市議会サイトトップへ
会議録検索サイトへ
文字サイズの変更
標準
大
録画放映
トップ
/
議員名でさがす
/
竹村 克司 議員
第2回定例会 6月24日(火) 本会議(一般質問4日目)
本会議でさがす
委員会でさがす
議員名でさがす
会派名でさがす
操作方法について
1倍速
1.2倍速
1.5倍速
2倍速
内容
会議録
第2回定例会
6月24日(火) 本会議(一般質問4日目)
竹村 克司 議員
1.下関市職員の人事評価制度
2.唐戸周辺地区市街地総合再生事業検討業務
3.まちなかウォーカブル推進事業唐戸町5号線の整備促進について
【下関市議会 本会議確定版】
○議長(林 真一郎君)
17番、竹村克司議員。(拍手)
〔竹村克司君登壇〕
○竹村克司君
皆様こんにちは。竹村克司です。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。一つ目の質問でございます。先ほど山下議員からも質問されておりましたけれども、下関市職員の人事評価について、続きますがさせていただきます。
5月の中旬に、本市職員の方から人事評価制度について議会で取り上げてほしいと、匿名ではありますけれども相談メールをいただきました。
本市の人事評価制度が、勤勉手当をカットする人数を事前に定めていたり、賞与を何の査定もなしにカットするのは理不尽ではないかと、あまりにも不公平な制度で、大勢の職員がこの人事評価に不満を持っています。人事評価制度に関しての質問は、先ほど山下議員がされましたけれども、昨年の6月も山下議員がされておりますけれども、やはりそれだけ職員が関心があるというところで、重複をなるべくしないように質問をさせていただきます。
まず1番目、人事評価制度の仕組みについての質問でございます。人事評価制度の導入は、いつから行われているか教えてください。
○総務部長(笹野修一君)
人事評価制度の導入時期についてのお尋ねでございます。こちらは平成26年の地方公務員法の改正によりまして、人事評価を任用、給与、分限、その他の人事管理の基礎として活用するとされまして、平成28年度から全ての地方公共団体に人事評価の導入が義務づけをされました。
本市では平成25年度から本格運用を開始し、勤勉手当への反映につきましては、令和4年度から行っているところであります。
○竹村克司君
本格運用が始まったのは、まだまだ最近のことであるということで、ありがとうございます。苦情相談というのは何件あったか、令和4年、5年、6年度で教えてください。
○総務部長(笹野修一君)
人事評価に関する苦情ということで、その流れと件数についてお答えをしたいと思います。まず、人事評価に関する苦情への対応につきましては、被評価者であります職員からの苦情に的確に対応し、人事評価制度の円滑な運用及び制度そのものに対する納得性、信頼性を高めることを目的に、苦情相談と苦情処理の二つの仕組みを設けております。
まず、苦情相談は、人事評価に係る苦情全般につきまして、簡易、迅速な対応を図るため、各職場の労務担当者が苦情相談員として、制度の説明や評価者への伝達、調整を行うものでありまして、一方、苦情処理のほうは、苦情相談で解決できなかった案件につきまして、労使それぞれから選出された職員で構成する人事評価苦情処理委員会において、評価結果の審査等を行うものでございます。
次に、それぞれの件数につきまして、直近3年の状況を申し上げます。まず、令和4年度評価分は苦情相談が6件、苦情処理が3件。次に、令和5年度評価分は苦情相談が5件、苦情処理が2件。それから、令和6年度評価分、こちらは苦情相談が6件、苦情処理がゼロ件となっております。
○竹村克司君
きちんと苦情処理委員会というのが設けられているということで、令和4年、5年、6年と相談が6件、5件、6件。それに対して、処理が3件、2件、ゼロ件ということがよく分かりました。ありがとうございます。ちょっとタブレットを見ていただきたいのですけれども。
その前に、アンケート調査の結果などございますか。お願いします。
○総務部長(笹野修一君)
アンケート調査の結果ということでございます。平成25年度の本格運用に当たりまして、よりよい制度にするため、前年の平成24年度と翌年の平成26年度にそれぞれアンケート調査を行っております。
内容を御紹介しますと、平成24年のアンケートにつきましては、平成23年度に評価を実施した係長職以上の全職員ということで、全体的な評価の内容としては全般的に制度に対する支持は得られているものの、検討を求める内容もあったと聞いております。
それから、平成26年のアンケートですけれども、こちらは平成25年度に第1評価を実施した係長職以上の全職員を対象にアンケートを実施しております。評価としては全般的に制度に対する支持は得られているものの、やはり検討を求める内容も散見されたとなっております。
○竹村克司君
検討する余地があるのだろうというところで、そこからなかなか進んでいるのか、進んでいないのか。いろいろ模索はされていると思うのですけれども。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
〇竹村克司君
先ほども山下議員のお話のときにあったと思います。S、A、B、C、Dです。これが評価でございます。Cとかは100分の95で、Dが100分の90という、そういった形になっていて、これが令和3年度評価の、令和4年にされたものが、もともと令和3年、4年の分がA、B、C、D、Eの5段階だったのに対して、令和4年、令和5年がS、A、B、C、Dと、この令和4年度から変わったという形です。中身は人数分布と反映率というのがあって、ぱっと見たらややこしいと思うのですけれども、人数分布というのが結構、令和3年と令和4年、5年で変わってきたというのが、これを見て分かると思います。
人事評価制度の取組について、昨日、下村議員も座学研修の状況について質問されていましたので、それ以外で。例えば、効果的な人材育成のための取組はされているか教えてください。また、具体的な取組事例があれば教えてください。
○総務部長(笹野修一君)
効果的な人材育成のための取組ということで御質問いただきました。本市では、この人事評価を人材育成のツールと位置づけておりまして、人事評価制度の目的であります人材育成を促していくためには、職員の発揮した能力と挙げた業績を適切に評価し、面談において被評価者に、的確にフィードバックすることが重要と考えております。
そのため、面談のスキルの習得を目的とした研修を実施しております。また、面談がより有益で充実したものとなるよう、今年度、新たに面談の目的や評価者が準備すべき事項などをまとめた下関市職員人事評価面談マニュアル、こういったものを作成したところであります。
今後もこれらの取組を通じまして、評価者のスキルアップを図り、効果的な人材育成のための取組を行ってまいります。
○竹村克司君
面談をされて、適格に評価されていると。苦情の多かった評価制度によって、辞めていく職員もいたのではないかという、あくまでも想像なのですけれども。これについて実態を把握されているか教えてください。
○総務部長(笹野修一君)
人事評価の結果を理由として、退職した職員がいるかというお尋ねでございます。退職の理由につきましては、全職員から詳細に聞き取っているわけではございませんけれども、総務部で把握する限りにおきましては、人事評価の結果を理由とした退職はございません。
○竹村克司君
なかなか辞める理由などは簡単に申されないとは思うのですけれども、いろいろ思いがあって辞めていかれるということは、自分の今までの経験ですけれども、あるのかと思います。
今回、聞き取りで話を聞いた中で、今年度、下がる評価――マイナス評価を見送った理由というのがあると思うのですけれども、それをちょっと教えていただけますか。
○総務部長(笹野修一君)
本市の人事評価におきましては、職員の能力実績に応じた適正な処分を図るため、前年度の人事評価の結果を、当年度の勤勉手当に反映しているところであります。ちょっと言いますと、6年度の人事評価の結果を7年度の勤勉手当に反映しているところであります。
現在、より適切な成績区分の決定方法について検討を進めておりますため、令和7年度の勤勉手当の支給分につきましては、人事評価の結果に基づく成績区分のC及びDの勤勉手当の成績率の反映を見送ることといたしました。
今後も限られた予算の枠組みの中で、より納得度が高く、また的確に処遇に反映できるよう、引き続き改善に努めてまいります。
○竹村克司君
先ほど山下議員の質疑でもあったように、C、Dが、基本的に100分の100になるということで、マイナスにはならないということで、今年度の評価として来年度の勤務手当に……。ただ、その後、また5%の評価が復活すると聞いたのですけれども。あくまでも今年度だけということで、次年度のことについて、もう一度詳しく教えていただけますか。
○総務部長(笹野修一君)
今お尋ねがありましたのは7年度の人事評価の結果を、8年度の勤勉手当のほうへどうかということの御質問と理解いたします。現時点では、実施する方向で考えておりますけれども、今後もよりよい制度とするためには、必要と判断される見直しは、引き続き進めていきたいと考えております。
○竹村克司君
いろいろ検討しながら話し合って、いろいろ決めていかれているのだと思うのですけれども、この人件費、総予算を抑制する評価になっているかどうか、お尋ねいたします。
○総務部長(笹野修一君)
人件費、総予算を抑制するための制度になっていないかということの御質問でございます。人事評価の目的は、個々の能力開発につながる人材育成でございまして、先ほど来から御説明しておりますけれども、人件費の抑制を目的としたものではございません。
○竹村克司君
分かりました。ありがとうございます。やはり評価って難しいと思うのですけれども、上司だけでなく同僚とか、部下を含めた評価、そういったいろんな方面から評価するのがいいのじゃないかと、私は思うのですけれども。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
〇竹村克司君
モニターをまた見ていただきたいのですが、360度評価というのが、もちろん部長等はご存じと思うのですけれども、部下が上司を評価することがあってもいいと思うのです。この360度評価というのを検討されたことはございますか。また今後、取り入れる予定などはありますでしょうか。
○総務部長(笹野修一君)
360度評価についてのお尋ねでございます。360度評価とは、今のスライドのほうにも出ておりますけれども、組織内で特定の個人を評価する際に、上司、部下、同僚などから多角的な意見を集めて評価を行う手法と理解をしております。
本市としても多角的な視点から得られる貴重なフィードバックによりまして、個人の能力開発や成長を促すことができる点は、非常に重要だと理解をしております。しかしながら、360度評価におきましては、評価者が多数になることから、評価のばらつきが生じる可能性がある点も懸念をしております。そのため、現時点では導入は考えておりません。
本市といたしましては、評価の公平性を高めるため評価者に対する研修を充実させるとともに、今後も発揮した能力と成果を的確に処遇に反映できるよう、適宜見直しを行い、よりよい制度となるよう引き続き検討してまいります。
○竹村克司君
メリット、デメリットというのがあると思うのですけれども、ちなみに他市は、大阪の寝屋川市であったり高梁市、これは岡山です。後は福岡の久留米市などが採用されております。市民のサービス向上のために働くというより、上司にやはり気に入られようとか、やはり人間ですからあると思います。
評価を上げるための働き方になったり、本来の働き方とずれてしまったり、不満を持った職員の離職につながっては本末転倒ではないかと思います。中途採用も簡単ではございませんから、本市職員の皆さんも、先ほどもありましたけれども、モチベーションが上がるような人事評価制度をつくっていただくことで、意欲が増して、市民サービスの向上につながるのではないかと思います。勤勉手当への反映は、やはり絶対評価で、先ほどもありましたが、山下議員がおっしゃいますハーズバークの二要因理論、これの導入、そして360度評価の検討、人事評価制度そもそもの仕組みの改善、これを御検討いただきたいと思いまして、次の質問に入ります。
続きまして、唐戸周辺地区市街地総合再生事業検討業務についての質問なのですけれども、唐戸公園再整備事業とか、あと唐戸市場基本構想策定業務、あと商業エリア魅力向上支援事業、AIカメラ12台設置、唐戸に関する施策が結構集中していまして、盛りだくさんであるのですけれども。
今回、一つ目、再生事業検討業務について質問いたします。事業の経緯及び概要についてお示しください。
○都市整備部長(即席久弥君)
まず、事業の実施に至った経緯についてでございますが、唐戸周辺地区は商業施設などが集積する本市の中心市街地であります。しかしながら、人口減少や車社会の進展による生活スタイルの変化のほか、老朽化する既存建築物の更新が進まないことや、人通りの減少によるにぎわいの衰退が懸念されております。
一方で、近年、都市再生推進法人による唐戸地区の課題解決に向けた勉強会等の活動により、当該地区のまちづくりに携わる方々の関心が高まってきております。
このようなことから、より一層定住人口や交流人口の増加、商業施設の活性化を図るため、今まさに具体的な取組として、地区の方々と協働し、唐戸周辺地区の再生を進める好機であると考えております。
続いて、業務の概要についてお答えします。本業務では、地区の方々との協働により、魅力的なまちづくりの指針となる市街地総合再生基本計画を作成いたします。唐戸地区周辺は本市における都市拠点であり、地区の方々や来訪者にとって、快適で利便性の高いまちづくりを目指してまいります。
○竹村克司君
今衰退している街、商店街も本当にシャッター街になっている。時代とともに変わりつつあるというところで、唐戸周辺地区は商業施設が集積する本市の中心市街地でもあるのですけれども、人口減少、そして社会経済情勢の変化への対応、老朽化した既存建築物の更新、土地利用の見直しなどが課題となっていることから、官民連携により市街地総合再生基本計画を作成するものということで、地区の方々と、先ほど繰り返しおっしゃいましたけれども、まずどのような官民連携を行うのかお示しください。
○都市整備部長(即席久弥君)
唐戸地区周辺の今後のまちづくりの指針となる基本計画の作成には、地区の方々と街の将来像について、認識を共有することが非常に重要と考えております。
そのため、地元自治会をはじめ、現在活動中の都市再生推進法人や商店の方々など、幅広くワークショップや勉強会を通じて連携、協働を図りながら、計画策定に取り組んでまいります。
○竹村克司君
次に、基本計画の作成について伺いたいのですが、事業計画工程の第1段階として、現況調査や地区整備の基本方針とありますけれども。一つ目、基本計画の内容について、具体的に事業費、委託料として1,200万円の補正予算をつけられていますが、そういったことを教えていただきたいのですが、お願いします。
○都市整備部長(即席久弥君)
唐戸周辺地区市街地総合再生基本計画では、地区の現状把握と今後のニーズを的確に捉え、回遊性の向上や公共スペースの確保、既存建築物の更新など、将来に向けたまちづくりの基本方針を定め、その実現のためにふさわしい整備手法の検討を行ってまいります。
○竹村克司君
ちなみに委託先とかは分かりますか、教えてください。
○都市整備部長(即席久弥君)
これから発注、入札をしますので、まだ当然ながら決まっておりませんが、建設コンサルタントのほうに発注予定でございます。
○竹村克司君
まだ、これからということでございます。来年1月、カラトピアのスーパーが閉店。その点についてどのようにお考えか、教えていただけますでしょうか。
○産業振興部長(津野貴史君)
来年1月に、サンリブ唐戸店が閉店するということを伺っております。その影響につきましては、店舗従業員の雇用の確保や近隣住民の皆様の買物先がなくなるといった、そういった問題があると認識しております。
○竹村克司君
唐戸地域住民、委託事業者と、これからしっかり連携していただいて、総合再生基本計画を作成していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
次に、まちなかウォーカブル推進事業、唐戸町5号線の整備促進についての質問でございます。今年の12月に、星野リゾートが手がけるホテル、リゾナーレ下関の開業に伴い、下関駅から唐戸にかけての8本の市道をより歩きやすい町並みにしようと、そういう計画の一つにあるのが唐戸町5号線ですけれども、唐戸町5号線道路整備計画の進捗状況について、お尋ねしたいと思います。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
〇竹村克司君
このモニターを見ていただきたいのですが、これは唐戸町5号線整備計画案でございます。最初に、唐戸町5号線道路整備計画の概要について教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
唐戸町5号線におきましては、ウオーターフロントエリアと唐戸商店街を結ぶ路線であることから、唐戸地区のにぎわい創出や回遊性の向上に向けた道路整備を計画しているところでございます。
計画の概要としましては、カモンワーフ付近の国道9号から唐戸ドームまでの区間で、歩道の拡幅やインターロッキングなどによる舗装の美装化、街路樹としての桜の植樹、ベンチの設置や夜間景観に配慮したLED照明等の整備を計画しているところでございます。
○竹村克司君
八つの市道の中の一つが、唐戸町5号線でございます。その整備計画で、これが唐戸の地元住民の声を聞いてくださいと、6月4日に市長のほうに持って行かれたのですけれども、もちろん読まれたと思うのですけれども、少し読ませていただいてよろしいですか。
私たちは、地権者をはじめ唐戸で暮らし、唐戸を大切に思っている地元住民です。このたび、前田市長に、唐戸で私たちがどのような気持ちで暮らしているのかをお伝えしたく、署名を添えて文書を提出することにいたしました。ちょっと長いので、割愛します。皆さん読んでください。お願いします。
本当に提出された要望書なのですけれども、唐戸に住んでいる方や商売をされている方が、知らないうちに計画が立って、進んでいくことに対して、この町がどうなっていくのかと、とても心配になって、不安を抱えておられた方が、97人分を集めた署名です。これを市長宛てに、思いを込めて文書を渡しに行かれた。御覧になられたということなのですが、市役所の秘書課に行くまでもが、本当に不安になりながら、3人の女性が勇気を振り絞って提出されに行かれました。「一般社団法人からまち」の理事と唐戸商店街の理事は、ほぼ一緒の方が役員をされているのですけれども、官民の民は、その二つだけではありません。不安や不信感が募ったから、行動を起こして、97名もの署名が集まりました。
地元住民は本当、蚊帳の外、そんな状態です。唐戸で生活されている方々と話し合うべきではないかと思います。このまま計画を進めるのは、私は強引ではないかと感じております。そこで質問なのですけれども、この計画は決定事項なのか教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
道路整備の計画につきましては、現在、自治会や商店街など、地元関係者から御意見、御要望を伺いながら歩道を広げ、桜並木とすることや、ベンチや照明などを設置することなど、計画案を作成しているところでございます。
引き続き、沿道店舗をはじめ地元の御意見を踏まえ、整備内容を決定してまいりたいと考えております。
○竹村克司君
変更も可能だということです。調整もできるということを伺いました。あくまでも計画案ということなのですが、今後のスケジュールについて教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
今後のスケジュールにつきましては、令和6年度に現地測量と設計を行っておりまして、現在、地元調整等を行っており、地元の御意見を踏まえ、整備計画の作成を進めているところでございます。
また、令和8年度から道路工事の着手を予定しておりまして、令和9年度の事業完了を目指しているところでございます。
○竹村克司君
令和9年度までに仕上げるということでございます。この道路整備事業に関連してアーケード、それを撤去するという話も聞いているのですが、アーケードの撤去はいつから、費用はどのようになるか教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
既存のアーケード撤去につきましては、商店街が所有しておりまして、道路整備の支障となることから、現在、所有者において撤去に向けた準備を行っているところでございます。
なお、撤去につきましては所有者が対応することとなり、年度内の撤去を目標に調整を行っているところでございます。
また、撤去費用につきましては、市から所有者である商店街に対して、道路整備に支障となるアーケードに対して解体に係る費用を補償費として支払う予定としております。
○竹村克司君
アーケードも撤去する予定だと、その道路に面した部分です。市から解体撤去費用は、負担していただけるということでございます。
次に、地元説明会の進め方についてお尋ねいたします。2月13日の説明会に参加したのが18人、5月20日の唐戸商店会の組合の総会後にも説明会がございました。そのときの参加者、約21名。きちんと案内と周知が、これはできていなかったのではないかと思うのですが、同意を得たと言って、ほぼ決定事項として今現在、計画を進めようとされているのですけれども、唐戸商店会の組合員でない方に説明は済まれていますか。
そこで質問なのですけれども、説明会の周知の方法について教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
令和7年2月に開催しました説明会につきましては、唐戸商店街組合員でない方も参加が可能な地元説明会として開催したところでございます。
この説明会の周知方法につきましては、関係自治会と事前に協議、調整を行い、日時や開催場所を決めた上で、自治会を通じて案内文書の配布を行ったところでございます。
○竹村克司君
結局、聞いていないという人たちもいたということなのですけれども。そもそも、どこまでの範囲の人を説明会に呼ぶ予定だったか、教えていただけますか。
○建設部長(伊藤 隆君)
自治会としまして、唐戸自治会、中野町自治会、赤間町自治会の約500世帯を対象としております。
○竹村克司君
500世帯です。今おっしゃったその中で、結局、委任等もあったと思うのですが、20人程度の方が話を聞かれたというところで、5月20日の組合の総会の後に決定事項として、市の職員が壇上で説明をされ、質疑応答がありましたが、組合に入っていない人はもちろん、総会にも参加できません。何も知らされないままですけれども。全店舗への説明は、済んでいないのではないか。計画の進め方が少し強引ではなかったのか。
2月の説明会から4か月が経過して、その間、説明に回られていることも伺っているのですけれども。そこで御質問なのですが、今後のさらなる周知というのは考えられているのか教えてください。
○建設部長(伊藤 隆君)
建設部としましては、これまでも丁寧に自治会や商店街など地元関係者からの御意見、御要望を伺いながら、道路整備を進めているところでございます。
今後のさらなる周知につきましては、引き続き沿線店舗への事業説明を行うとともに、自治会や商店街など地元から説明等の御要望がございましたら、適宜、対応していきたいと考えております。
なお、道路整備の計画が決定した際には、地元への周知について、再度検討してまいりたいと考えております。
○竹村克司君
周知していただきたいという思いがございます。唐戸の皆さんも、決して道路整備計画について反対されているわけではございません。観光客、インバウンドにやはり目を向けがちなのですけれども、長年、この町で生活してきた人たちが置き去りにされたような、そんなふうに感じておられるというところでございます。
先日の代表質問でもありましたけれども、高齢者も大変多い唐戸住民の方が買物に行くのに便利なスーパー、これが来年の1月に撤退する今、やはり行政の力を貸してほしいとおっしゃっていました。誰のための商店街なのかというところで、下関市民が思い入れの強い商店街、皆さんが暮らしやすいまちづくりを進めていただきたいです。私ももちろん手伝いますので、何なりと言っていただければ手伝います。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
〇竹村克司君
ちょっと話が変わるのですけれども、これは住みたい田舎ベストランキングという発表があって、今年の1月に本が出版されたのですけれども、これで人口20万人以上のまちで、総合部門で下関市が第1位を取っていて、若者世代、単身者部門で、これは2位です。子育て世代部門、これは1位。シニア世代部門1位。とても住みやすい、暮らしたい。宝島社さんです。僕は編集長とちょっと話をしたのですけど、本当にきちんと質問事項に答えてもらって、アンケートを取ってのこの数字、1位、2位、3位が出たということです。
これは非常に下関市としては本当に誇り高いです。こうなるように、これからも住みやすいまちであり続けるために建設はもとより、まちづくりに関わる都市整備部、そして産業振興部ともよく連携していただいて、偏ることなく、なるべく多くの地域住民の意見、下関市で生活されている皆さんの声を聞いて、思いを酌み取っていただいて、丁寧にまちづくりを進めていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
著作権について
下関市ホームページに掲載されている個々の情報(文字、写真、イラストなど)の著作権は、下関市にあります。 また、下関市ホームページ全体についても、下関市に編集著作権があります。 当ホームページの内容の全部または一部については、私的使用のための複製や引用等著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより、複製・引用・転載できます。 ただし、「無断転載禁止」などの注記があるものについては、それに従ってください。
戻る