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第1回定例会 2月12日(水) 本会議(個人質問1日目)
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内容
会議録
第1回定例会
2月12日(水) 本会議(個人質問1日目)
公明党市議団
秋月 美佐子 議員
1.豊北地域リノベーションのまちづくり
2.こども誰でも通園制度
3.学びの多様化学校設置事業
4.学校司書の配置について
【下関市議会 本会議速報版】
・下関市議会では、本会議の正式な会議録が作成されるまでの間、速報版を掲載いたします。この速報版は、会期終了後約1か月程度で掲載します。
・速報版の会議録は校正前原稿であり、今後修正されることがあります。なお、音声で認識できなかった部分は一時的に「★」で表示しています。
・校正後の会議録が「会議録検索システム」に掲載された時点で、速報版の会議録は校正後の会議録に差し替えます。
○議長(香川昌則君)
2番、秋月美佐子議員。(拍手)
〔秋月美佐子君登壇〕
○秋月美佐子君
おはようございます。公明党市議団の秋月美佐子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
〔手話を交えながら発言〕
○秋月美佐子君
それでは、個人質問に入らせていただきます。
まず、豊北地域リノベーションのまちづくりについてでございます。本事業が始まって2年がたちました。連日のようにSNSで活動が配信され、またテレビなどのメディアにも取り上げられるなど、機運の高まりを感じております。
これまでの取組で、地域はどのように変わりましたでしょうか。令和5年度と6年度の取組の成果をお示しください。
○豊北総合支所長(中野貴広君)
豊北地域リノベーションのまちづくりのこれまでの成果でございますけれども、令和5年度から多彩なライフスタイルが実現できるまちの拠点の創出を目指して、豊北地域リノベーションのまちづくりを推進しております。
令和5年6月のキックオフイベントを皮切りに、この2年間で都市部からのワーケーションツアーや、地域住民向けのテレワーク講座、さらにはリノベーションのまちづくりに関わる地域内外の企業や人材が集い、豊北地域の将来像や夢などを語るリノベーターズサミットなどの開催をしております。
これらの取組は、都市部の方々に豊北町を訪れていただき、地域の魅力や課題などを知っていただくことに重点を置いて推進してきております。その結果、豊北町に興味を持ち、ここで何かを始めてみようかと思われる方々が現れてきました。
また、地域の方々の意識を変えるということでは、豊北地域で始まった取組は、町内の他地域の住民の方々にも関心の広がりを見せております。これに関しては、まちづくりを目的とした二つの法人の設立をはじめ、自らが空き家をリノベーションしたカフェや民泊の開業、さらにはテレワークという働き方など、また若い世代を中心に行政に頼らず、自分たちで考えチャレンジする機運が芽生えてきており、まちづくりに対する地域住民の意識や行動が、少しずつ変化してきているものと感じております。
○秋月美佐子君
まさしく私も感じているところなのですけども、ずっと行政が主導するのではなく、行政の後押しで地域の方々の意識が高まり、地域の力で我がまちを再生する。そこまで行ってこそ、地域の再生は可能になると考えています。
本事業において、その原動力となっているのが今おっしゃられた法人の「たきびれっじ」さんだと思うのですけれども、まさに地域の力なのですが、さらに私が今注目しているのは、滝部にとどまらず、特牛地域の再生を目指している「株式会社うみまちスタイル」さんの取組なのです。このうみまちスタイルさんのSNS配信で見つけたエピソードなのですが、空き家管理、助け合いがまちを守る一助にと題したエピソードです。御近所で、おしゃれなおばあ様がいらしたのですが、よくお買物に出かけられる方なのですけれど、その方の家に二日分の新聞が置かれたままになっていて、少し違和感を抱いたということで、うみまちスタイルさんは日頃から空き家問題対策として、お独り暮らしの方から離れて暮らす子供さんの連絡先を教えてもらって、空き家になってからもボランティアで管理をするとか、そういう取組をされていらっしゃるところなのです。そこで今回も県外にお住まいの息子さんに連絡を取られたそうなのです。結局何も問題はなかったのですけれども、息子さんがすごく感謝されて、将来は特牛に帰りたいというところまでお話が行ったそうなのです。
この例のように、空き家管理ということが、独り暮らしの高齢者支援、さらに親をサポートする息子さんたちを支援する取組に発展していっていると思います。特牛地域の将来が本当に楽しみなのでございますが、このような、そのほかに何か、具体的な取組の例があれば御紹介いただきたいのですが、お願いいたします。
○豊北総合支所長(中野貴広君)
ただいま秋月議員のほうから御案内がありましたように、うみまちスタイルさんは特牛地区で大変頑張っていらっしゃいます。そのほかに、先ほど紹介もありましたが、滝部地区におきましては5年度に設立いたしました、まちづくり団体のたきびれっじが、移住者からの相談対応や空き家情報の提供など、様々な活動を提供しており、マスコミにも大きく取り上げられているところでございます。
移住等につきまして、具体的な事例といたしましては、昨年秋に京都から下関市に地域おこし協力隊で赴任された方が、まちづくりに参加するとともに、空き家を活用した飲食店や民宿の開業を、自ら行うことを目指して活動しておられます。
また移住という点では、横浜から4人家族の方がかわいがっておられる鶏の仲間であります烏骨鶏16羽を連れて、移住してきたというような事例などもございます。
起業におきましては、滝部地区において実施したテレワークスキルアップ講座に参加された地元企業が、テレワーク会社と雇用契約を結ぶとともに、自ら同様のテレワーク事業を行うための起業を検討しておられるほか、地元の若者が空き店舗をセルフリノベーションいたしましたカフェが開店するなど、地域住民にも少しずつ新たな動きが出始めております。
令和6年度には、豊北町におきまして、先ほどのうみまちスタイルさんをはじめとしまして、飲食店など9件が新規に起業されている状況でございます。
○秋月美佐子君
本当に僅か2年間で、すばらしい動きが出ているということが実感できました。ありがとうございます。
それでは、本事業の区切りの3年目になります令和7年度の主な事業の内容をお示しください。
○豊北総合支所長(中野貴広君)
本事業は3年度事業の最終年に当たります。令和7年度につきましては、未利用公共施設のリノベーション、今後に向けた住民意識の啓発と実践力の習得、そして事業後もリノベーションによるまちづくりを豊北地域全体で進めていくためのビジョンづくりというものを行おうとしております。
主なものといたしましては、ハード事業では旧消防署待機宿舎のリノベーションを行い、短期から長期までの滞在に対応し、そして交流など多様な機能を備える施設として再整備を行います。
ソフト事業では、啓発業務として住民の方々が主体となったまちづくりを継続的に進められるように、リノベーションに必要となる実践的なセミナー等の開催や、このたびの事業で誕生した地元テレワーカーと連携した空き家情報のデジタルマップ化など、こういうものを進め、地域の稼ぐ力の再生に向けて取り組んでまいろうと思っております。
○秋月美佐子君
それでは、今後の展望についてでございます。この3年間の取組を踏まえ、一応事業は区切りなのですが、その後はどのような展望をお考えでしょうか。
○豊北総合支所長(中野貴広君)
このたびの事業は、滝部地区に重点を置いて進めていたところでございますけれども、これらの取組をさらに進めるとともに、市内外への継続的な情報発信を行うことで、本地域の魅力を伝え、新たな移住、定住につなげてまいりたいと考えております。
そして、今ある建物・空間の利活用、産業の創出、多様な働き方の推進、地域住民の意識改革の四つを柱としたリノベーションによるまちづくりを、公民連携によりまして推進していくことを目指して、滝部地区で始まりましたこのまちづくりの取組を豊北町全域に広げまして、地域の稼ぐ力の向上、地域の活性化、そして地域のコミュニティーの再生を図ってまいります。
また、この取組が中山間地域でのリーディングケースになりますように、下関市内の他地域に広がるよう進めてまいりたいと考えております。
○秋月美佐子君
聞き取りのときに何か、なかなか把握ができないぐらいいろいろと動きがあるということを聞いて、すごくうれしかったのです。ありがたいことにいい意味での余波が、私の地元の菊川町にも来ておりまして、昨年の12月に、菊川町でテレワーク講座が行われたぐらいでございます。
本事業は一旦、令和7年度で区切りとなるのですけれども、ぜひこの勢いをさらに加速させていけるような、そしてお試しではなく、本格的に移住者が受け入れられるための何か次の一手、必要な一手を考えていただきたいと思います。その意味からも令和7年度の取組が大事になると思いますので、どうか今芽吹いている把握しきれないほどの地域の動きを形にするために、行政の後押しを引き続きよろしくお願いいたしまして、この質問を終わらせていただきます。
それでは、二つ目の質問に入ります。「こども誰でも通園制度」についてでございます。こちらのタブレットを御覧ください。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○秋月美佐子君
これは、こども家庭庁のホームページに紹介された、こども誰でも通園制度のロゴマークです。通園制度を利用した子供たちの発見や驚きを虫眼鏡で、輝く笑顔や未来を星のきらめきで表現されたそうです。それでは、制度の意義と概要についてお示しください。
○こども未来部長(栗原紹子君)
こども誰でも通園制度は、子育てにおける負担軽減や、仕事と子育ての両立支援など、安心して子育てができる環境づくりの一つとして、保育所等に通っていないゼロ歳6か月から3歳未満の子供を、保育所や幼稚園、地域子育て支援拠点などで月10時間程度お預かりする制度です。これにより同世代の子供と関わる機会を得て、子供の発達を促すとともに、親の育児負担の軽減や孤独感の解消につなげる効果が期待されております。
○秋月美佐子君
それでは、一時預かり、市民の方から質問が私どものほうにも来ているのですけれど、この一時預かりとの違いについて御説明をお願いいたします。
○こども未来部長(栗原紹子君)
一時預かりは、保育所等に通っていない子供を一時的に、家庭で保育することが困難となった際に、保育所等でお預かりする事業です。また、地域子ども・子育て支援援助事業の中の一つの事業であることから、この事業を実施するかどうかは自治体の判断となります。
一方で、こども誰でも通園制度は、保育所等に通っていない子供を、理由を問わず保育所等でお預かりする制度です。また、子ども・子育て支援法に基づく新たな給付として、令和8年度からは全国全ての自治体で実施されることになっております。
○秋月美佐子君
こちらのタブレットを御覧ください。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○秋月美佐子君
この制度は、公明党としても強く推進して、ようやく制度化されたのでございますが、こちらは公明党のホームページで紹介された、こども誰でも通園制度のメリットを分かりやすくまとめたものです。先ほど御説明がありましたように、まず育児負担の軽減や孤独の解消につながる。そしてまた、子供の社会性が身につく。そして、保育士からの指導で年齢に適した育児を学べる。それともう一つは、まだ地方ではなかなか、こういうところまで来ていないのですけれど、園児数が減少していくという、少子化に向けての保育所等の経営を助けるメリットもあると考えております。
まだ、下関においては保育士さんが足らないというところで、まだこの域ではないのかもしれないのですけれど、将来的なところかと思います。
とにかく育児の不安、育児ストレスの母親たちの苦悩を例えた言葉があるのですが、365日、24時間、年中無休のコンビニを1人で切り盛りしているみたいと例えた人がいます。本当に想像すると大変なのが分かるのですけれども。2003年から、東京都内で今、理由を問わないということなのですが、理由を問わない一時保育を展開している「NPO法人あい・ぽーとステーション」というのがございます。そこの大日向雅美代表理事が言われています。まず育児の負担感を軽減するには、ひとときでも安心して子供を託せる人と場所が必要である。また、母親が自分自身のために使える時間がどれほど必要か、それは決して子育てを放棄することではない。自分を大切にできてこそ、子供にも、子育てにもゆとりを持って当たれると言われています。
この制度は、大きな子育て支援になると思うのですが、受け入れていただく保育の現場の負担も大変心配されるところでございます。そこで質問です。本市においての取組をお尋ねいたします。令和7年度の取組について、実施する内容をお示しください。
○こども未来部長(栗原紹子君)
本市では、令和8年度からの本格実施を見据え、令和7年度に公立と私立の一部でこども誰でも通園制度を試行的に実施することとしております。令和7年度の実施場所は、公立においては川中幼稚園、清末幼稚園の2園と、子育て支援センターの5施設、私立においては実施を希望する3施設程度に事業を委託する予定としております。
対象児童は、保育所や認定こども園等に通っていないゼロ歳6か月から3歳未満児で、利用時間は月10時間の範囲内において、時間単位で保育所等を利用できる内容となっております。なお、3歳以上児が利用する川中、清末幼稚園には、3歳未満児用のトイレがないため、新たに整備した上で実施することとしております。
○秋月美佐子君
施設の整備等ありがたいと思います。対象児童の受入れについてはどのようにお考えでしょうか。
○こども未来部長(栗原紹子君)
対象児童の定員につきましては、子供の年齢に応じた保育士の配置基準と各施設の保育士の配置状況により、受入れ可能な人数が変わるため、明確にお答えすることはできませんが、こども家庭庁が示す算定方法で試算すると、本市においては85人分の受皿が必要となっております。
こども誰でも通園制度には、保育所や幼保連携型認定こども園等で行う余裕活用型と、それ以外の施設で行う一般型があり、令和7年度は一般型の専用室での預かりを基本としておりますが、令和8年度からは本格実施となるため、保育所等が一般型、余裕活用型のいずれかの方式で実施することで、受皿の確保は可能と考えております。
○秋月美佐子君
それでは、利用に当たっての手続等についてはどうなっていますか。周知の方法も含めてお答えください。
○こども未来部長(栗原紹子君)
現在、こども家庭庁において、市、施設及び利用者が利用できる全国統一の総合支援システムの構築を行っております。総合支援システムの機能には、利用者が簡単に予約することができる予約管理、施設が子供の薬の必要性やアレルギー等の有無などの情報を把握することができるデータ管理などがあり、子供の情報共有も可能なため、手続の簡素化になると思われます。
なお、利用者への周知方法につきましては、施設での門前掲示をはじめ、ホームページや市報等により周知することを考えております。
○秋月美佐子君
この総合支援システムがうまく機能すれば、受入れ手続等も簡単にと、今言葉がありましたけれども、スムーズにできるのではないかと思いました。
それでは一番心配なのが、保育士不足が懸念されますけれども、公立ではどのように対応されますか。
○こども未来部長(栗原紹子君)
公立の川中幼稚園と清末幼稚園においては、こども誰でも通園制度の専属保育士をそれぞれ1名雇用することとしておりますが、利用希望者が多い場合は、幼稚園教諭も対応できるよう、令和6年度のうちに保育所や認定こども園のゼロ歳児から3歳未満児クラスでの保育実習を行っております。
なお、子育て支援センターには保育士資格を持つ職員が配置されておりますので、新たな保育士の雇用は考えておりません。
○秋月美佐子君
現時点で、1名ずつ配置を増やしていただいていることを、この保育士が不足される中でいろいろな工夫を、今していただいていることがよく分かりました。
本当に、85名を受け入れていただく体制をつくるのは大変と思いますけれども、さらによろしく準備をお願いしたいと思います。
そのほか、この実施に当たって、初めての制度でございますが、どのようなことに注視していきたいと思われていらっしゃいますか。
○こども未来部長(栗原紹子君)
第一には、子供の在園時間や利用頻度が違うこと、日々利用する子供が違うことなど、保育所等における保育とは状況が異なることを踏まえる必要がございます。そのため、初めての利用の前に、子供と保護者同席の下での事前面談を行い、緊急連絡先やアレルギー等の情報、子供の特徴や保護者の意向を把握することが重要となります。
また、子供が慣れるまでの期間、親子での通園や、段階的に1回の利用時間を延ばしていくなどの慣らし保育も取り入れるなど、本事業の目的である全ての子供の育ちを応援し、子供の良質な成育環境が整備できているかについて、注視してまいりたいと考えております。
○秋月美佐子君
聞き取りの際は、まだ詳細が、国から通知が来ていないので細かいところまではということでしたけれども、今、回答いただきましたのは、私が気にしていたことを大分、いろいろ検討を、現場ですので、していただいているということがよく分かりました。
様々な問題が起こってくると思います。今おっしゃったように、本当に、毎回違う保育園を利用するとか、違うタイミングで。理由がないわけですから、そのときのお母さん、お父さんの気持ちの状態ということもあろうかと思うので、その変則的な状況をどのようにしていくかというのが、一番の課題ではないかと思います。
また、さらに有料ですので、経済的な助成が必要な方もいらっしゃるのではないか。また、保育の現場の隙間を縫っての受入れになるということですので、毎回違う園児を、子供の情報共有、いろいろなアレルギーとか、そういうような共有とかも先ほどの総合システムの中で、上手に共有していただいて、実情に合った運営体制の構築をよろしくお願いしたいと思います。
また、どんな施策も親子が利用してこそ生きると思いますので、就労などの理由がない、ちょっと喫茶店でコーヒーを飲みたいとか、ゆっくりしたい、また、とにかく寝たいとか。お父さん、お母さんが罪悪感を感じることなく利用できるように、配慮をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問に入らせていただきます。
次は、学びの多様化学校設置事業でございます。山口県では、初めての公立の学びの多様化学校、開校準備が始まります。まずは、この令和7年度の取組として、施設整備に8,200万円の予算が計上されております。本事業の概要をお示しください。
○教育部長(藤田信夫君)
学びの多様化学校設置事業につきましては、不登校生徒への支援のための学びの多様化学校を令和8年4月に開校するための施設整備を行うもので、現在、関西小学校内にある文洋中学校分教室や、その他の教室を活用いたしまして、新たに学びの多様化学校を整備することとしております。
また、整備に伴いまして、移設・改修が必要となる教育支援教室「かんせい」についても整備をすることとしております。
整備の概要といたしましては、学びの多様化学校として教室を3室、職員室、面談室、くつろぎスペース、プレイルーム整備に伴う内装改修のほか、空調設備の設置、トイレの改修を行います。
教育支援教室「かんせい」の整備につきましては、教室、職員室、面談室、多目的ルーム整備に伴う内装改修のほか、空調設備設置を行うこととしております。
あわせまして、多様化学校及び「かんせい」の運営に必要となるホワイトボードや収納庫などの備品、生徒用の机、椅子などの消耗品を準備することとしております。それらの施設整備に係る予算といたしまして、8,200万円を計上しているところでございます。
○秋月美佐子君
文洋中学校の分教室の施設を拡充されるということで、きれいな教室、またトイレ、くつろぎスペースなど、すてきな環境が準備されると期待いたしております。
それでは、学びの多様化学校に対する教育長の思いをお聞かせください。
○教育長(磯部芳規君)
それでは、教育長の思いをということで答弁させていただきます。
私は「学校は、魅力ある、わくわくする場所でなければならない」という強い思いや願いの下、教育長就任以来、様々な教育改革に取り組ませていただいております。その中でも特に、下関市の最重要課題の一つである不登校対策につきましては、これまでの教育支援教室「かんせい」「あきね」や、少人数で学べる文洋中学校分教室に加えまして、今年度から各学校への校内教育支援教室の設置とともに、「こころのアシスタント」を配置し、身近なところで子供や保護者に寄り添いながら支援できる体制を整えてまいりました。
おかげさまで、その効果が表れ、少しずつではありますが不登校児童生徒数は減少しつつあり、手応えを感じているところでございます。
しかしながら、依然として支援が届いていない児童生徒もおり、このたび、そういった子供たちが安心して学び育つ新たな居場所として、山口県内初となる学びの多様化学校を設置し、学びにつながらない子供ゼロを目指して取組を加速してまいりたいと考えております。
学びの多様化学校は生徒の社会的自立を目指し、現在、関西小学校内に開設している文洋中学校分教室に代えて設置するもので、不登校または不登校の傾向がある中学生を対象として、令和8年4月に開校する予定でございます。生徒数につきましては、きめ細やかな支援をするために、各学年10名程度を募集する予定でございます。
新たに分校型の学びの多様化学校となることで、授業時数の削減や新たな教科の創設など、不登校生徒の実態に沿った柔軟な授業等が可能となるとともに、教員数が増え、今まで以上に主体的で柔軟な学校運営が行えることとなります。
特色ある取組としては、生徒の希望に応じて、学び直しやより進んだ個別学習ができる選べる学習時間を設けるとともに、現在、分教室で実証研究しているカヌー体験や、遠足などの子供たちの自信につながる体験活動を行うなど、これまでの学校ではできなかった特別の教育課程が編成できる学びの多様化学校の強みを生かした教育活動に取り組みたいと考えています。
様々な学習や体験活動を通して、学力でなくコミュニケーション能力を高め、中学校卒業時には生徒一人一人が自信を持って、自分の進路を切り開くことができるよう支援してまいりたいと考えます。
学びの多様化学校は、まだ全国でも三十数校しかなく、一からの学校づくりとなりますが、教員だけでなく子供たち自身の手で魅力ある学校を創造させ、それを大人が支えることで、子供たちの社会的自立が図られるものだと考えております。
子供は様々な成長の仕方をします。つまずきながら自分の可能性を信じて挑戦し、その子なりに乗り越えながら成長していくと思いますが、真ん中にいる子供から見える景色を常に思い描きながら、この新たな学びの場が、様々な理由で学校に行きたくても行けない生徒一人一人の思いや願いが大切にされ、優しくて、暖かくて、おおらかな雰囲気の中、生徒が安心して集い、学べる居場所、わくわくする学校、居場所になることを目指し、開校に向けて全力で取り組みたいと考えております。
○秋月美佐子君
教育長の何か、覚悟とも取れるような熱い思いを語っていただきました。ありがとうございます。教育長のお話にもございましたように、施設整備以上に大切なのが生徒とどのように向き合い、日々どのように過ごす学校にしていくか、そしてどんな学校にしていくかということだと思います。
ある不登校の生徒の言葉があるのですが、「あそこにはやらなきゃいけないことと、やっちゃいけないことしかない」、あそことは学校のことです。不登校の生徒の言葉なのですが、やはり今本当、教育長がおっしゃったように、生徒がやりたいことがある学校、そこがやはり学びの多様化学校の特色ではないでしょうか。
生徒はそれぞれ、環境や心の状態も異なります。一人一人に寄り添う教員の先生方の大変さ、本当、私が申し上げるのもおこがましいのですけれども、教員、教師の先生方たちの現場の御苦労は本当に大変だと思いますし、でも、この先生方の心の準備というのですか。そこも肝腎なような気がいたします。
これは参考までにですが、こちらは2006年、これは小学校ですけれど、2006年の開校から9年間、不登校ゼロ、多分御存じと思うのですが、大阪市立大空小学校でございます。みんなの学校というドキュメンタリー映画にもなった小学校で、初代校長の木村泰子先生がおっしゃっているのですが、先生は校則、マニュアルなどはつくらずに教員も含めて、自分がされて嫌なことを人にしない、言わない。この約束事だけで運営をされたそうです。
また、今日はタブレットに用意していませんけれども、不登校特例校、2007年から開校している学校法人東京シューレ葛飾中学校がございます。ここは120名の私立の中学校ですが、奥地学園長が目指されているのは、今本当に教育長がおっしゃったように、「子どもが創る、子どもと創る」の理念の下に、子供の意思を尊重する学園をつくられています。その子供の意思を尊重して、自己決定を大事にしているのですけれども、それに伴う責任も学ばせることで、学校全体のことは、子供と保護者、そして特出すべきが、ここでは先生のことを先生と言ってなく「スタッフ」と呼んでいるそうなのですけれど、この3名が学校運営会議などでしっかり協議しながら、いろいろ進めていらっしゃるそうなのです。
ここで、私がすごいなと思ったのは、中学生ですから、やはり保護者の方も心配するのが、その後の進路というところが、社会につながっていく最後のきっかけ、大切なところがこの中学校なのだろうと思うのですが、この東京シューレ葛飾中学校は120名ではあるのですが、自分に合ったペースで伸び伸びと学んだ卒業生の80%から90%が高校進学を果たしているのです。ここがすごく私にとっては魅力だなと、子供たちにつくらせるのは、ただ子供たちが好むだけの、言葉は悪いのですけれど、甘やかしの場ではなく、しっかり目的意識とやる気、やりがいというものを起こしていただける。そしてその中で、進学を目指すほどのエネルギーが培われる。そういう学びの多様化学校にしていただけたら、もうこれは本当に保護者の方が望まれていることだと思います。本当に言葉に言うのは簡単と思うのですけれど、本当に期待しております。公立の学びの多様化学校がこの下関にできるということで、本当に期待しております。
聞き取りの時に県教委から増員されて、6名の先生が来られて、また教頭先生も配置されるということで、力の入れ具合が想像できるのですけれど、どうか教育長の熱い思いを先生方ともしっかり共有していただいて、ぜひ生徒も保護者も教員の先生も笑顔になれる学びの多様化学校を築いていただきたいと思います。
それで、できればその先なのですけれど、気が早いのですが、旧4町の生徒が、今通えるところがないのです。居場所がないのです。ぜひ、その先、できれば学びの多様化学校を、菊川分校とかつくっていただけたらと思います。これは私の要望でございますが、よろしくお願いいたしまして、この質問を終わらせていただきます。
それでは、最後の質問に入ります。学校司書の配置についてでございます。
学校司書の配置についてですが、令和4年度から司書が20名に増員され、倍増されました。学校全体に、全校に配置されてからの成果をお示しいただきたいと思います。具体例などもありましたらよろしくお願いいたします。
○教育長(磯部芳規君)
令和4年度より学校司書を20名に増員したことで、全ての学校に学校司書が配置され、どの学校でも学校司書が専門性を生かした学校図書館運営の充実が図られているところでございます。具体的には、これまで教員だけでは十分に行うことができなかった時季に合わせた本の展示や、書架の整理等が全ての学校でできるようになりました。
また、教員からは、授業に必要な図書資料を準備してもらって助かっているといった声も多く挙がっております。
そのほか、来館者数や貸出冊数、授業での図書館利用が増加するなど、行きたくなる学校図書館として、活用が着実に進んでいると評価しているところでございます。
○秋月美佐子君
現場の図書の貸出しとか、いろいろ進んでいることを聞いてうれしく思います。片や、ちょっと一部だと思うのですけども、課題もあると思うのです。
〔説明資料を議場内ディスプレーに表示〕
○秋月美佐子君
これは小学校のタブレットの写真なのですけど、これはある司書さんから提供された写真なのです。小学校の備品室に破れた書籍が図書室から移動されたままになって、このように置かれた状態だということの御報告がございました。
これは捨てることもちょっと何か、達成率の関係で捨てることもできないまま置かれているそうなのですが。これは学校によって違うと思うのですけども、どうしても優先順位が図書ではなく、備品の購入に予算が充てられているところがあるということですが、司書さんの希望から言うと、新書購入の予算を備品の項目の中にではなく、別に確保してほしいという御要望がございます。この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○教育長(磯部芳規君)
学校図書館用の図書の購入を含む消耗品や修繕料の予算につきましては、各学校の裁量で執行しているところでございます。このため緊急性に応じて、消耗品や修繕料に予算が充てられることで、図書を購入する予算が不足する現状がございます。ですが、各学校の状況を把握した上、調整を行い、学校図書館用図書の購入に限定した配分や、書架や読書スペースの確保等、読書環境の整備について、問題点や課題解決策を検証するなど、計画的な整備に向けて方向性を整理しているところでございます。
なお、令和7年度に予算計上しています小学校費、中学校費の教育振興費の学校図書館用の図書購入に係る需用費において、図書購入のための予算執行額は、前年度より約120万円増額となるように見込んでおります。増額分を学校用図書館、学校図書館用図書購入予算については、児童生徒数に応じて各学校へ配分することとしておりますが、引き続き、子供の読書活動が充実するよう計画的な図書整備について努めてまいりたいと考えております。
○秋月美佐子君
それでは、今読書活動のさらなる充実への取組についてお示しください。
○教育長(磯部芳規君)
教育委員会では、読書が好きな子供の育成に向け取り組んでまいりましたが、今後も読書活動のさらなる充実を目指して、多くの学校で取り入れられている選書会や読書に関する行事の企画、運営に子供が参画できる機会を増やすなど、子供の視点に立って読書に親しむことができる、読書が好きになる取組を進めてまいりたいと考えております。
また、ブックトークや読み聞かせ等、子供が本の魅力を感じ、読書意欲が向上するような取組について学んだり、来館者数の増加につながった好事例を共有したりすることができるよう、学校司書や担当教員を対象とした研修会を開催するなど、読書が好きになる子供の育成を目指し、読書活動充実に向けた取組を推進してまいりたいと考えます。
○秋月美佐子君
私の妹の話なのですけれども、彼女は幼少の頃から本当に読書が好きな人で、図書室もよく利用していました。友達からどんな本を借りても必ず貸出カードに妹の名前があると言われたほどでございます。妹が小学生のときに出会った一書が、彼女の人生の師匠と尊敬する方の一書と出会って、その1冊の本がその後の妹の人生に大きな影響を与えています。
活字離れと言われるデジタル社会だからこそ、学校図書の充実をよろしくお願いいたしまして、私の個人質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
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