを前もって防げるという、そういう機能がついています。それとかおむつがパンパンになったり、うつ伏せが長く続くと、アラームで知らせてくれるという機能が備わっているそうです。
次に保育士さんからの声というところです。ある程度分かりやすい黄色い線を引いているのですけど、先ほども言いました、うつ伏せ寝の見逃しや曖昧な判断がなくて、自動で感知してくれるというので、本当に安心が増えたということだったり、熱が上がる前にケアができたと。実際、熱も出てないのにアラームが知らせてくれて、おかしいなと思っていたら、一応お母さんが迎えに来たときアラームが鳴ったので、こういう状況ですと前もって言ったら、不思議なことに次の日は熱が出ていたとか、熱も出ないけどおかしいなと思って、それをずっと注視していたら、実際病気が見つかったという案件もあるそうです。そのぐらい機能が優れているそうです。
やはり保育士さんの業務効率化で言うと、作業しながらのチェックをしていたが、作業は大幅に軽減されただったり、記憶したデータベースは、PDFのほうで確認ができるので、業務負担が軽減されて、デジタル管理に向けて、活用していくことを計画しているというようなお声もいただいております。
今後、デバイスから集計された様々なデータを見える化することで、新たな発見やサービスが提供できる可能性をこれは秘めていますので、ぜひとも、子供たちに使っていただけたらと思っております。
これの費用なのですが、初期費用が1万8,000円からで、肌着がここには2枚ぐらいついていると聞いております。月々約1,700円かかりますが、例えばゼロ歳から2歳児の子だけでも使ってみたらいいと思いますので、ぜひとも御検討をお願いいたします。
何度も言いますが、同じ下関に住む子供です。先ほど言った事業が、対象枠の中にちゃんと組み込んでいただけるよう、よろしくお願いいたします。
それでは次に、大きな項目として、2番目に移ります。ストリートカルチャーについてです。ストリートカルチャーという言葉の定義が、ぼんやりしたイメージなのですが、1970年代にヒップホップを中心としたダンスやファッション、デザイン、アート、若者がお金をかけずに楽しんだことを示しますが、現在では、若者を中心としたアーバンスポーツ――BMXだったり、スケボーだったり、パルクールだったりといった都市型スポーツやストリートダンス、ファッションなどを示しております。
これまで、ストリートのイメージは、町なかで危険な行為や迷惑をかけるといったイメージをお持ちの方が多いと思いますが、今やストリートカルチャーで、まちの活性や大きな経済効果を生み出す可能性を秘めたニュースタイルとして、環境づくりに取り組む自治体もあります。
そこで、本市における取組や可能性について質問をさせていただきます。まず、本市で、ストリートカルチャーで何か取組はあるのでしょうか。また、イベントをする際の補助金や、大会に出場した際の賞賜金などがあれば教えてください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
御案内のストリートカルチャーにつきましては、いわゆるアーバンスポーツが、オリンピックの新種目として採用されるなど、若者を中心に、非常に人気があると承知をいたしております。
市が主体となって行っているストリートカルチャーの取組はございませんが、近年、ストリートダンスの大会が、本市においても開催されるなど、独自の取組が広がっております。
支援につきましては、多様化するスポーツに対応するため、東京オリンピックを契機に、補助要綱等の見直しを行いまして、スポーツ大会開催補助金や、スポーツ合宿等誘致促進補助金、また、全国大会等出場賞賜金をストリートスポーツ等にも交付することが可能となってございます。
○東城しのぶ君
今でいうと、ストリートスポーツ等に交付するということなのですが、これというのは、ストリートダンスも含まれるのでしょうか。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
ストリートダンスも含まれると思っていただいてよろしいかと思います。
○東城しのぶ君
昨年、世界大会に出場した川田栞ちゃんだったり、いろいろな子がいる中でなかなかその交付というのがなくて、移動費だったりというのにお金がかかっているのも聞きましたし、それこそ大会でいうと、下関国際高校で、甲子園の部分では、勝ち抜けば勝ち抜くほどやはりお金がかかってくる部分で、市長が先頭に立ってクラウドファンディングをやられて、お金がしっかりついたという部分もありますが、そういう部分でも、見直しをちょっと考えて、そこにもちゃんと目を向けていただけたらと思います。やはりストリートダンスを、今回は話をしていますけど、いろいろな大会で、スポーツ通じて、いろいろな若者が活躍していくというのは、市にとっての大きな財産だと思いますので、そこに目を向けていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
では次に、公共空間の整備と活用についてお聞きしていきます。まず、ストリートスポーツ広場についてです。今日後ろでも傍聴に会長さんが来てくださっているので、プレッシャーを感じながら話しますが、誰もが御存じのとおり、安岡副議長が、若者の声を上げて整備されたストリートスポーツ広場、下関スケートボード協会の皆さんの御協力があって、オープニングセレモニーは盛大に開催され、待ちに待った若者や子供たちが期待した広場です。
私の孫も、友人の子供たちもスケボーをするので、整備された日から、私自身もあの場所には何度も足を運ばせてもらっています。利用開始から約2か月ですが、利用される方や協会の方から、練習や楽しめるセクションの設置の要望が早々に届いておりますので、質問をさせていただきます。
まず、何のためにつくられたのか、また、ストリートスポーツ広場のストリートスポーツという定義が幅が広いので、あの場所で何をしてよいのかを明確にお示しください。
○都市整備部長(清水 悟君)
スケートボード、インラインスケート、ダンス等につきましては、もともと本市に専用の場所がなくて、道路、公園駐車場、駅前などの公共空間で行われている状態でございました。一部では、公共物が破損したり、通行者の妨げになっている状態も見られております。
一方で、ストリートスポーツを安心して楽しめる場の熱心な整備要望や、東京オリンピックにおいてスケートボードが正式種目となり、認知度も高まってまいりました。
これらを踏まえまして、本市におきましては、ストリートスポーツ活動を行う場所が、個人ではなかなか確保しづらい、そういうことがございますので、公共の支援が必要と考え、以前より、駐車場等でスケートボードの利用が見られ、整備途上であった敷地の確保が可能であった乃木浜総合公園において、整備したものでございます。
整備に当たっては、関係団体と意見を交わし、幅広い方々が利用できる広場としております。ストリートスポーツであれば、どのようなものでも、貸切り以外、無料で利用できるとなっております。
○東城しのぶ君
やはり聞いても何かぼんやりしているので、確認していただきたかったのですが、ストリートスポーツというと、私が認識している中では先ほど言ったようにスケートボード、BMX、インラインスケート、中にはバスケやダンスも含まれて、それをするかしないかでいうと、バスケットボールのコートは隣にありますし、ストリートダンスをあそこまで行って、ダンスするかはまずもって現実的ではないし、市長しますか。でも、現実的では私はないと思っていますし、あそこでダンスをしている横でストリートスポーツ、スケボーだったりしている子を見ることもないですし、中で鬼ごっこをしてけがをしているという話も聞いたり、そういうことがあるので、私はやはり明確にしてほしいと正直思っています。
先ほど、何のためにするのかと言ったときに、公共空間で、公共物を傷つけたり、そういうものが破損しているという部分から、課題解決のためにあそこを使われたということです。作られたという話ももちろんあったので、それに対してはいいと思うのですけど、私からすると、やはりあそこでストリートスポーツをするのであれば、きちんと明確にこれとこれとこれをしたほうがいい。それをするために、こういうものを設置しましたというほうが、やはり子供たちだって、あそこを利用する人たちからすると、本当の意味のストリートスポーツ広場になるのではないかと思っております。
私、何度も言いますけど、あそこに行って、みんなが結局滑っていても飽きて、外で、周辺でいろいろな技を競い合うのです。次のちょっと写真を見てください。
〔説明資料を議場内ディスプレイに表示〕
○東城しのぶ君
この写真を正直持ってくるのはどうかと思ったのですけど、ストリートスポーツ広場の周辺の状況を使って、技をやったり、いろいろなことを楽しむ若者のする側の意識もそうですし、そして行政側も、一旦そうやってストリートスポーツ広場をつくったけど使わないで、外をこうやって使っているという現実も知ってもらうために、この写真を見せに持ってきたのですけど、ワックスを塗って、この技を競い合うために周辺が汚れています。やはりそういう技をやりたい、楽しみたいという子供たちがあそこに期待をして、多分整備されたはずなのですけど、全然楽しくないから、外でこうやって結局、課題解決にはなっていないという状況が続いています。
写真を見て利用する人たちのニーズに合っているか、また、この状況をどのようにお考えか、お示しください。
○都市整備部長(清水 悟君)
本施設は、ストリートスポーツであれば、誰でも無料で利用できる広場として整備したものでございます。
近年のストリートスポーツ人気の高まりによる需要増加や、安心して利用できる広場を求められていた点においては、ニーズに対応していると考えております。
供用を開始して以来、非常にたくさんの方々から広場に対しての様々な意見をいただいております。その関心の高さには大変驚いており、他のスポーツにはない熱い思いや、熱心さを受け止めております。
また、写真のような状況でございますが、ちょっと写真では分かりづらいのですけども、先ほどもお話ししたとおり、スケートボードなどにつきましては、公共空間での利用活動を規制する条例などをつくる市が全国で見られる中、本市では、ストリートスポーツを行う方々に対して、なかなか個人では、その場を確保することが難しいと考えて、その場を支援しようという立場をとって、この広場をつくったものでございます。というのは、先ほど御説明したとおりでございます。
その写真の話ですが、ちょっと分かりづらいのですけども、あまりにも状況がひどいようであれば、市としても放置できなくなると考えておりますし、公共物を大切にしていただいて、広場以外の公共部分での活動は、ルールを守って使用していただくことが基本でございます。
○東城しのぶ君
どんなお声が届いているのか、ちょっと私には分かりませんが、私のほうには、もっとセクションをつくってほしい、楽しめる場所をつくってほしいという若者の一番得意なSNSを使って、声が上がっています。ただの平らなコンクリートではないかという声がたくさん上がっていて、本市のほうにどういう声が来ているか分からないのですけど、実際私もさっきも言いましたけど、行く中で、その広場があるのに周辺を使っている子供たち、坂道を使っている子供たちがたくさんいます。
その現実を実際見に行ったほうがいいと思うし、写真が分からないと言われますけど、実際見てください。ワックスを使って、縁石でエッジを効かせて遊んでいたり、椅子を使って遊んでいる。それがいいとは言えません。私も、そういうのはやめてほしいから、する側もきちんと事実を知るべきだと思って写真も持ってきました。
でも、事実する側もちゃんとその姿勢を正さないといけないけど、行政側もそれをつくったのであれば、それを楽しめるように本当にストリートスポーツ広場と名前にあるような施設を私はつくるべきだと思います。これを言い合っていたら切りがないので、この現実を両方が受け止めるために写真を持ってきたので、ちゃんと現場を見に行ってください。
これは、ストリートスポーツ協会の方にお願いをして、セクションの図面というものを、今回出してもらったのです。2枚、3枚と用意してもらいました。これは、あそこのストリートスポーツ広場に設置した場合のイメージです。このセクション、安いものと言ったら変ですけど、一番価格が低いもので8万円です。大きなもので言うと1,500万円するそうです。こういったセクションを1個でも2個でもいいです。本当に、1個でも2個でも、1年置きに一つずつ増やすでもいいです。
それだけでも、設置されることで、路上での危険な行為や、ルール違反を私は防げると思います。何より楽しみに頑張られて、夢を目指す子供たち、若者の後押しにもなります。
先日、6月4日に下関スケートボード協会主催のイベント、協会さんが自分たちがお金を払って貸し切って、告知もほぼしない中で、二つのセクション、自分たちが持ってこられて、イベントを開催されました。そこには100名以上の来場者があったそうです。利用者の声は何もない場所はもったいないという声が1番多かったそうです。利用者の声、その声を直接ストレートにお聞きしますが、セクションの設置、難しいものでしょうか。
○都市整備部長(清水 悟君)
セクションなどの障害物を設置してほしいといった要望がある一方で、セクションの常設に対しては、反対する意見もいただいております。供用開始後間もない施設ですので、今後、広場の利用状況などを見て、関係団体や利用者とも意見交換を行ってまいりたいと考えております。
○東城しのぶ君
すみません。その反対の意見、例えばどんなのがあるのですか。
○都市整備部長(清水 悟君)
幾つか御紹介しますと、パークができたことはよいが、セクションが危な過ぎる。バスケなどストリートスポーツ全般で利用できるようになっているので、セクションを設置したままにしておけないのは当然、等々でございます。
○東城しのぶ君
ちょっと納得いかない。バスケは隣にあるし、さっき言ったように、こういうルール違反をする子を、課題解決のために私は設置してくれたと思っているのに、何か設置しないままに、またこういうことがこういうところを使って、若い子たちが、町から排除される、後ろ指を指されるというのは、行政がすべきことではないし、私たち大人がすべきことは、やはりこの町から、この町でストリートをやっている子たちが、格好いいね、礼儀正しいねと言ってもらえるような状況をつくるのが、私たち大人だったり、行政がすることだったりと思うのですよ。
ストリートスポーツ協会の方たちは、イベントをしたら、小さい子供たちに、変な話順番だったり、やり方だったり、人を思いやることだったり、そういう礼儀だったり、お行儀だったりも含めて、丁寧に教えていらっしゃいます。
駐車場からあそこのストリートパークに行くまでもですけど、だーと乗っている子がいたら、それを止めるぐらい、こっちでしろというぐらい、人材育成ではないですけど、そういうこともされているのです。それをするのが大人であり、行政がすることだと思うので、私はやはりあそこのストリート広場に、1個でも2個でもいいです。小さいものからでもいいので、設置していただいて、本当の意味のストリートスポーツパークになってほしいと思っていますので、強く要望しておきます。しっかりそういう利用者の声に寄り添っていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、ストリートスポーツ広場の話は終わって、次に市民広場利用についてお聞きしていきたいと思います。市民広場が2020年に整備されて、コロナ禍でもありながら、この3年間に多くの方が活用され、行政というお堅いイメージから、おしゃれで、誰もが気軽に活用できる場所になり、平日は小さな子供たちの姿、休日にはイベントなどに活用され、活気ある場所となりましたが、イベントの際に、利用された団体の方より一つの要望をいただきましたので、質問させていただきます。
一つは市民広場内のトイレ設置。もう一つは、利用時間の料金設定を時間単位にしてほしいという要望です。まず、休日にイベントをする際、トイレは駐車場入り口の隣にある通路のところにあるトイレを使用することになっていますが、小さなお子さんは距離が遠く、敷地から出ること、また駐車場入り口などで事故を心配されている保護者の方が多いです。
そして、イベントの際は、イベントに来る方が多いので、トイレットペーパーが空になることだったり、清掃の面の管理で、課題があります。市民広場の空間にトイレがあるべきではという声を聞いておりますが、市のお考えをお聞かせください。
○総務部長(笹野修一君)
今、市民広場に関する御質問をいただきまして、ありがとうございます。下関市市民広場は、まちのにぎわいの創出に資する交流の場、それから市民が親しみを持てる憩いの場としまして、先ほど東城議員がおっしゃられたとおりでございますけども、令和2年度から供用を開始しております。この広場は、公園のような公の施設ではありませんで、庁舎施設の一部を開放するという形を取らせていただいております。そうしたことから、現在総務部で所管をしております。
御質問のありましたトイレにつきましては、市民広場内の専用トイレは確かにございませんけれども、開庁時は、市役所内のトイレを、それから、閉庁時におきましては、議員御案内のとおり、立体駐車場1階のトイレの利用を御案内しております。閉庁時は、若干の距離が離れるということにはなりますけれども、庁舎施設を開放しているという特性上、御理解をいただけたらと考えております。
市民広場専用のトイレの設置につきましては、管理手法であったり、管理費用、受益者負担の在り方、こういったものについて整理すべき課題があると考えております。また稼働率や利用者の意見等も視野に入れながら、今後研究してまいりたいと考えております。
それから、先ほど最後にありましたトイレットペーパーの補充、それから、清掃につきましては、できるだけ配慮してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○東城しのぶ君
ここで、トイレを設置しますなんて簡単には言えないのは分かっておりますので、答えは求めませんけど、そういった意見があるというのは、ちょっと頭の隅に入れていただいて、先ほど言われたように、研究なり何なり、コロナがだんだん明けてきて、本当にいろいろなところでイベントが開催される中で、私もここを本当にいろいろな方に使ってもらえたらと思っていますし、本当に雰囲気が変わってよくなったと思って、私たちも議会のところの上から見ると、子供たちが遊んでいる姿だったり、保育園の方たちがいる姿を見るとほっとしちゃうので、やはりそういう面では、しっかり使う側の思いだったりを、少しでも受け入れていただけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
続いてですけど、また同じことではないですけど、利用料金のことについてちょっとお聞きしていきたいと思います。例えば、利用料金の設定が今1日設定になっています。真ん中の広場で言うと6,000円ですか。いいですよね、合っていますよね。6,000円ですよね。(「そうです」の声あり)
例えば、事前の準備だったり、次の日の撤去だったりで、一、二時間でいいですという場合があるのです。一、二時間でもう十分ですという場合でも、変な話、1日分の料金を取られるから、イベントの開催の入場料とか、本当に取らないところもあるし、取る部分もある中で、やはり6,000円の使用料がかかるというのは、主催する側からすると正直大変なのです。そういう部分で、料金設定の改定は難しいものでしょうか。
○総務部長(笹野修一君)
市民広場の利用に当たりましては、行政財産である庁舎としての使用に支障のない範囲で、まちのにぎわいの創出、憩いの場として御利用いただいております。先ほどおっしゃられたとおり、小さいお子さんもたくさん見かけるようになりました。
そのため、市民広場を占用して使用される場合には、現在、行政財産の目的外使用許可、こちらによって行っておりまして、その使用料の根拠としましては、下関市行政財産使用料条例、こちらに基づいて算定をしております。
条例の中で許可できる単位を今1日単位としておりますのは、行政財産の目的外使用許可の最低単位が1日単位であるということと、あと常駐の職員がおりませんので、時間単位での管理が難しいといったことによるものでございます。さらには行政財産の使用に支障があるような場合には、使用をお断りすることも中にはあろうかと思います。
任意の料金設定を行うためには、市民広場を庁舎施設の一部から別の行政目的を持った公の施設に位置づける必要がございますけれども、現在御使用いただいているようなイベントや、営利活動などを行うことを目的とする公の施設の設置の是非でありますとか、使用目的の範囲、それから公園施設等との均衡、バランス、それから、さらには最も重要と考えておりますけれども、庁舎施設のほうに来庁される方への影響等を慎重に検討していく必要があると考えております。
○東城しのぶ君
本当にバランスが大事だと思いますが、そういう声もあるというのは、しっかりまた引き続き研究していただいて、デジタルを使っても解決できる話ではないかなと私は思っていますので、そこに、常に職員がいないということが課題であれば、そういうのもデジタルでいろいろ解決していただけたらと思っています。
先ほど総務部長が言われたように、市民の方が親しみを持てる憩いの場として、また、まちのにぎわい創出に寄与する空間として整備したと、ホームページには示されていました。寄与するということは役に立つ、貢献するということです。利用される市民の皆さんのために、改定をぜひともよろしくお願いいたします。
では最後に、今後について、質問していきます。ストリートカルチャーの今後の可能性をどのようにお考えでしょうか。経済や人材育成の必要性など、イベントを通じた効果、影響等、本市が考える可能性について、お考えをお聞かせください。
○観光スポーツ文化部長(古川 力君)
ストリートカルチャーに限らず、多様化するスポーツや文化活動には、それぞれ大きな可能性があると思っております。
一例を申し上げますと、下関海響マラソンのように、市外、県外から多くの来訪者があるイベントの場合、その参加者の消費がもたらした経済波及効果と、イベント運営がもたらした経済波及効果があり、2022年の大会におきましては、約4億6,600万円の経済波及効果があったとの報告を受けております。
このように、多くの交流人口が見込まれるイベント等においては、大きな経済波及効果が見込まれるほか、町のにぎわいづくりにも直結し、地域活性化につながるものと考えておりますので、今後も、しっかりと経過を注視してまいりたいと考えております。
○東城しのぶ君
マラソン大会は4億6,000万円の経済効果があったと。そこまでストリートスポーツが持っていけるかといえば、まだまだかもしれません。まだまだかもしれないですけど、私は、ストリートスポーツカルチャーがこれからすごく可能性があると思っております。
下関のストリートダンスの人口でいうと、いろいろ御協力いただいて、スタジオに通っていらっしゃる生徒さんが今現在400名ぐらいいるそうです。スタジオに通っている子たちだけで400名いるそうです。そのほかには部活だったり、公民館だったり、そういうところでダンスしている子たちを考えると、今以上に活躍する可能性が大いに私はあると思っています。
ストリートスポーツでいうと、2021年東京オリンピックでアーバンスポーツが新競技に追加されて、プロを目指す、輩出する可能性や、若者や子供たちを引き寄せるとともに、アーバンスポーツの観戦です。それにツーリズムを生むものとして、地域の貢献が期待もされます。
スポーツ庁のホームページにあるこのアーバンスポーツツーリズム研究会が出されているアンケート調査に、めちゃくちゃ興味深いことがいっぱい書いてあったので、ぜひとも検索していただいて、これを参考にしていただけたらと思っています。今日本当、1個1個紹介したいぐらいだったのですけども、量も多かったし、私が欲張りなので全部紹介できなかったので、本当に、これを参考にしていただけたらと思っております。
また、ファッション、音楽、映像などのエンターテインメントも切り離せない側面を持っております。新しい価値を見いだしてくれるものとして期待しておりますので、ぜひともお願いいたします。
3月の一般質問で、ボートレースパーク化の事業でプールがつくられる御答弁を、田中局長よりいただきました。今回本当は市民プールの話もしたかったのですが、本当にスケートボードのことをいろいろ見たり聞いたりしている中で、昨日も福岡のほうがボートレースのパーク化で、スケートボードのパークをつくるという計画をちょっと立てられているようなので、やられたと思ったのですけど、私は、市民プールではないですけど、プールをぜひともつくっていただきたいですし、今回質問したかったのは、今ある市民プールの跡地に、もしよかったら本当に本格的なスケートボードパーク場ができたらいいと思って、参考の一つとして、タブレットを見ていただきたいです。
〔説明資料を議場内ディスプレイに表示〕
○東城しのぶ君
これは、笠間市にある「ムラサキパークかさま」というところです。本当にいろいろなところを全国で調べたら、こういうところが結構あるのですけど、ここがすごいなと私が思ったのは、株式会社ムラサキスポーツさんが指定管理者となっているのです。だから、この空間にショップもあるし、初心者から、それこそ本当にプロ並みの人たちが、ハイレベルの技だったりを練習できたり、いろいろ教育ができたりしながら、されているパークなので、すごくいいと思って、これを今回持ってきたのです。夜間もライトアップされて、いろいろな利用の人たちがすごくいいということをいろいろ書き加えられていたので、ぜひともこれを参考にしていただけたらと思っております。
下関のストリートスポーツ広場、まだ2か月で、これから検討していただけることもたくさんあると思いますが、利用者のニーズに合ったものをぜひともよろしくお願いいたします。
今回、子育て支援と若者の可能性があるストリートカルチャーの質問を二つさせてもらいましたが、反面、未来を描けない若者が多くいる現実も隣り合わせています。ストリートカルチャーだけでなく、下関の地域の資源を生かした、それこそ火の山に今から立ってくるアウトドアだったり、釣りの文化から一つでも二つでも楽しみを見つけて、子供たちや若者が生きがい、やりがい、可能性を生み出すようなまちになるよう、引き続きよろしくお願いいたします。では、以上をもちまして私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
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